ゲーリーヤマモトの「5インチカットテール」と「5-3/4インチカットテール」は、スピニングタックルでアピール力を重視したい場面で使えます。
使ってみて判明したのは、定番の4インチと同様に「よく釣れる」という事実。
本記事では、5インチ&5.75インチカットテールでバスを釣っている筆者が、タックルセッティング、使用リグとアイテム、使い方、使ってみた所感をご紹介します。
5″&5-3/4″カットテールワーム概要

基本情報
ブランド | ゲーリーヤマモト Gary YAMAMOTO | ゲーリーヤマモト Gary YAMAMOTO |
商品名 | 5”カットテールワーム 5″ KUT TAIL WORM | 5-3/4″カットテールワーム 5-3/4″ KUT TAIL WORM |
サイズ | 5インチ | 5.75インチ |
入数 | 10 | 10 |
カラー数 | 29 | 12 |
重さ

サイズ | 重さ |
5インチ | 約4.6g |
5-3/4インチ | 約7g |
5インチは、軽めのシンカーと合わせても、スピニングで扱いやすい重さ。
5-3/4インチは、重めのシンカーを使うならベイトタックルの方良さそうな重さ。
サイズ感

サイズ | 重さ |
5-3/4インチ | 約7g |
5インチ | 約4.6g |
4インチ | 約3g |
人気の4インチと比較してみました。
5インチでも、意外と4インチとの差が目立ちます。

長さに比例して、ボディの太さもアップしています。

5-3/4インチともなると、かなりのボリューム感。
釣果データ
使用ワーム | 5インチカットテールワーム 5-3/4インチカットテールワーム |
使用リグ | 5インチ:ネコリグ 5-3/4インチ:ノーシンカーワッキーリグ |
釣れた時期 | 8月 9月 10月 11月上旬 |
累計釣果 | 5インチ:4匹 5-3/4インチ:7匹 |
最大サイズ | 5インチ:26cm 5-3/4インチ:23cm |
平均サイズ | 5インチ:約20cm 5-3/4インチ:約19cm |
釣り場タイプ | 野池 小河川(水路) |
釣り場の水質 | ステイン マッディ |
5-3/4インチは、小バスが元気な8月と9月に使ったので、釣れている平均サイズがかなり小さめに。
なんだか、4インチカットテールと釣れているサイズがあまり変わらない気がしてます。


使用タックル

5インチ | 5-3/4インチ | |
ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル646TLS | ダイワ ブレイゾンモバイル646TLS |
リール | シマノ セドナ2500S | ダイワ レガリスLT-3000CXH |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン6lb | ダイワ BASS X ナイロン12lb |
5-3/4インチについては、3000番のリールに太めのラインをセット。
ワームのサイズと重さを考えた時に、細めのラインだと少しバランス悪い感じがしたのと、大きめの魚が掛かると想定して備えています。
ベイトタックルだとフリーフォールさせづらいので、真骨頂のノーシンカーワッキーのフォールをさせるなら、やはりスピニングタックルが良いですね。
ロッドは、共通のテレスコロッド(振り出し竿)を使用。

ネコリグ

5インチについては、ワームの頭にネイルシンカーを埋め込んでマス針を刺したネコリグで釣りました。
これからネコリグを覚えたい方は、下記の記事をご覧ください。

フックを刺す位置

5インチは、真ん中より少し頭寄りにさしています。
使用フックとフックサイズ

5インチカットテールは、基本的には4インチカットテールの時と同様のアイテムを使用。
筆者は、ハヤブサのガード付きマス針、フィネスガードを使うことが多いです。
フックサイズは#4が基本。
使用ネイルシンカーと重さ
使用ネイルシンカー

スタジオワンハンドレッドのタングステンネイルシンカーを使用。
スリムなので細身のカットテールに差し込みやすく、コスパも良いのでおすすめです。
ネイルシンカーの重さ

今まで5インチカットテールに使用して釣れたのは、0.3g、0.45g、0.8g。
フィールドの水深、風、出したいアクション、どんなテンポで探りたいか等で、変えてみると良いでしょう。
ノーシンカーワッキー

5-3/4インチは、ノーシンカーワッキーで実績があります。
フックを刺す位置

ハチマキと呼ばれる部分の真ん中あたりか、やや頭寄りの位置に刺しています。
水中で水平姿勢が保たれればOK。
使用フックとフックサイズ
フック | バリバス モスキートヘビーガード |
フックサイズ | #1/0 |
5-3/4インチは、けっこうボディが太めで全体的にボリューム感があるので、大きめのマス針を使っています。
根掛かりしにくいヘビーガードモデルの#1/0。
ワームチューブとサイズ

