数々の大人気ワームを生み出してきたゲーリーヤマモト。その中でも簡単にバスが釣れると有名なのがヤマセンコーです。
様々なサイズがありますが、3インチはスピニングタックルで扱いやすく、初心者の方におすすめです。
筆者が釣った際の使用リグ(仕掛け)、使い方、使ってみて感じた所感などをご紹介します。
3インチヤマセンコー概要

メーカー/ブランド | ゲーリーヤマモト (Gary YAMAMOTO) |
商品名 | 3インチヤマセンコー (3”YAMASENKO) |
カラー | 31色 |
入数 | 1パック10本入り |
実勢価格
筆者が通っている店舗では、税込841円。Amazonでも同等の価格です。
※これらは、2022年11月19日時点の情報です。
重さ

量ってみたところ、ひとつあたりの重さは約3.7gでした。
サイズ感

上の写真は、ゲーリーヤマモトの4インチグラブとの比較。
ボディは若干スリムながら長さがあります。

手ごろな一口サイズ。20cm程度の小バスでも、パクッと一口で飲み込みます。
フォルム(形状)

非常にシンプルな、スティック状。かといって、ミミズにしては太すぎる感じ。
この、ただの棒で釣れてしまうのが不思議。
釣果データ

使用ワーム | 3インチヤマセンコー |
使用リグ | ノーシンカー(オフセット) ノーシンカーワッキー ネイルリグ |
釣れた時期 | 7月 10月 |
累計釣果 | 4匹 |
釣れた最大サイズ | 約23cm |
平均サイズ | 約20cm |
釣り場のタイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
いずれも、サクっと釣れてくれました。
使用タックル

ロッド1 | メジャークラフト バスパラBXST-645L |
ロッド2 | ダイワ ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール | シマノ セドナ2500S |
ライン | ダイワ BASS Xナイロン 6lb |
ロッドは、いずれもテレスコロッド(振り出し竿)。
自転車・バイク移動が増えてからは、テレスコロッドがメインとなっています。
ワームであれば、ブレイゾンモバイルよりもバスパラの方が、アタリを感じやすいです。

実績のあるカラー

ワームカラー | 釣果 |
363 グリーンパンプキン/ブラック&スモールブルーフレーク | 4 |
カフェオレ色の強めの濁りでもしっかり効いたカラー。
マッディなフィールドで戦うバサーにおすすめのカラーです。

使用リグ
ノーシンカーリグ(オフセットフック)

1匹は、オモリを使用せず、オフセットフックをセットしたノーシンカーリグで釣りました。
3.7gあるので、ノーシンカーでも飛距離は出しやすいです。
ノーシンカーでフォールする際に、ゆらゆらと揺れながら落ちていく動きがバイトを誘います。ゲーリーワームの魅力の一つですね。
オフセットフックのセッティング方法については、こちら(入門者向け)の記事をご覧ください。
使用フックとフックサイズ

筆者はデコイのスピニング専用フック、エスエスフックワーム19(公式サイト)を使いました。
サイズは#1。
推奨ラインは2〜6lbと記載があります。
スピニング専用とあって、細くて使いやすくおすすめのフックです。
ネイルリグ

上記のノーシンカーリグに対し、フックの逆側の頭(お尻側?)にネイルシンカーを埋め込みました。
こうすることでバックスライド仕様になりますが、筆者は単に風が強かったので試しに入れてみただけ。
使用ネイルシンカー

使用したのはスタジオワンハンドレッドのタングステンネイルシンカー、重さは0.8g。
コスパが良いのでおすすめ。

もうひとつは、デコイシンカータイプネイル(公式サイト)。
0.6gを使いました。
こちらは少し太めですが、3インチヤマセンコーはそこそこ太さがあるので問題なし。
ノーシンカーワッキー

こちらはオーソドックスな使い方。
真ん中にマス針をぶっ刺しただけのシンプルなリグ。
使用フックとサイズ
リューギのレギュラーガードタリズマン(公式サイト)を使いました。
サイズは#3。
ガード付きで、ある程度の根掛かり防止にはなります。
使用ワームチューブとサイズ

ワームの身切れを防ぐために、ワームチューブを使用しました。
フックを入れるポイントと出すポイント、両方のポイントでチューブを貫通させてセッティングしました。
使用したのは、ジーニアスプロジェクトのシリコンチューブで、サイズは5m径。

ルアーアクション

リフト&フォール
ノーシンカーリグもネイルリグも、リフト&フォールで釣れました。
ネイルリグの際は、高さのある場所から投げて、「テンポよくストンと垂直に落とし、しゃくり上げる」を繰り返していたところバイトがありました。
フォール&放置
バスのいそうなポイントに放り込み、着底させてから数秒間放置し、ロッドを動かしたところ喰っていました。
小刻みに動かしながらのリフト→フォール

これは、ノーシンカーワッキーの時。
ロッドを上にクイクイクイっと、小刻みにしゃくり上げて、ヤマセンコーがクネクネっとバナナ型に曲がるように動かしながら、リフトさせると、バスが寄ってきました。
そこでアクションを止めると、フォールの最中にパクッと咥え込むのが見えました。
釣れたポイント・レンジ

1匹は水路の岸際。ネイルリグでストン!とボトムに落とした時にバイト。水深は80cm近くあったと思いますが、ボトムで食いましたね。
他の3匹は、幅1.5m程度の用水路でしたので、投げればだいたいバスの近くを通る感じでした。
ノーシンカーワッキーの時は、フォール中の表層〜中層にかけてパクッといきました。他はボトムで。とはいえ、水深は50cm程度の浅い用水路です。
使ってみて感じたこと
- 水に沈めて放置するだけで釣れる
- 20cm程度の小バスでも一口でパックリ(食うとこ見えた)
- ノーシンカーワッキーではクネクネ動いて誘える
- そこそこの重さでノーシンカーでも飛距離を出しやすい
- スピニングで扱いやすく小型が釣れるので初心者にもおすすめ
総じて言えることは、よく釣れて難しい操作もいらないので、初心者におすすめしたい、ということです。
ハゼっぽさ?

単なる棒のような形で、魚でもエビでもない形なのに、釣れてしまうのが、ずっと不思議でした。
しかしある日、ヤマセンコーをボトムで少し跳ねさせて、またボトムに付ける時の動きが、ダボハゼ君がボトムで少し浮いてまたボトムに戻る動きに似てることに気づいたんですよね。
で、筆者が釣った用水路は、中学時代にハゼを釣った水域の一部だったので、ハゼだと思って食ってくるパターンもあるのかも?と思いました。
ダボハゼパターン?
おわりに
3インチヤマセンコーは、高度なテクニックを必要とせず初心者でも釣りやすいワームだと思います。
スピニングで投げられるので、初めてのワームにもおすすめ。
まずはバスのいそうなポイントに放り込んでみましょう。
イモグラブ40もスピニングで扱いやすい餌レベルのワームです。
