初心者の方で、梅雨のルアー選びに悩んでいる方がいれば、本記事が参考になればと思います。
筆者の経験上では、梅雨はバスを釣りやすい季節で、どんなルアーでも釣れやすいです。
令和になり、どっぷりバス釣りにハマった筆者が、実際に梅雨に使って釣れたルアーをご紹介します。
本記事のデータについて

本記事は、筆者の実際の釣果データに基づいており、下記の条件をベースにお伝えしていきます。
対象期間 | 2020・2021・2022年の梅雨 |
対象期間中の釣果 | 93匹 (全てラージマウスバス) |
エリア | 関東 |
釣り場タイプ | 小規模野池 河川(水路) |
釣りスタイル | オカッパリ |
釣り開始時期 | 2020年5月GW明け |
たくさんいるアングラーのうちの、一人の例です。参考程度に読んでいただければと思います。
梅雨はバスが釣れやすい時期

筆者の経験上、梅雨はかなり釣れやすい時期で、初心者でも十分にチャンスがあります。
考えられる釣れやすい理由は、下記の通り。
- 動きやすい水温(暑すぎず寒すぎず)
- スポーニングを終えて回復する時期(産卵がひと段落して元気になる)
- 曇りが多い(気圧が影響してバスの活性が上がる)
- 雨も多い(水中の酸素量がUP+釣り人の気配が消えやすい)
様々なタイプのルアーで釣れる

筆者が実際に使って釣れたルアーのタイプ一覧は、下記の通り。
ハードルアー | トップウォーター ミノー シャッド クランクベイト 虫系 スピナーベイト |
ソフトルアー | I字系 ストレート系 虫系 グラブ ミノー/シャッド系 クロー系 |
こんな感じで、割と何でも釣れちゃうのが梅雨の良いところ。
梅雨のおすすめルアー
下記3点を考慮して、筆者が勝手におすすめルアーをご紹介します。
- 初心者でも扱いやすい
- 簡単に or たくさん 釣れた
- 入手しやすい(流通量があり高価すぎない)
POPX

メガバスのポップエックスは、ポッパーの定番中の定番。
ロッドをクイっと動かせば、スプラッシュでアピールしてくれます。

入門して間もない筆者でも、豪快にバコン!とバスが飛び出す瞬間を楽しむことができました。
釣れるサイズもけっこう大きめ。
ぜひ、初めてのポッパーに使ってもらいたいルアーです。

ベビーポッパー

ラッキークラフトの小型ポッパー。
スピニングタックルでOK。
小柄ですが、キレイなポップ音でしっかりアピールします。

晴天のハイプレッシャーフィールドで、夕まずめに投げて釣れました。
ある程度、移動距離を稼げるエリアで、ポッピングさせるのがおすすめ。

ラウダー50

O.S.Pの最小サイズポッパー、ラウダー50。
こちらも、スピニングタックルでOK。
移動距離を抑えられるタイプなので、障害物がたくさんある場所で、一点集中でネチネチ攻めるなら、ラウダー50で決まりです。

ラウダー50も、タフコンディションで効くルアーです。
晴天でも、夕まずめで暗くなってきたらチャンス。

K-Iミノー65SP

HMKL(ハンクル)のK-Iミノー65SP(ケーワンミノー)は、圧倒的な実力で釣果を上げたルアー。
見た目からは、クリアレイクでのワカサギパターンを連想しますが、関東のステイン〜ややマッディくらいのフィールドでも活躍できます。

かなりスリムなミノーなので、小バスの数釣りになることが多いですが、良型も釣れることは釣れます。
小刻みなトゥイッチで抜群のフラッシング効果を発揮し、バスのバイトを誘発します。

ピーナッツ2 SSR

ダイワのロングセラーで、初心者の定番ルアーの代名詞となっているクランクベイト。
新品でも税込792円というコスパも魅力(22年12月時点の価格)。
2022年6月、名前が「ピーナッツ」となり、リニューアル。
SSR、SR、DR、DDRの4タイプとなり、スーパーシャローからディープレンジまで対応しています。