ワームチューブ | ジーニアスプロジェクト シリコンチューブ |
サイズ | 6mm(5-3/4インチカットテール) |
今やゲーリーヤマモトのワームは高級ワーム。
ワッキーリグの場合、持ちを良くするために、ワームチューブを使うことが多いです。
上の写真の通り、横刺しでチューブを貫通させています。
ジーニアスプロジェクトのシリコンチューブは、伸縮性に優れていながら強度もよく、オススメ。

実績のあるカラー

カラー | 釣果 | 水質 |
229 ホットピンク(バブルガム) | 2匹 | マッディ |
241 シナモン(ソリッド) | 2匹 | マッディ |
297 グリーンパンプキン/ブラックフレーク | 4匹 | マッディ |
031 パールホワイト/シルバーフレーク | 3匹 | ステイン マッディ |
ホットピンクは、濁った水の中で目立ちやすく、釣り人からの視認性も高くおすすめ。
シナモンは、ミミズっぽいカラーだと思い使ってみましたが、こちらも濁りの中で有効でした。
パールホワイトは、かなりベイトフィッシュっぽいカラーで、ステインでも反応良いです。
グリパンは、濁りの鉄板カラーですね。
ルアーアクション(動かし方)
ネコリグ

基本的には、ボトムでちょんちょん動かし、時にボトムバンピングさせるような感じです。
水底の餌をついばむ小魚や甲殻類をイメージして動かしながら、ゆっくりラインを巻き取っていきました。
また、シェイクを混ぜたリフト&フォールでも釣れました。
ノーシンカーワッキー
- フリーフォール
- リフト&フォール
カットテールが一番活きるのが、やはり真骨頂とも言えるフォール。
ラインテンションをかけずに、フリーで沈める「フリーフォール」が鉄板のアクション。
ゆらゆらと、生命を吹き込まれたような艶かしい動きで沈んでいきます。
キャストして、最初のフリーフォールで勝負が決まることがほとんど。
反応がなければ、そのままリフト&フォールに移行です。
使ってみて感じたこと
魚からの反応もアップ

ワームのサイズアップに伴いアピール力も上がるので、魚からの反応も確実に増加。
特に5-3/4インチともなると、かなりのボリューム感があるので、着水するとすぐに反応しますね。
小さいバスだと口に全部入らないことが多くフッキングしても乗らないだけで、「魚からの反応の良さ」という意味では、4インチより良いと感じます。
強めの濁りに効く

雨の影響などで濁りがキツめであれば、5-3/4インチを使いましょう。
リフト&フォールしていれば、どこからともなく、バスが現れて喰ってきます。
5-3/4インチでも、20cmクラスがガンガン喰ってくるので、数釣りで遊びたい方も心配無用。
4インチとの使い分け

- 少しでもアピール力・存在感を出してバスに反応してもらいたい
- 少しでも大きいバスにバイトしてもらいたい
- もう少し飛距離を出したい
- 濁りがキツい
筆者は上記のような場合に5インチや5-3/4インチを使っています。
濁りが強まった時などは、4インチより5インチか5-3/4インチでしょう。
とはいえ15cmのバスも喰ってくる

少しでも大きい魚を!と意気込んで投げるのですが、5-3/4インチに15cmクラスのコバスが果敢にバイトしてきます。
ただ、15cmクラスだと、一度にワーム全体が口の中に入りきらないようで、フッキングしてもすっぽ抜けることが多め。

26cmが釣れたときは、ガッツリ上顎にささっていました。
現在のところ最大は、5インチで釣った26cm。
一方で、3.5インチカットテールで30cmが釣れたり、さらに大きい6.5インチカットテールで20cmが釣れたり、バスフィッシングは奥が深い・・・。
おわりに
アピール力を重視したい場面では、4インチよりも5インチや5-3/4インチを投げましょう。
あまり小さいバスだとフッキングしてもすっぽ抜けますが、とにかく魚からの反応は良いです。
強めの濁りなら、迷わず5-3/4インチ。カラーよりもサイズの強さを実感するでしょう。
同じサイズ感で、ドバミミズっぽいワームを使いたいなら、フォールシェイカー5.5インチがおすすめ。
