小さな野池でのポッパーゲーム。障害物が多くごちゃごちゃしたフィールドで、移動距離を抑えてネチネチ攻めたいこともあるでしょう。
そんな場面でおすすめなのが、「O.S.P ラウダー50」。O.S.Pのポッパー、ラウダーシリーズの末弟です。
ピンポイントで一点集中の攻めができるだけでなく、小柄なためハイプレッシャーフィールドでも力を発揮。
本記事では、「O.S.P ラウダー50」でバスを釣った筆者が、ラウダー50の特徴、使い方・釣り方、使ってみた所感をご紹介します。
ラウダー50 概要
ブランド | O.S.P(オーエスピー) |
ルアー名 | ラウダー50(Louder50) |
サイズ | 50.0mm |
重さ | 4.7g |
タイプ | フローティング |
カラー数 | 20 |
潜行深度 | 0cm |
定価(税込) | 1,650円 |
発売時期 | 2018年4月 |
サイズ感
50mmの小粒なボディ。
ポッパーの定番、メガバスのポップX(64mm)と比べるとわかりやすいでしょう。
カップ
深型のカップ
上が出っ張っている深めのカップで、しっかり水を掴み、音が出やすいタイプです。
ラトル
ラトル入り
振ってみると、しっかりと大きなラトル音がします。
ポップ音とラトル音の両方でアピール可能。
浮き姿勢
垂直に近い状態で、立つタイプ
移動距離を抑えながら狭い範囲を攻めやすいタイプです。
フックサイズ
一度、フックを交換したのですが、サイズは#10を使っています。
リアのフェザーフックは、「C’ultiva DT-36BC ドレストリプル No.13219」。
このフェザーフックでも問題なく使えているし、釣れています。
O.S.P公式の推奨タックル
情報ソース:O.S.P公式サイト 製品情報 ラウダー50
ベイトタックル
- リール:ベイトフィネスリール
- ロッド:MLクラス 6〜6.6フィート
- ライン:フロロカーボン 10lb前後
スピニングタックル
- ロッド:MLクラス以上 6〜7フィート
- ライン:フロロカーボン 4〜4.5lb
ラインとルアーの結び方
- アイに直結が基本
- スナップ使用の場合は#0以下
釣果データ
使用ルアー | ラウダー50 |
釣れた時期 | 6月 7月 |
累計釣果 | 2匹 |
最大サイズ | 約20cm |
平均サイズ | 約20cm |
釣り場のタイプ | 野池 |
釣り場の水質 | マッディ |
関東地方が記録的な暑さに襲われていた時期、夕マズメに小バスを2匹。
あたりが薄暗くなってきてから、急に活性が上がったようでした。
使用タックル
ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル646TLS |
リール | シマノ セドナ2500S |
ライン | ダイワ BASS Xナイロン 6lb |
原付バイク・自転車移動がメインなので、ロッドはテレスコロッド(振り出し竿)。1.8g-7gのルアーに対応したバーサタイルロッドです。
リールは、シマノのエントリーモデル。5-6千円で買えるやつ。
ラインは、ナイロンライン。ナイロンは水に浮きやすいので、トップウォーターとの相性は良し。太さは6ポンドは欲しいところ。
ラインとの接続方法
筆者はスナップを使用しました。サイズは#00。
釣れたポイント
ヘラ台沿いとレイダウンまわりで釣りました。
1匹目はバイトまで姿を確認できたのですが、確実に、ポップ音につられてレイダウンの下の方から出てきた感じでした。
やはり、ごちゃごちゃした小さな野池では、こういう障害物まわりをネチネチと攻めるに限ります。
実績のあるカラー
カラー | 釣果 |
銀河 | 2匹 |
ブラック系のカラーで2匹。
ただ、カラーというよりは、音で誘えていると思います。
それでも、ブラックはシルエットがくっきり出ると言われているので、マッディウォーターでは効いているはず。
ルアーアクション
連続ポッピングで釣りました。
- ロッドをクイクイっと動かして
- 2〜3回連続でポコポコっとポッピングの音で誘い
- 一旦、少しポーズを入れてから
- また同じ動きをする
これを繰り返します。
使ってみて感じたこと
*あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
大きくキレイなポップ音
小粒ボディですが、ポッピング時に発するポップ音は大きく、キレイにポコっ!という音を出してくれます。
モノによっては、あまりキレイなポップ音が出ないポッパーもありますが、ラウダーはしっかりと出ます。
連続ポッピングがおすすめ
ポコッ!ポコッ!と2〜3回連続でポッピングしやすいです。
連続でキレイなポップ音で誘い、一旦ポーズ。止めた時にバイトすることが多め。
連続でポッピングしても、移動距離は控えめ。小規模フィールドでは助かります。
一点集中で攻めるのに適している
「深型カップ」×「垂直に近い浮き姿勢」のため、水をよく掴みながら、ポコっと音を出しつつ、移動距離を抑えながら進んでいきます。
その場で水を噛みながら、ちょこっとずつ進むイメージ。
例えばヘラ台や杭のまわりなど、「ここ絶対いるだろ」ってポイントで、ネチネチ誘って釣ることが可能。
小規模フィールドに適している
ラウダー50は、障害物が多い小さな野池では非常に使いやすい印象を受けました。
小粒なので着水音も抑えられ、障害物まわりに居ついたバスに警戒心を与えることなく、短い距離を、時間をかけて攻めることができました。
その他
その他に感じたことは下記の通り。
- スピニングタックルで扱いやすく飛距離も十分
- 小エビや虫をイミテートできる印象
- ダイブ(潜る)は苦手
- 大きめのラトル音でもアピール
- スプラッシュをすると水柱が立つ
おわりに
「O.S.P ラウダー50」は、小規模フィールドにマッチしたサイズ感、そして狭い範囲を一点集中で攻めやすい点が魅力。
特に障害物の多い野池や小河川で活躍するでしょう。
小粒ながらしっかりしたポップ音でバスを誘い出し、バイトに持ち込みます。
スピニング1本のオカッパリでも使えるので非常に便利。
小バスでも水面を割ってくれると楽しいものですね。
同じく50mmの小型ポッパー、ベビーポッパー50は、シンプルな操作で安定したポッピングが可能。