おかっぱりバッグ 各タイプのメリット・デメリットを検証してみた

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スリングショルダーバッグ、ヒップバッグ、バックパック、メッセンジャーバッグなど、おかっぱりバッグには様々なタイプが存在します。

これらの異なるタイプのバッグを、一通りバス釣りのおかっぱり釣行で使用してみました。

本記事では、おかっぱりバッグ4種の使い勝手をいくつかの項目ごとに検証し、メリット・デメリットをお伝えします。

もくじ(クリックでジャンプ)

検証するバッグ4タイプ

No.タイプ使用バッグ
1
ショルダーバッグ
シマノ
XEFOタフスリングショルダーバッグ
2
ヒップバッグ(ウエストバッグ)
シマノ
ヒップバッグMサイズ
3
バックパック(リュック)
リトルプレゼンツ
防水バックパックS20
4
メッセンジャーバッグ
アブガルシア
アブ ランガンメッセンジャーバッグ2

これら4つのバッグは、筆者が実際にバス釣りのオカッパリで使用してきたバッグです。

これらを、項目ごとに検証・評価していきたいと思います。

収納力

順位使用したバッグ
1リトルプレゼンツ
防水バックパックS20
2アブガルシア
アブ ランガンメッセンジャーバッグ2
3シマノ
XEFOタフスリングショルダーバッグ(Mサイズ)
4シマノ
ヒップバッグ(Mサイズ)

収納できる荷物の量で比べると、順位は上記の通り。

ただ、2位と3位の差はそこまで大きくないように感じます。

リトルプレゼンツ 防水バックパックS20

一般的なバックパックというよりは、大きめの袋にストラップをつけたような造りです。

防水バックパックの中

折りたたんだスーパートリックスターネットがすっぽり入ってしまいます

さらに、テレスコロッドやある程度の釣具一式を詰め込むことが可能。

アブ ランガンメッセンジャーバッグ2

アブのメッセンジャーバッグは、メインの収納スペースにチャックは無く横に長いので、大きめの荷物を入れやすいです。

例えば、少しはみだしてしまうものの、テレスコロッドがなんとか収まります。

横幅と高さがあるので、レインウェアなどの衣類も収納しやすい仕様。

シマノ XEFOタフスリングショルダーバッグ(M) & シマノ ヒップバッグ(M)

スリングショルダーは容量大きめ

シマノのスリングショルダーとヒップバッグは、どちらもMサイズですが、収納できる量はスリングショルダーの方が勝っています。

いずれのバッグも、「ランカースケール」のような大型メジャーや「ルアーキャッチャー」などのグッズを入れると、だいぶスペースを取られて窮屈。

ヒップバッグは容量が少し小さい

ちなみに、ヒップバッグは、あまり重くなると体に装着しにくく、歩きにくくなります。

ですので、荷物を少なくできる方はSサイズが良いかもしれません。

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カスタムのしやすさ

順位使用したバッグ
1シマノ
XEFOタフスリングショルダーバッグMサイズ
2アブガルシア
ランガンメッセンジャーバッグ2
3シマノ
ヒップバッグMサイズ
4リトルプレゼンツ
防水バックパック

カスタムのしやすさ、別売りパーツのアタッチ可否などの観点から見ると、順位は上記の通り。

シマノ XEFOタフスリングショルダーバッグ(M)

XEFOタフスリングショルダーバッグ(M)は、カスタムを前提とした設計。

シマノは別売りパーツが豊富で、筆者は実際に下記3点を購入してアタッチしています。

カスタム(アタッチ)できるのはメリットですが、その分お金ははかかっちゃいますね。

アブ ランガンメッセンジャーバッグ2

アブのリーシュコード

アブガルシアもシマノと同様に別売りパーツが豊富。

やはりロッドホルダーやペットボトルホルダーなどをアタッチする前提のデザインだと感じます。

シマノ ヒップバッグ(M)

シマノのヒップバッグ(M)は、一応、シマノの別売りパーツをアタッチ可能です。

しかしながら、簡易的な造りではありますが、

  • ロッドレスト
  • ペットボトルホルダー(メッシュポケット)
  • プライヤーホルダー

が標準装備。

なので、「いやいやいや、ついてるんだから、わざわざ別売りなんて買う必要ないやん」という方には嬉しいポイントです。

ただ、造りはあくまで簡易的なので、別売りパーツと比べると機能面では負けてしまいます。

リトルプレゼンツ 防水バックパックS20

かなり簡素な造りで、専用設計された別売りパーツなどはありません。

カラビナなどを通せるベルトループや、ペットボトルなどを収納できるメッシュポケットが両サイドにあるので、カスタムなしでもなんとかなります。

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物の出し入れのしやすさ

順位使用したバッグ
1アブガルシア
ランガンメッセンジャーバッグ2
2シマノ
XEFOタフスリングショルダーバッグMサイズ
3シマノ
ヒップバッグMサイズ
4リトルプレゼンツ
防水バックパック
  • 物をつめこむとき
  • おかっぱりランガン中に物を取り出すとき

