ゲーリーヤマモトの2インチのワームたちは、小バスの数釣りやブルーギルを釣って遊ぶのに最適。
とにかく、釣れるサイズにこだわらず、手軽に経済的に、ワームでルアーフィッシングを楽しみたい人におすすめ。
小型の魚が元気になる初夏〜初秋に使うと面白いでしょう。
本記事では、2インチのグラブ・シュリンプ・ヤマセンコーでバスやブルーギルを釣った筆者が、使用したリグ(仕掛け)とアイテム、使い方、使ってみて感じたことをお伝えします。
2インチのワーム3種 概要
2″グラブ 2”GRUB | 2″シュリンプ 2” Shrimp | 2″ヤマセンコー 2” YAMASENKO | |
サイズ | 2インチ | 2インチ | 2インチ |
入数 | 25 | 10 | 10 |
色数 | 5 | 5 | 26 |
2インチグラブのみ25本の大容量パックとなっています。
カラーに関しては、2インチヤマセンコーが26色を展開しており、需要の高さが感じられますね。
グラブとシュリンプは、それぞれ5色のみ。
価格
ワーム名 | 1パックの価格 |
2インチグラブ | 1,336円(税込) |
2インチシュリンプ | 841円(税込) |
2インチヤマセンコー | 891円(税込) |
上記は、2023年10月2日時点の、筆者が通っている釣具店の価格。
グラブは25本入りなので高めの価格設定。
重さ
ワーム名 | 1つの重さ |
2”グラブ | 約0.9g |
2”シュリンプ | 約0.8g |
2”ヤマセンコー | 約1.5g |
ヤマセンコーだけはノーシンカーでも投げられますが、遠投は難しいです。
グラブとシュリンプは、なんらかのシンカーを使わないとキャストするのが厳しい軽さ。
サイズ感
いずれも、20cm以下の小バスでも一口でイケるサイズ感。
シュリンプとグラブは、ブルーギルでも食べやすいコンパクトさ。
グラブ
定番の4インチと比べると、ボリューム感にかなりの差があります。
3インチを使ったときは、「小さいなあ」と感じましたが、さらに一回り小さいのが2インチ。
かなりのミニサイズですね。
シュリンプ
3インチシュリンプでも、かなり小さめでボリューム感はありませんが、2インチは小エビも小エビ。
実際に小バスが小エビを追いかけているのを見かけますが、その追われている小エビと同等のサイズ感。
ヤマセンコー
3インチは20cm前後のバスがよく釣れるので、数釣りサイズだなと思っていましたが、2インチは更に喰わせのサイズ。
2インチは、3インチより一回りも二回りも小さい印象。15cmくらいのベビーバスでも一口でパクッと喰う瞬間を何回か見ました。
釣果データ
2″グラブ
使用ワーム | 2″グラブ |
使用リグ | スプリットショットリグ ジグヘッドリグ |
釣れた時期 | 9月 10月上旬 |
釣果 | ブルーギル:5匹 ブラックバス:3匹 |
サイズ | ブルーギル:10-15cm程度 ブラックバス :15-20cm程度 |
釣り場タイプ | 小河川(水路) 野池 |
釣り場の水質 | ステイン マッディ |
小型のブラックバスもブルーギルも、かなり良く反応します。
10月上旬、ジグヘッドリグで、10分ちょっとの間にブルーギルが4匹釣れました。
食べやすいサイズなので反応が違いますね。
2″シュリンプ
使用ワーム | 2”シュリンプ |
使用リグ | スプリットショットリグ ジグヘッドリグ |
釣れた時期 | 9月 10月上旬 |
釣果 | ブルーギル:2匹 ブラックバス:2匹 |
サイズ | ブルーギル:10cm前後 ブラックバス :15-20cm程度 |
釣り場タイプ | 野池 |
釣り場の水質 | マッディ |
ブルーギルはスプリットショットリグで。
バスはスプリットショットリグとジグヘッドリグで実績あり。
2″ヤマセンコー
使用ワーム | 2”ヤマセンコー |
使用リグ | ノーシンカーワッキーリグ ノーシンカーリグ(オフセット) スプリットショットリグ |
釣れた時期 | 9月 10月 |
釣果 | ブラックバス:7匹 |
サイズ | ブラックバス :15-25cm程度 |
釣り場タイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | ステイン マッディ |
