ゲーリーヤマモトの「カーリーテールワーム」。
令和ではあまり見かけない気がしていますが、使ってみるとけっこう万能なワームです。
関東でのオカッパリ釣行でバスを釣ってみましたので、所感、おすすめの使い方・釣り方をご紹介します。
6インチカーリーテールワーム概要

基本情報
メーカー/ブランド | ゲーリーヤマモト Gary YAMAMOTO |
商品名 | 6インチカーリーテールワーム (6”ワーム) |
サイズ | 6インチ |
入数 | 10 |
カラー展開 | 2色 |
実勢価格
1パックあたり税込800円前後です。
フォルム・形状

ストレートワームの細長いボディに、グラブと同じくテールが付いています。
このテール部分を切り落としたのが、大人気のカットテールワームですね。
サイズ感

上の写真は、上から6インチカーリテール、5インチカットテール、4インチカットテール。
6インチと聞くと大きく感じますが、テール部分が丸まっているため、実際のシルエットとしては4インチや5インチのカットテールに近いです。
ボディの太さは4インチカットテールより太く、5インチカットテールと同じくらい。
重さ

一つあたりの重さは約4g。カットテールと比較すると下記の通り。
6インチカーリーテールワーム | 約4g |
5インチカットテールワーム | 約4.6g |
4インチカットテールワーム | 約3g |
使い方・釣り方



釣果データ
日にち | 時間 | 天気 | 風 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類(規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ルアーカラー | リグ | アクション |
2021/10/31 | 16:31 | 小雨 | 無 | データなし | 16℃ | 約15cm | 河川H(小) | 濁っている | 用水路 | 50-60cm | 239 パールホワイト/レインボーフレーク&ペッパー | ネコリグ/0.45gネイルシンカー/#4ガード付きマスバリ | フォール |
2022/8/16 | 18:34 | 晴 | 弱 | 2〜3m | 28.4℃ | 34cm | 河川H(小) | かなり濁っている | 斜め護岸沿い | 50-60cm | 239 パールホワイト/レインボーフレーク&ペッパー | ジグヘッドリグ(#2/モノガード/1.8g) | ただ巻き(普通の速度) |
2022/8/17 | 16:27 | 曇 | 弱 | 4m | 27.8℃ | 約15cm | 河川A(小) | 濁っている | 護岸沿い | 1m | 239 パールホワイト/レインボーフレーク&ペッパー | ジグヘッドリグ(#2/モノガード/1.8g) | ただ巻き(普通の速度) |
2022/8/18 | 19:00 | 晴 | 弱 | 1m | 26.2℃ | 28cm | 河川H(小) | 濁っている | 斜め護岸沿い | 1m | 239 パールホワイト/レインボーフレーク&ペッパー | ジグヘッドリグ(#2/モノガード/1.8g) | ただ巻き(やや速め) |
ネコリグとジグヘッドリグで実績があります。15cm程度の豆からそこそこの良型まで。
使用タックル

ロッド1 | メジャークラフト バスパラ BXST-645L |
ロッド2 | ダイワ ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール | シマノ セドナ 2500S |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 6lb |
安い入門機種です。ロッドは、原付バイク・自転車移動なのでテレスコロッド(振り出し竿)。
使用リグ
ネコリグ

ワームの頭にネイルシンカーを埋め込んでマスバリをさした「ネコリグ」で1匹釣りました。(ネコリグの詳細記事はこちらから)
フックを刺す位置

筆者は「だいたい真ん中らへん」です。
一度、浅瀬でアクションを確認して、自身の気に入ったアクションになるよう調整すると良いでしょう。
使用フックとサイズ

筆者が使用しているのは、ハヤブサの「フィネスガード ダブルハードガード」。
サイズは#4です。
使用ネイルシンカーと重さ

重さは、0.45gを使いました。
スタジオワンハンドレッドのネイルシンカーは、値段と入数を他社製品と比べた結果、安かったのでコスパ重視の方にはおすすめ。
ジグヘッドリグ

