ゲーリーヤマモトのグラブシリーズの中で、少しマイナー感があるのが、5インチハーフスレンダーグラブ。定番である4インチグラブの、ボディ長いバージョンです。
このスレンダーグラブを使い、オカッパリでバスを釣って、実力を検証してみました。
使用したリグ(仕掛け)をはじめとした、使い方・釣り方、使ってみて感じたことをお伝えします。
5インチハーフスレンダーグラブ概要

基本情報
ブランド | ゲーリーヤマモト Gary YAMAMOTO |
ルアー名 | 5インチハーフスレンダーグラブ 5-1/2”SLENDER GRUB 5.5″ SLENDER GRUB |
サイズ(長さ) | 5.5インチ |
入数 | 10本 |
色数 | 5 |
実勢価格
2023年5月下旬時点、筆者が通う店舗では、1パックあたり税込1,039円。
Amazonでは800円台〜1,000円台。
流通量はかなり少ないようです。
重さ

1本あたりの重さは、約6.8g。
サイズ感・フォルム
ゲーリーヤマモトの他のグラブシリーズと比較してみました。
4インチグラブとの比較

4インチグラブとボディの太さは同じで、長さが2倍になっています。

テールは同じサイズ。胴長のグラブですね。
グラブとカーリーテールワームのハイブリッドのような感じもします。
5インチスーパーグラブとの比較

優っているのは、ボディの長さのみ。
スーパーグラブの方がボディが太く、テールも大きいです。
ジャンボグラブ(6インチグラブ)との比較

長さは同じくらいですが、ジャンボグラブの方がボディが太くテールも大きいです。
泳がせてみるとわかりますが、存在感とアピール力は、ジャンボグラブの方がかなり強め。大きな差を感じます。
釣果データ


使用ワーム | 5インチハーフスレンダーグラブ |
使用リグ | ジグヘッドリグ ネコリグ ジグスピナー |
釣れた時期 | 9月 10月 |
累計釣果 | 3匹 |
最大サイズ | 23cm |
平均サイズ | 約20cm |
釣り場のタイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
なんと15cmのミニサイズも釣れました。これにはビックリ。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル 666TMB |
リール | シマノ SLX MGL70(ノーマルギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb |
原付バイク・自転車移動がメインなので、ロッドは携帯に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。
5g-18gのルアーに対応したバーサタイルロッドです。

使用リグ(仕掛け)
ジグヘッドリグ

4インチグラブと同様に、オーソドックスなジグヘッドリグで釣れます。
フックが通っていないボディの下半分は、泳がせるとフリフリと少しお尻をふるような感じで動き、良い感じのアクションを披露します。
使用ジグヘッドとサイズ

がまかつのホリゾンヘッド(公式サイトはこちら)を使用。
サイズは#2/0。
重さは1.8gを使用しましたが、キャスタビリティや巻きたいレンジなどを考えて、調整すると良いでしょう。
他社製のジグヘッドと比べて、かなり安かったので少し心配でしたが、問題なく釣れました。
ネコリグ

ボディがストレート状で長いので、ネコリグにも使いやすいです。
使用フックとサイズ
デコイのボディガードワーム107(公式サイトはこちら)を使用。
フックサイズは、#2。
使用ネイルシンカー
デコイシンカー・タイプネイルDS-10(公式サイトはこちら)。
重さは0.9gを使用しました。
使用ワームチューブとサイズ
ゲーリーワームの素材はけっこう脆いので、身切れ防止のためワームチューブを使いました。
ジーニアスプロジェクトのシリコンチューブ。
サイズは、5mm。

ジグスピナー

増水や濁りなど、アピール力をプラスしたい場面では、ジグスピナーを使うという手もあり。
使用ジグスピナー
ダイワのジグスピナーSS(公式サイトはこちら)。
重さは5gを使いました。

実績のあるカラー

カラー | 釣果 |
297 グリーンパンプキン/ブラックフレーク | 3匹 |
濁りに強いカラーです。
雨の後、水がカフェオレのように濁っていた中でも、ジグヘッドリグで泳ぐスレンダーグラブを追いかけてバイトしてきました。
ルアーアクション
ジグスピナー

水門付近で、水深のあるポイントにただ巻きで通したところ、下から食い上げるようにバイトがありました。
巻く速度は普通。水深20〜30cmくらいを巻いていました。
ネコリグ

斜め護岸沿いで、際の水底をボトムバンピングさせていると、小さなアタリがありました。
水深20cm程度の場所です。
ジグヘッドリグ

水路の分岐点、丁字路のようになっているポイントで、ただ巻きのスイミングで釣りました。
1投目でチェイスしてきたので、2投目に、やや速めに巻いたところ、バスもスピードを上げてきてバイトしてきました。
表層、水深10cmくらいでした。
使ってみて感じたこと
*あくまで筆者の使用タックル、リグ(仕掛け)、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
シルエットでアピール

4インチグラブのボディ部分が2倍の長さになっているので、やはりシルエット的にアピール力があります。
増水+濁りが入った場面で、バスに見つけてもらいやすかったです。
ただ、テールの大きさも4インチグラブと変わらないので、全体のバランス的に見ると、テールのアピール力は弱めに感じてしまいます。
思っていたより小さいバスが釣れる

長さも太さもそこそこあるので、25cm以上が釣れると予想してましたが、15cmの小バスが釣れました。
数釣りが好きな方も、とりあえず投げてみる価値があると思います。
万能なワーム

4インチグラブと同様、さまざまなリグに対応できる万能ワームだと感じました。
特に、長さがあるのでネコリグでも使いやすいです。
横の動きも、縦の動きも、テールがテロテロ動いてアピールしてくれるので助かります。
また、まだ釣れてはいませんが、ライトテキサスリグでも使いやすかったです。
ウェイトは少し中途半端
6.8gくらいなので、特にノーシンカーだとスピニングかベイトか迷ってしまう重さ。
ネコリグは0.9gのネイルシンカーを使ったので、8g弱だったと思いますが、やはりベイトでは遠投はしづらい感じでした。
フッキングはワンテンポおいてから
フッキング時、すっぽ抜けが数回ありました。
おそらく魚が小さくて、一度に飲み込めていなかったのでしょう。
長さのあるカーリーテールワームなどもそうでしたが、バイトがあった時に、すぐに合わせずに、ワンテンポおいてからフッキングすると良いと感じました。
おわりに
5インチハーフスレンダーグラブは、4インチと同様に、様々なリグに対応できる万能なワーム。
4インチグラブと比べると、濁りや増水などで、いつもよりアピール力をプラスしたい場面で役立ちます。
やはり、ボディの長さが2倍となると、シルエット的なアピール力がけっこう違ってきます。
意外と小バスも釣れてしまうので、普段は小型のワームを投げている方にも、試してもらいたいワームです。
さらなるアピール力が欲しいなら、ジャンボグラブがおすすめです。