こういった視点から評価すると、順位は上記の通りとなります。

アブ ランガンメッセンジャーバッグ2

アブのメッセンジャーバッグは、ファスナーがないので遮るものがなく、大きなメインスペースにドカっと物を詰め込むことができます。

釣り場で背負いながらルアーを交換する時など、お腹側にくるっと移動させて、フラップ部分をめくるとすぐにルアーケースにたどり着けます。視認性も◎。

ただ、フラップ部が邪魔に感じます。

シマノ XEFOタフスリングショルダーバッグ(M)

XEFOタフスリングショルダーバッグは、

  • 詰め込むときはバッグがヨコ向き
  • 背負っているときはタテ向き

なので、いまいちキレイに整理されない感が否めません。

背負いながらものを取り出すときは、お腹側にバッグをするりと回すだけで比較的ラク。

ただ、メッセンジャーバッグと比べると、ファスナーがあるので口は小さく視認性も劣ります。

また、取り出したい物が下の方に埋もれてしまいがち。

シマノ ヒップバッグ(M)

シマノのヒップバッグ(M)は、身につけながら物を取り出す時、お腹側にスルリと持ってきづらいです。

ズリ落ちないように少しきつめに装着しているせいで、スムーズには動かせません。

少し持ち上げるようにしながら、お腹側に持ってくることになります。

リトルプレゼンツ 防水バックパックS20

リトルプレゼンツの防水バックパックS20は、物を取り出そうとすると、背負っているのを一度おろす必要があるので面倒。

こういった、バッグの下や横に取り出し口が無いタイプは、かなり面倒

あとは、縦長の大きな袋のようなものなので、欲しいものが下のほうに埋もれてしまうと、探すのが大変です。

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装着のしやすさ

順位使用したバッグ
1アブガルシア
ランガンメッセンジャーバッグ2
2シマノ
XEFOタフスリングショルダーバッグMサイズ
3リトルプレゼンツ
防水バックパックS20
4シマノ
ヒップバッグMサイズ

上記は、自分の体に背負うときと外すときの、しやすさの順位。

アブ ランガンメッセンジャーバッグ2

片手でヒョイっと持ち上げてストラップに首を通すだけ。これで終わり。いたって簡単です。

シマノ XEFOタフスリングショルダーバッグ(M)

ストラップのバックルを外さずに使えば、メッセンジャーバッグと同じで簡単に背負えます。

ですが、ストラップ部分が短く、幅の広いパッド部分を持って首から通す感じになるので、体に接触する面積が増えてしまって、メッセンジャーバッグよりは少し身につけづらい感じです。

リトルプレゼンツ 防水バックパックS20

ストラップが2本あるので、左右で2回、体を通す必要があります。

シマノ ヒップバッグ(M)

スリングショルダーバッグのように、バックルを固定したまま首から、という訳にはいかず、少し面倒。

荷物を詰め込んだ状態だとけっこう重いので、ヒップバッグをお尻側にまわした後、落下しないように腕力で支えながらお腹でバックルをカチっとはめこむ必要があります。

装着のしやすさでは、ヒップバッグはダントツでビリ

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歩きやすさ・体への負担

順位使用したバッグ
1リトルプレゼンツ
防水バックパック
2アブガルシア
ランガンメッセンジャーバッグ2
3シマノ
XEFOタフスリングショルダーバッグMサイズ
4シマノ
ヒップバッグMサイズ

ランガンしている時の歩きやすさ、体への負担の軽さについては、上記のような順位。

リトルプレゼンツ 防水バックパックS20

左右の肩と背中で背負うため、バランスよく負荷が分散され、体への負担は最小限に抑えられます。そして、それは歩きやすさにも繋がります。

アブ ランガンメッセンジャーバッグ2 & シマノ XEFOタフスリングショルダーバッグ(M)

あまり差はないですが、スリングショルダーバッグのほうが上半身への負荷が大きように感じます。

また、両者とも、上半身の左右の片側に負荷がかかるので、バックパックと比べるとバランス面で劣ります。

シマノ ヒップバッグ(M)

ヒップバッグは、左右のバランスという面では問題ないのですが、とにかく下半身への負荷が大きくて、歩きにくいです。

同じ2時間のランガンでも、バックパックとヒップバッグでは、後者の方が疲労感が明らかに大きいことを実感します。

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GoProネックマウントとの相性

順位使用したバッグ
1シマノ
ヒップバッグMサイズ
2リトルプレゼンツ
防水バックパック
3アブガルシア
ランガンメッセンジャーバッグ2
4シマノ
XEFOタフスリングショルダーバッグMサイズ

