ゲーリーヤマモトのワームは、実釣力はもちろん、豊富なカラーラインナップも魅力の一つ。
しかしながら、豊富が故に、カラー選びに迷うこともしばしば。
本記事では、関東の野池・河川をメインにオカッパリで釣り歩き、ゲーリーワームでそこそこの数を釣ってきた筆者が、水質ごとに釣れたワームカラーの実績や実例をご紹介します。
*筆者のメインフィールドは濁っていることが多く、マッディウォーターの情報量が多めとなりますので、ご了承いただければ幸いです。また、ワームカラーの番号と名称は、ゲーリーヤマモト公式サイトの情報をもとにしています。
水質の種類(濁りの強さ)

本記事では、水質・濁りの強さを勝手に4種類に分類します。
No. | 水質/濁りの強さ | 説明 |
1 | クリアで濁りなし | 水深1.5m前後まで確認できるレベル |
2 | 多少の濁りや色あり | シャローの見えバスが確認できるレベル |
3 | 濁りがやや強め | 水面の魚なら確認できるレベル |
4 | どちゃ濁り | 雨の後などの非常に強い濁り |
以下、水質ごとに有効だったワームカラーを見てみましょう。
水質1:濁りなし(クリア)

ウォーターメロンペッパー

カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
194J | ウォーターメロンペッパー | 4インチカットテール |
筆者が唯一、クリアウォーターと呼べるくらい澄んだ水で釣ったのが、ウォーターメロンペッパーでした。

とある川にて、ノーシンカーワッキーで釣りました。
しかしながら、ベビーサイズだったので、これからもっと実績を重ねて有益な情報を追記できるようにします。
水質2:多少の濁りや色あり(ステイン)

ウォーターメロン系

カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
042J | ウォーターメロン(ソリッド) | 3.5インチカットテール 4インチカットテール 2インチヤマセンコー |
194J | ウォーターメロンペッパー | 4インチカットテール 4インチグラブ |
バス釣りにハマりだした時期に、4インチカットテールのウォーターメロン系カラーで、けっこうな量を釣ることができました。
ペッパー(ブラックフレーク)の有無は、正直、釣果に差は出ないと思います。
公式サイトで河辺裕和さん(ゲーリーインターナショナル代表)もその点をほのめかしています。
ウィードまわりで効く

特にウィードの多い野池で活躍しました。
3.5インチカットテールをノーシンカーワッキーでフォールさせて、ウィードの下に隠れていたバスが釣れたことをよく覚えています。

レモン(ソリッド)

カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
192 | レモン(ソリッド) | 4インチグラブ |
一時期、同じ川に通って様々なカラーを投げてみたのですが、このレモン色は反応が良かったです。

サイズは伸びませんでしたが、1時間弱で3匹サクっと釣れました。
リグは、スプリットショットリグ。

水質3:濁りやや強め(マッディ)

筆者が一番多く経験しているのがマッディウォーター。
どちゃ濁りとまではいかないものの、常に濁っているフィールドで効いたカラーをご紹介します。
グリーンパンプキン系

いわゆる”グリパン”系は定番カラーの1つで、あらゆる天候や水質で活躍します。
個人的には濁りに強いイメージ。マッディウォーターが主戦場の方にとっては、必須カラー。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
297 | グリーンパンプキン/ブラックフレーク | 4インチカットテール |
357 | ライトグリーンパンプキン/スモールレッドフレーク | イモグラブ40 |
363 | グリーンパンプキン/ブラック&スモールブルーフレーク | 3インチヤマセンコー |
318 | グリーンパンプキン/レッドフレーク | モコリークロー |
上記の通り、けっこう小さいワームを使っていますが、そこそこの濁りの中でもしっかり見えているようですね。
ボトム攻略に

個人的には、ボトムで使うことが多いカラー。
ネコリグ、ネイルリグ、テキサスリグなどで実績あり。
パールホワイト/シルバーフレーク

シルバーフレークがアピール力を強めて、魚に近い色を演出していますね。視認性にも優れているカラー。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
031 | パールホワイト/シルバーフレーク | 4インチグラブ 6.5インチカットテール |
6.5インチカットテールで40アップ

6.5インチカットテールの031は廃盤カラーですが、このカラーで40アップを釣ることができました。
ノーシンカーワッキーで中層をリフト&フォールさせていると喰いました。
チャート/ペッパー(キウイカラー)

チャート系も濁りの定番カラーですね。
ペッパーがあるとなんだかケバケバしいですが、釣れてます。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
156 | チャート/ペッパー(キウイカラー) | 4インチカットテール |
ハイプレッシャー野池で効いた

先行者が多くいた野池にて、開始して数投で釣れたのがこのカラー。
4インチカットテールのネコリグでボトムを攻めました。
真夏でしたが、人が多いのでトップウォーターでは出そうにないと思ってボトムを攻めたところ、釣ることができました。
ホットピンク(バブルガム)

釣れる気がしなかったカラーですが、筆者の経験上、バスからの反応は良いです。
少なくとも濁りの中では効果的。釣り人目線で視認性が高い点もメリットですね。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
229 | ホットピンク(バブルガム) | 5インチカットテール 3インチグラブ |
小さいワームでも目立つカラー

3インチグラブ×ホットピンクはけっこう使う組み合わせ。
小さいけれど視認性が高く、さらに魚からの反応も良いのでオススメの組み合わせです。
シナモン(ソリッド)