2匹目は、ジグヘッドリグで。
使用フック

ケイテックのモノガードラウンドジグヘッドを使用。
サイズは#2。重さは1/16oz(1.8g)。
太めのガードが一本付いており、ある程度の根がかりは回避できます。フッキング率はガード無しとほぼ変わらない感覚。
ただ、バイトの時に針先までしっかり飲み込んでいなかったようで、眉間のあたりに外がかりで釣れました。長さがあるワームなので、後ろの方からバイトするとこうなるのかも・・・。
フックサイズを#1や#1/0に上げてみるのもアリかもしれません。
参考記事
これからジグヘッドリグを試そうとしている方は、下記をぜひご覧ください。
ライトテキサス

まだ釣れてはいませんが、ライトテキサスリグでも使いやすかったです。特に、根掛かりの多いフィールドでは活躍してくれるでしょう。
テールがテロテロと動いてくれるので、ただ巻きで、横の動きでも誘えるのは大きな魅力です。
ルアーアクション

ネコリグ
水底の餌をついばむ小魚や甲殻類をイメージして、ネコリグでボトムをチョンチョンと動かしました。
ただ、釣れた時はフォールさせて着底と同時くらいのタイミングで食っていました。
ジグヘッドリグ
シンプルにスイミングで。
巻く速度は、普通。速巻きでもなく、遅まきでもなく。
実績のあるカラー

カラー | 釣果 |
239 パールホワイト/レインボーフレーク&ペッパー | 4匹 |
ベイトフィッシュっぽいカラーですね。ブルーギルやモエビなどに近い感じ。
使用したフィールド

エリア | 関東地方の田園地帯 |
釣り場タイプ | 河川(水路) |
規模 | 小 |
水質 | 時期によるが基本的に濁っている (カフェオレのような強い濁り多し) |
水深 | 最も深い場所で推定1〜1.5m |
特徴 | 変化に乏しいが多少のオーバーハングあり |
主なベイト | ブルーギル、タモロコ、クチボソ、 虫、カエル、他 |
プレッシャー | 低め |
田園地帯でよく見かける水路。大河川の本流と繋がっており、ベイトフィッシュは豊富。
上記の他にもう一ヶ所、似たような条件の水路でも釣れました。
釣れたポイント・レンジ

1匹目は、水路からさらに分岐した用水路で釣りました。そもそも水深があまり無かったのですが、ボトム付近でバイトしたと記憶しています。
2〜4匹目は、斜め護岸沿い or 護岸沿い。
際にそって巻いているとバイトがありました。水深10〜20cm程度のレンジです。
使ってみて感じたこと
4インチグラブを使った時と似た感想を得たのですが、これはかなり万能なワームだと思います。理由は下記の通り。
軽い

6インチですが、重さは約4gと軽量。扱いやすいです。
初心者がスピニングタックルで投げるのに持ってこいの投げやすさ。4インチカットテールに近い感覚で操れます。
アピール力は強め

軽量ながら、動いている時は、テールが伸びてヒラヒラ?テロテロ?と6インチの長さでアピールしてくれます。
様々なリグに対応

筆者が釣ったジグヘッドリグ、ネコリグ、テキサスリグ、ノーシンカーリグの他、幅広いリグに対応します。
タテとヨコの動きに対応

筆者がフォールとスイミングで釣ったように、タテの動きで誘えるのはもちろん、ただ巻きで泳がせてヨコの動きでも誘えます。
ウィードやストラクチャーまわりでも使える

障害物や根掛かりが多いフィールドでは、オフセットフックを使ったテキサスリグやノーシンカーリグで使えます。
おわりに
大人気のカットテールワームの影に隠れて、あまり見かけないカーリーテールワームですが、使ってみるとその万能性を感じることができるでしょう。
4インチグラブ同様、多くのリグに対応した使い勝手の良いワームです。
個人的には、ストレートワームとグラブのいいとこ取りの素晴らしいアイテムだと思います。
テールをカットする前のカーリーテールワーム、ぜひ一度お試しください。
参考記事
ジャッカルのフリックカーリー4.8なら、よりナチュラルなアクションで誘えます。