ヤマセンコーについては、ブラックバスのみ狙っていたので、ブルーギルは釣れていません。
小バスからの反応はかなり良いです。
使用タックル
ロッド | メジャークラフト バスパラ BXST-645L |
リール | シマノ セドナ 2500S |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 6LB |
ロッドは、原付バイク・自転車移動が多いのでテレスコロッド(振り出し竿)。
1.8g〜7gのルアーに対応したLクラス相当のバーサタイルモデルです。
リールは格安の2500番手。
ラインは、初心者が扱いやすいナイロンライン。
6ポンドでもちゃんとブルーギルや小バスのアタリは感じるので問題なし。
万が一、大きめの魚がかかっても6ポンドあると安心です。
ノーシンカーワッキーリグ
- 2″ヤマセンコー
真ん中あたりにマス針をブッ刺した、ノーシンカーワッキーリグ。
これが一番シンプルで簡単。
使用フック・フックサイズ
フック | ハヤブサ フィネスガード ダブルハードガード |
フックサイズ | #4 |
よく使うのは、ガード付きのもの。
少しでも根掛かりを回避したい方におすすめ。
ノーシンカーリグ(オフセット)
- 2″ヤマセンコー
オフセットフックをセットしたノーシンカーリグでも実績あり。
使用フック・フックサイズ
フック | デコイ エスエスフック ワーム19 |
フックサイズ | #2 |
スピニング専用フック。
ライトリグ全般でよく使っていますが、細軸なため小さめのワームとバランス・相性が良くおすすめ。
スプリットショットリグ
- 2″グラブ
- 2″シュリンプ
- 2″ヤマセンコー
2インチのグラブ・シュリンプ・ヤマセンコー全てに対応し、釣りやすい万能リグが、スプリットショットリグ。
好きなフックに好きなワームをセットして、スプリットショット(カミツブシオモリ)をラインに噛ませるだけ。
使用オフセットフック・フックサイズ
- 2″ヤマセンコー
使用オフセットフック | デコイ エスエスフック ワーム19 |
フックサイズ | #2 |
ノーシンカーリグ(オフセットフック)にスプリットショットを噛ませるだけなので、基本的にはノーシンカーと同じアイテムでセッティングします。
使用マス針・フックサイズ
- 2″グラブ
- 2″シュリンプ
グラブとシュリンプはかなり小さいので、マス針のちょん掛けがラク。
フック | Hayabusa DSR132 AERO DOWN SHOT(エアロダウンショット) |
フックサイズ | #6 |
ダウンショットリグ向けのフックですが、問題なし。
幅が小さめのフックなので、ブルーギルでも掛かりやすいです。
使用シンカー・重さ
シンカー(スプリットショット) | ウォーターグレムリン ラウンドスプリットショット |
重さ | 0.5g(735-BB) |
使い捨てタイプですが、安くて大容量。
浅瀬でブルーギルや小バスを狙うなら0.5gでOK。
- 出したいアクション
- 水深
- 風の有無
もちろん、上記のような要素を考慮して、シンカーを重くするのもOK。
ジグヘッドリグ
- 2″グラブ
- 2″シュリンプ
ジグヘッドをワームにセットしたジグヘッドリグ。
やはりフッキング率は抜群で、見えている魚を釣る「サイトフィッシング」で使うと面白いです。
使用ジグヘッド・サイズ・重さ
*ブルーギルを狙うときに使ったものです
ジグヘッド | カルティバ 虫ヘッド |
フックサイズ | #10 |
重さ | 1.0g |
ブルーギルの小さな口とワームのサイズに合わせて、海釣り用の小さなジグヘッドを使いました。
用水路や野池の浅瀬で、足元にいる魚を中層でシェイクさせて誘うときに便利。
飲み込まれやすいサイズなので、喰ったら早めにフッキングしましょう。
実績のあるカラー
2インチグラブ
カラー | 水質 |
514 エメラルドグリーン/スモールレッドフレーク | マッディ |
194 ウォーターメロンペッパー | ステイン |
514のカラーは廃盤のようですが、194ウォーターメロンペッパーは現役(2023年10月上旬時点)。