ミミズをイメージして投げています。
バスたちがミミズと間違えて食べているかはわかりませんが、結果は残しています。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
241 | シナモン(ソリッド) | 5インチカットテール |
ボトム攻略

とある用水路にて、ネコリグのボトムバンピングで。
5インチカットテールがミミズに見えたのかも?
スモーク/シルバー&ブラックフレーク

ベイトフィッシュっぽいカラーで釣れそうだったので試してみました。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
177 | スモーク/シルバー&ブラックフレーク | フォールシェイカー5.5インチ(Fish Arrow) |
ワッキーで

フィッシュアローから出ているフォールシェイカー5.5インチで。
ノーシンカーワッキーとジグヘッドワッキーで実績あり。
やはりドバミミズ感があるので、ユラユラと漂わせたりフォールさせるのが吉。
パールホワイト/レインボーフレーク&ペッパー

小魚やエビ類をイメージして使ってみました。
クリアウォーターでも効きそうですが、濁りの中でも結果を残してくれました。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
239 | パールホワイト/レインボーフレーク&ペッパー | 6インチカーリーテール |
ネコリグのフォールで

用水路にて、6インチカーリーテールのネコリグで小バスを1匹。
水質4:どちゃ濁り

ただでさえ濁っているフィールドに雨が降るなどして、いつにも増して激しく濁っている水質です。
ダークブラウンブルーギル系

グリパンと似ていますが、光にかざして透かして見てみると、ちゃんと赤茶っぽいブラウン色してます。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
341 | ダークブラウンブルーギル | 6.5インチカットテール 3インチシュリンプ |
341N/100 | ダークブラウンブルーギル/クリアー | 3.5インチハートテール |
小さいエビもしっかり見えてる

特に3インチシュリンプを投げた時は、「この濁りの中で小さいエビをバスは見つけられるのか?」と不安になりながら投げたのですが、ネコリグでちゃんと釣れました。
カフェオレ色の川でも

カフェオレ色の川に6.5インチカットテールをネコリグで投げたところ、ガタイの良いヤツが釣れました。
着底後、2〜3回ボトムでちょんちょんと動かしてすぐにバイトがあったので、やはり濁りに強い色だと感じました。
チャート×ラメ系

マッディウォーターに有効な定番カラーであるチャートに、さらにチャートフレークをちりばめたアピール強めのカラー。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
015 | チャート/チャートフレーク | 4インチグラブ |
169 | チャート/チャート&ライムフレーク | 6インチジャンボグラブ |
リアクション狙いのカラー

11月下旬、寒さが厳しくなり魚の活性と反応が鈍くなっていた時期、用水路にてメタルバイブでリアクションバイトを狙っていたのですが、根掛かりが多いので4インチグラブのジグヘッドリグに。

ジグヘッドといっても、根掛かりが少ないネイルボムを使いました。
その後、すぐにリフト&フォールで釣れました。もしかしたらリアクション的な釣れ方だったのかも。
前日は雨が降っていたため、いつもより濁りが増していたのですが、このカラーはしっかりアピールしてくれたようです。

また、春には産卵管が赤く突出したプリスポーンのメスらしき魚をゲット。
6インチジャンボグラブのライトテキサスリグで、沈んでいた木の枝にワザと当てて、中にいる魚をおびきだすことに成功しました。
ブラック(ソリッド)

ブラックは、夜や濁りの中でもシルエットがくっきり出るので、バスに発見してもらいやすいと言われています。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
020 | ブラック(ソリッド) | 4インチカットテール 6.5インチカットテール 6インチジャンボグラブ |
ジグスピナーでアピール力をアップさせた

最初はジャンボグラブのジグヘッドリグを投げていたのですが、濁りが強すぎてアピール力が足りなかったようでした。
ジグスピナーをつけたところ、元気の良い38cmをゲット。
レッド×ラメ

刺激色であるレッドに、さらにラメが入った超刺激カラー。
カラーNo. | カラー名 | 使用したワーム |
009 | レッド/レッドフレーク | 4インチヤマセンコー |
泥が舞うような濁りの中で

おそらく筆者の経験上、一番の濁りだったと記憶しています。
泥が舞っているような、ドロっと音がしそうな濁りでした。
4インチヤマセンコーは、そこそこボリューム感があるので、サイズに助けられた部分もあると思いますが、それでも2匹連続で良型をゲットすることができました。

2匹とも、オフセットフックを使ったノーシンカーリグで。
1匹目は最初のフォールで。2匹目はトゥイッチでリアクション気味に。
おわりに
ゲーリーヤマモトのワームは本当によく釣れるので、釣りが楽しくなります。どの色がよく釣れるのか迷ってしまいますが、釣れる色を自分で見つけ出すのも楽しみの一つですね。
どの色でも釣れるだろうと思っていたら、あるカラーを使ったところ反応が全くない、という経験もあります。これはこれでけっこう面白いですね。
本記事で紹介したカラーはごく一部ですし、その他にも釣れるカラーはたくさんあるでしょう。少しでも、迷っている方の参考になれば幸いです。
参考記事:ゲーリーワームの記事
ゲーリーヤマモトのワームが好きで、インプレ記事をいくつか書いているので、興味のあるワームがあれば、ぜひご覧ください。