数々の大人気ワームを生み出してきたゲーリーヤマモト。その中でも簡単にバスが釣れると有名なのがヤマセンコーです。
様々なサイズがありますが、3インチはスピニングタックルで扱いやすく、初心者の方におすすめ。
本記事では、3″ヤマセンコーでバスを釣った筆者が、釣った際の使用リグ(仕掛け)と必要なアイテム、使い方、使ってみて感じた所感などをご紹介します。
3インチヤマセンコー 概要

ブランド | ゲーリーヤマモト Gary YAMAMOTO |
商品名 | 3インチヤマセンコー 3”YAMASENKO |
カラー | 31色 |
入数 | 1パック10本入り |
価格
2023年10月5日時点、筆者が通っている釣具店では、1パックあたり税込990円。
重さ

約3.7g
ノーシンカーでも、そこそこの飛距離は出せるウェイトです。
サイズ感

上の写真は、ゲーリーヤマモト4インチグラブとの比較。
ボディは若干スリムながら長さがあるので、全体のボリューム感はそこそこあります。

手ごろな一口サイズ。
20cm程度の小バスでも、パクッと一口で飲み込みます。
フォルム(形状)

非常にシンプルな、スティック状。
ドバミミズにしては太すぎる感じ。
この、ただの棒で釣れてしまうのが不思議。
釣果データ

使用ワーム | 3インチヤマセンコー |
使用リグ | ノーシンカー(オフセット) ノーシンカーワッキー ネイルリグ スプリットショットリグ |
釣れた時期 | 7月 10月 |
累計釣果 | 6匹 |
釣れた最大サイズ | 約23cm |
平均サイズ | 約20cm |
釣り場のタイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
いずれも、サクっと釣れてくれました。
なかなかサイズは出ませんが、魚からの反応はかなり良いです。
使用タックル

ロッド1 | メジャークラフト バスパラBXST-645L |
ロッド2 | ダイワ ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール | シマノ セドナ2500S |
ライン | ダイワ BASS Xナイロン 6lb |
ロッドは、バイク・自転車移動が多いので、いずれもテレスコロッド(振り出し竿)。
1.8g〜7gのルアーに対応した、Lクラス相当のバーサタイルモデル。
ワームを投げるのであれば、ブレイゾンモバイルよりもバスパラの方が柔らかく、アタリを感じやすいです。

実績のあるカラー

ワームカラー | 釣果 | 水質 |
363 グリーンパンプキン/ブラック&スモールブルーフレーク | 6 | マッディ |
マッディなフィールドで戦うバサーにおすすめのカラーです。

ノーシンカーリグ(オフセットフック)

オモリを使用せず、オフセットフックをセットしたノーシンカーリグ。
3.7gあるので、ノーシンカーでも飛距離は出しやすいです。
ノーシンカーでフォールする際に、ゆらゆらと揺れながら落ちていく動きがバイトを誘います。ゲーリーワームの魅力の一つですね。
これからオフセットフックのセッティングを覚える方は、下記の記事をご覧ください。

使用フックとフックサイズ

フック | デコイ エスエスフック ワーム19 |
フックサイズ | #1 |
筆者がライトリグ全般で使っているフック。
推奨ラインは2〜6lbと記載があります。
スピニング専用とあって、細軸で使いやすくおすすめ。
ネイルリグ

上記のノーシンカーリグに対し、フックの逆側の頭(お尻側?)にネイルシンカーを埋め込みました。
こうすることでバックスライド仕様になりますが、筆者は単に風が強かったので試しに入れてみただけ。
使用ネイルシンカー

ネイルシンカー | スタジオワンハンドレッド タングステンネイルシンカー |
重さ | 0.8g |
シンプルに価格で選びました。コスパが良いのでおすすめ。
ノーシンカーワッキー

真ん中にマス針をぶっ刺しただけのシンプルなリグ。
やはり、ラインテンションをかけず、フリーフォールでゆらゆらと沈めるのが良いですね。
使用フックとサイズ
フック | リューギ レギュラーガードタリズマン |
フックサイズ | #3 |
ガード付きなので、ある程度の根掛かりは回避可能。
使用ワームチューブとサイズ

チューブ | ジーニアスプロジェクト オリジナルシリコンチューブ |
サイズ | 5mm径 |
ワームの身切れを防ぐために、ワームチューブを使用しました。
フックを入れるポイントと出すポイント、両方のポイントでチューブを貫通させるセッティング。

スプリットショットリグ

フックにセットしたワームの数十センチ上のラインに、スプリットショットと呼ばれるオモリを噛ませたリグ。

使用フック
フック | スミス GYオフセットフック |
サイズ | #1 |
ゲーリーワームには、スミスから出ているGYオフセットフックを使うことも多いです。
使用シンカー・重さ
シンカー | プロズファクトリー ラバースプリットショット |
重さ | 1g |
通称:ラバ玉くん
ルアーアクション

フォール&放置
バスのいそうなポイントに放り込むだけ。ヤマセンコーに限らずですが、この最初のフォールで釣れることが非常に多いです。
着底させたら、数秒放置してみましょう。このタイミングで喰うこともあります。
リフト&フォール

リフト&フォールは、どんなリグでも使えるシンプルなアクション。
最初のフォールで反応がなかったら、ロッドでリグをしゃくり上げて、再びフォールさせます。
繰り返しているうちに、バイトがあるでしょう。
ネイルリグは、高さのある場所から投げて、「テンポよくストンと垂直に落とし、しゃくり上げる」を繰り返していたところバイトがありました。
小刻みに動かしながらのリフト→フォール

これは、ノーシンカーワッキーの時。
ロッドを上にクイクイクイっと、小刻みにしゃくり上げて、ヤマセンコーがクネクネっとバナナ型に曲がるように動かしながら、リフトさせると、バスが寄ってきました。
そこでアクションを止めると、フォールの最中にパクッと咥え込むのが見えました。
使ってみて感じたこと
- 水に沈めて放置するだけで釣れる
- 20cm程度の小バスでも一口でパックリ(食うとこ見えた)
- ノーシンカーワッキーではクネクネ動いて誘える
- そこそこの重さでノーシンカーでも飛距離を出しやすい
- スピニングで扱いやすく小型が釣れるので初心者にもおすすめ
極端な話、フックのセッティングさえできれば、誰でも釣れちゃうワームです。
ハゼっぽさが釣れる要因?

単なる棒のような形で、魚でもエビでもない形なのに、釣れてしまうのが、ずっと不思議でした。
しかしある日、ヤマセンコーをボトムで少し跳ねさせて、またボトムに付ける時の動きが、ダボハゼ君がボトムで少し浮いてまたボトムに戻る動きに似てることに気づいたんですよね。
で、筆者が釣った用水路は、中学時代にハゼを釣った水域の一部だったので、ハゼだと思って食ってくるパターンもあるのかも?と思いました。
ダボハゼパターン?
おわりに
3インチヤマセンコーは、高度なテクニックを必要とせず初心者でも釣りやすいワーム。
スピニングで投げやすく、初めてのワームにもおすすめです。
まずはバスのいそうなポイントに放り込んでみましょう。
参考記事
良型を狙うなら4インチヤマセンコーがおすすめ