ウォーターメロンを持っておけばどの水質にも対応するので安心。
2″シュリンプ
カラー | 水質 |
051 ブラック/スモールレッドフレーク | マッディ |
濁りの中でもシルエットがくっきり出るとされるブラック系で実績あり。
2″ヤマセンコー
カラー | 水質 |
042 ウォーターメロン(ソリッド) | ステイン マッディ |
クリア寄りの水質でもマッディでも効くのが、やはりウォーターメロン。
万能カラーは持っておいて損はなし。
ルアーアクション
フォール
- ノーシンカーワッキーリグ
- ノーシンカー(オフセット)
- スプリットショットリグ
- ジグヘッドリグ
ブルーギルや小バスは、喰ったらすぐに速めのスピードで横に走るので、すぐにわかります。
まずは、魚がいそうな場所に放り込んでみましょう。
また、着底したら数秒待ってみましょう。着底後の数秒の間にバイトすることもけっこうあります。
リフト&フォール
- ノーシンカーワッキーリグ
- ノーシンカーリグ(オフセット)
- スプリットショットリグ
- ジグヘッドリグ
あらゆるリグ(仕掛け)で筆者が多様するのが、リフト&フォール。
最初のフォールで喰わなかった場合に、ロッドを上にしゃくってリグを持ち上げ、再びフォールさせます。
これを繰り返していれば、だいたいワームがボトム付近にある時にバイトがあるので、注意して備えましょう。
中層シェイク
- ジグヘッドリグ
足元にいる魚を狙った、タテの動き。
ワームのついたジグヘッドを水中に垂らし、上下にシェイクして誘います。
この方法で、ブルーギルがよく釣れました。
トゥイッチ
- ノーシンカーリグ(オフセットフック)
ヤマセンコーのノーシンカーリグ(オフセットフック)で特におすすめ。
ロッドでチョンと軽めに弾く感じで動かすと、トリッキーな動きを披露します。
ただ巻き(リトリーブ)
- スプリットショットリグ
- ジグヘッドリグ
投げて巻くだけの超シンプルな釣り。
小バスが良く反応してくれます。
2インチで遊んでみて感じたこと
ブルーギル&小バス釣りに最適
特にシュリンプとグラブは、ブルーギルを釣るのに使いやすいです。
ヤマセンコーは、小バスに対しても完全なる喰わせサイズなので、やはりよく釣れますね。
ほぼほぼ、エサ釣りに近い感覚で小魚を釣って遊ぶのにはちょうど良いと感じます。
スプリットショットリグは特にオススメ
- シンカーを使うので軽い2インチでもキャストしやすくなる
- リグる(仕掛けづくり)のが簡単
- キャストして最初のフォールでだいたい釣れちゃう
- リフト&フォールしてればそのうち釣れる
- グラブなら巻いても(ヨコの動き)OK
- マス針でもオフセットフックでもOK
上記のように、けっこう初心者にとってメリットが多め。
特に、シンカー(スプリットショット)が着底したあと、遅れてふわっとナチュラルにワームがフォールしてくるのが、大きなメリット。
バスに比べて動きが遅めのブルーギルが食べやすいし、バスにはプレッシャーを与えません。
プライヤー必須
針もワームも小さいので、飲み込まれないように注意。
注意していても、特にブルーギルだと飲まれやすいので、プライヤーは必須。
2インチのワームはこんな人におすすめ
- ブルーギルを釣ってみたい
- 小バスの数釣りを楽しみたい
- ルアーで魚を釣ってみたい
- 子供や釣り未経験の友人に釣らせてあげたい
- 手軽に経済的にルアーフィッシングを楽しみたい
- サイズにこだわらず魚を釣りたい
とにかく、手軽に確実に1匹を釣りたい人にはおすすめ。
おわりに
ゲーリーヤマモトの2インチのワームたちは、手軽に小魚を釣って遊びたい人におすすめ。
特にスプリットショットリグは、使うワームの種類を選ばないし、フォールさせるだけで釣れることが多く、初心者でも楽しめるでしょう。
タテの動きにもヨコの動きにも対応できるグラブは、やはり万能。どれか一つ選ぶなら、グラブで決まりです。
ブルーギルなら、グラブかシュリンプ、小バスならヤマセンコーでもOK。
スプリットショットリグのアイテム
↑ブルーギルならマス針の#6くらいがおすすめ。
↑2″ヤマセンコーに使うオフセットフックはこちらがオススメ。
↑格安の大容量スプリットショット。0.5gならこれ。