投げて巻くだけで初心者にとても優しいルアー。
風の強い日に投げて釣れました。

モッサ 1.6インチ

スミスの浮くタイプの虫系ワーム。
虫系ワームの中では価格が安く、初心者の味方です。

マス針のチョン掛けにして、水面で小刻みにシェイクすると、バスが水面を割ります。

4インチカットテールワーム

ゲーリーヤマモトの超人気ワーム。
4インチが定番サイズで、スピニングタックルで楽しめるアイテムです。
「このワームで釣れなかったら、そこにバスはいない」と思えるくらい、よく釣れるワームです。

ワームのカラーに迷ったら、ウォーターメロン系がおすすめ。
梅雨の時期は水量が豊富なので、風のない日にノーシンカーワッキーのリフト&フォールが効きます。

レインズスワンプミニ

レインズの人気ストレート系ワーム。
安価で大容量のコスパが嬉しいアイテム。

マス針を使ったノーシンカーワッキーでよく釣れました。
フォールとシェイクで釣れます。
また、見えバスにも効くので試してみてください。
着水音がかなり抑えられるので、バスが逃げにくいです。
むしろ着水音で気づいてくれ、下から上がってきてバイトしてくることも。

4インチグラブ

ゲーリーヤマモトの4インチシングルテールグラブは、永遠のスタンダード。
1990年代にバス釣りを始めた人なら、一度は投げているはず。
もちろん、令和でもちゃんと釣れます。

個人的には、オーソドックスにジグヘッドリグがおすすめ。
時期的に、梅雨は速めに巻いてもダッシュでバイトしてきます。

プライアル ファーストスピナーベイト

コーモランのプライアルルアーシリーズのスピナーベイト。
みなさん、釣具屋で見かけたことありませんか?
ワンコイン(500円前後)で買えるが故に、逆に心配で手が出ない人もいるかもしれません。
しかしながら、筆者は野池でたくさん釣れました。

強めの風または雨といった、大きな変化のある時によく釣れました。
基本的には、ただ巻くだけ。
速めに巻いてブレードの波動でアピールすべし。

風によるルアーの使い分け
状況別に、使いやすかったルアーを紹介します。
風がない or 弱い

- POPX
- ベビーポッパー
- ラウダー50
- K-1ミノー65SP
- 4インチカットテール
- レインズスワンプミニ
- モッサ
曇りか小雨なら、迷わずポッパーを選んで遊びたいところ。
晴れていても、夕暮れ時ならポッパーでもチャンスあり。
風が強め

- ピーナッツ2
- ファーストスピナーベイト
- 4インチグラブ(ジグヘッドリグ)
やはり、クランクベイトやスピナーベイトなどの巻物全般が使いやすいですね。
4インチグラブは、ジグヘッドリグでただ巻きするなら、多少の風があっても大丈夫。
レインウェア&レインブーツがあると便利

梅雨は、あたりまえですが雨が多く、雨が降っていない日でも地面がぬかるんでいます。
レインジャケットとレインブーツを持っておくと重宝します。
レインブーツは、ジャッカルのパッカブルブーツを愛用してきました。
ピッタリとフィットするタイプをお求めの方におすすめ。
レインウェアは、ザ・ノース・フェイスのクライムライトジャケットを愛用しています。


おわりに
梅雨は、初心者にとっては大チャンス。さまざまなルアーでバスをキャッチして楽しめます。
特にトップウォーターは欠かせないアイテム。水面を豪快に割るバスに大興奮まちがいなし。
ただ、雨が強く降っている時、地面がかなりぬかるんでいる時は注意が必要。筆者は何回か転んで怪我をしました。
気をつけて梅雨のバス釣りを楽しみましょう。
梅雨にデカバスを狙うなら、大きめの羽モノもアリ。
