ワームといえどコスパは大事です。
安くて、たくさん入っていて、初心者でもバスがよく釣れる。そんなワームがあったらいいですよね。ええ、実はあるんです。
釣具屋でたまたま手にとったストレートワーム、「レインズスワンプミニ」が、実は大変優秀なワームでした。
本記事では、レインズスワンプシリーズの中でも、筆者が実際に使って釣れたミニとジュニアについて、使ってみた所感や、使い方・釣り方をご紹介します。
レインズスワンプミニ・Jr概要
商品名 | 税込定価 | 入数 | サイズ |
レインズスワンプミニ | 869円 | 18本 | 3.8″ |
レインズスワンプJr | 979円 | 20本 | 4.8″ |
重さ
レインズスワンプミニ | 約1.5g |
レインズスワンプJr | 約2.7g |
計量したところ、1本あたりのだいたいの重さは上記の通り。
サイズ感・形状
ストレートワームは数多くありますが、レインズスワンプミニとJrは、本当にピンと真っ直ぐのストレート。
リブは微かに確認できる程度。
ジャッカルの人気ストレートワーム、フリックシェイクサイトマジックとレインズスワンプミニを比較すると上の写真の通り。
同じ3.8インチ表記の商品ですが、太さ・ボリュームはパッと見で2倍くらいの差がありそうです。
また、フリックシェイクの方は、若干ボディがくねっと曲がっていますね。
コストパフォーマンス
ブランド | アイテム | 税込定価 | 入数 | 1本の価格 |
レインズ | レインズスワンプミニ(3.8″) | 869円 | 18 | 約48円 |
ジャッカル | フリックシェイク 3.8in(ノーマルカラー) | 781円 | 10 | 約78円 |
O.S.P | ドライブクローラー3.5in | 858円 | 11 | 78円 |
人気メーカーの似たサイズのストレートワームと比べるとご覧の通り。
レインズスワンプミニがダントツで安いですね。
釣果データ
使用ワーム | レインズスワンプミニ レインズスワンプJr |
使用リグ | ノーシンカーワッキー |
釣れた時期 | 3月 6月 10月 |
釣った数 | ミニ:14匹 Jr:2匹 合計:16匹 |
釣れた最大サイズ | 約25cm |
釣った21匹の平均サイズ | 約21cm |
釣り場のタイプ | 野池 小河川(水路) |
釣り場の水質 | ステイン マッディ |
小バスの数釣りに強く、サイトフィッシングでも活躍しました。
使用タックル
ロッド1 | シマノ BASS ONE XT263L-2 |
ロッド2 | メジャークラフト バスパラBXST-645L |
リール | シマノ ネクサーブ2500S |
ライン | ダイワ BASS Xナイロン 4lb/5lb/6lb |
いずれも初心者向けの入門機種です。
バスワンは、シマノのエントリーモデル。旧モデルで、対応ルアー重量は2g-7gのL(ライト)クラス。
メジャークラフトのバスパラはテレスコロッド(振り出し竿)で、こちらも1.8g-7gのルアーに対応したLクラス。自転車釣行の際に役立ちました。
リールは、シマノの入門機種。ネクサーブは5,000円くらいで買えてしまいます。
ラインは、ナイロン素材。太さは4-6ポンドを試してみましたが、現在は6ポンドに落ち着いています。
ノーシンカーワッキーリグ
今までに使ってきたリグ(仕掛け)は、ノーシンカーワッキーリグ。
マス針を真ん中にぶっ刺しただけの、至ってシンプルなリグです。
使用フックとフックサイズ
「ハヤブサ フィネスワッキー」を使うことが多め。
フックサイズは#4。
ボトムまでは沈めずに表層での勝負が多いので、ガードなしタイプを使用しています。
実績のあるワームカラー
ワームカラー | 釣果 |
グリーンパンプキンブルー | 12 |
ウォーターメロンシード | 2 |
リンタロウ | 2 |
割と王道的なカラーで釣れています。
ルアーアクション
- フォール(落ちパク含む)
- リフト&フォール
- トゥイッチ
上記は、いずれもノーシンカーワッキーでのアクションですが、だいたいこの3パターンで釣れちゃいます。
着水と同時 or 直後にバイトするパターンも多いですね。
着水後でダメなら、リフト&フォールを繰り返していると釣れるでしょう。
タテの動きでダメなら、トゥイッチで素早い動きを入れて、リアクションバイト誘発を狙ってみましょう。
釣れたレンジ
バイトのあったレンジについては、表層か中層が多いです。
着水音に誘われて下から出てくる魚がほとんど。
無風+フォール時のアピール力
ブラックバスは上から下に落ちていくものに興味を示す、と言われていますが、実際にその通りで、フォール中にバイトすることが多かったです。
風が無い、または弱い状況の中ノーシンカーワッキーで攻めたのですが、レインズスワンプのフワッと漂いゆっくりとユラユラとフォールしていくアピール力が、バスのバイトを誘ったと言えます。
野池では、レインズスワンプが着水してユラユラとゆっくり沈み始めたところ、下からバスが上がってきてバイトしたのが見えました。
見えバスに効く
20年秋には主に河川(水路)で釣りましたが、釣ったうちの8割くらいは見えバスを狙ったサイトフィッシング。
- バスから数メートル離れた位置にミニを投げ入れ、ゆっくりとバスに近づけて、バスが気付いたらフォールさせる
- それでも食わない時は、リフトしてまたフォール
- それでもダメな時はトゥイッチやシェイクを混ぜる
バスの反応を見ながら、上記のように、自分なりにバイトしやすいアクションを探りましたが、大多数はフォール中に口を使ってしまう印象。
使ってみて感じたこと
まとめると下記の通り。
- ノーシンカーワッキーのフォールが効く
- 無風で水面が荒れていない時に使いやすい
- 控えめな着水音 → 逃げずに寄ってくる絶妙な感じ
- 小バスが思わず口を使うサイズ感とフォルム
- 見え”小”バスを狙うサイトフィッシングに強い
- コスパ最強
おわりに
「レインズスワンプミニ」とJrは、安くて釣れるコスパ最強ワーム。特に小型のバスを狙いたい時に活躍します。
風の無い日にバスを見つけたら、レインズスワンプの出番。
ノーシンカーワッキーでフワッと漂わせゆらゆらフォールさせると、口を使ってくれるでしょう。
なるべくコストを抑えて釣りたい人は、ぜひ試してみてください。
同じくレインズのコスパ最強クラスワームが、2.5″Gテールサターン。小エビっぽさが良いやつです。