GoProのネックマウントを使って釣り動画撮影をするとき、バッグがネックマウントを邪魔しないランキングが、上の表です。

ヒップバッグは上半身が完全にフリーになるので、ネックマウントとバトルすることが全くありません

実は、これがヒップバッグ購入に至ったポイントでした。

バックパックは2本のストラップがありますが、ネックマウント側に移動することはないので、こちらも問題なしでした。

アブ メッセンジャーバッグ

メッセンジャーバッグとスリングショルダーバッグは、いずれもストラップが斜めにかかっているので、ネックマウントとぶつかってしまいます。

XEFO タフスリングショルダーバッグ

メッセンジャーバッグよりもスリングショルダーバッグの方が、動かした時にネックマウントに触れる面積や度合いが大きく、かなりストレスになります。

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自転車との相性

順位使用したバッグ
1リトルプレゼンツ
防水バックパック
2アブガルシア
ランガンメッセンジャーバッグ2
3シマノ
XEFOタフスリングショルダーバッグMサイズ
4シマノ
ヒップバッグMサイズ

筆者は自転車(クロスバイク)で釣りに行くことが多いのですが、自転車での使いやすさもランキングにしてみました。

リトルプレゼンツ 防水バックパック

バッグの落下やズリ落ちる心配がなく、背負いながら安定して移動できます。

折りたたんだランディングネットやテレスコロッドが入るので、道具一式を詰め込んで移動可能

アブ ランガンメッセンジャーバッグ2

メッセンジャーバッグも自転車との相性は良いです。

折りたたんだランディングネットをフラップ部とバッグ本体の間に挟み、バックルで固定して持ち運び可能

テレスコロッドは、少しはみ出るものの、メイン収納スペースに入ります。

ただ、テレスコロッドとランディングネットの両方の収納は難しいので、ネットを持ち運ぶときは、テレスコロッドはリアキャリアで運んでいます。

シマノ XEFOタフスリングショルダーバッグ(M)

このバッグも、背負いながら自転車を運転可能。

別売りのロッドホルダーがあれば、テレスコロッドを背負っていけます。

そして、リアキャリアへの積載もOK。

ただ、折りたたみ式のランディングネットの収納や運搬は困難

シマノ ヒップバッグMサイズ

身につけながら自転車を運転する気にはなりません。腰への負担が大きそうな感じがします。

自分の体にたすき掛けもできないことはないですが、リアキャリアにロープで固定して運んでいました。

こちらも、折りたたみランディングネットの収納や運搬は困難

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スーパーカブとの相性

筆者はスーパーカブ110で釣りに行くことも多いのですが、カブとの相性は順位付けが難しいところ。

というのも、カブのリアキャリアにボックスを積んでいるかどうかによって変わってくるからです。

ボックスを積んでいない場合

バックパック、メッセンジャーバッグ、スリングショルダーバッグは、背負いながら運転可能。

ヒップバッグも、斜めがけにして背負うことは可能です。

身軽にいきたいのであれば、リアキャリアにロープで固定するのが良いでしょう。

折りたたんだランディングネットとテレスコロッドも、リアキャリアに固定ですね。

ボックスに収納する場合

XEFOタフスリングショルダーバッグ

大きさと形状的に、スリングショルダーバッグとヒップバッグは収納しやすいです。

バッグの上に、セミハードケースに入れたテレスコロッド1本を収納可能。

また、ボックスのフタの上に、折りたたんだランディングネットを載せられます。

メッセンジャーバッグは、入ることは入るのですが、横幅が広いのでギリギリといった感じ。あまり荷物を詰め込むと入りづらいです。

バッグの上にテレスコロッドを乗せても、なんとかギリギリ蓋は閉まります。

リトルプレゼンツ 防水バックパック

バックパックも入るには入りますが、こちらも荷物を少なめにする必要あり。

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表で見る総合評価

スクロールできます
 アイテム収納カス
タム
出し
入れ
装着負担Go
Pro
自転車カブ総合
評価
シマノ
XEFOタフスリングショルダー
シマノ
ヒップバッグMサイズ
リトルプレゼンツ
防水バックパック
アブガルシア
ランガンメッセンジャーバッグ2
◎=優秀 ○=良い △=イマイチ

項目ごとの検証結果を表にしてみました。

どのタイプのバッグにも、メリットとデメリットがありますね。

どれか一つだけ選べと言われたら、メッセンジャーバッグとスリングショルダーバッグで迷ってしまいます・・・。

ヒップバッグは、GoProネックマウントを使うときだけ選びたい感じです。

バックパックは、メリットとデメリットが項目ごとにハッキリしており、大きなメリットとデメリットが混在しているくせものです。

総合的に考えた時に、誰でも使いやすいのは、メッセンジャーバッグかスリングショルダーバッグだと感じました。

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タイプ別 向いてる人・向いてない人

*あくまで筆者が使用したモデルをもとにした個人的な見解です。

シマノ XEFOタフスリングショルダーバッグ(M)

こんな人におすすめ

  • 初めておかっぱりバッグを買う
  • 別売りパーツでカスタムしたい

こんな人にはおすすめしません

  • GoProネックマウントを使う

シマノ ヒップバッグMサイズ

こんな人におすすめ

  • GoProネックマウントを使って動画撮影する

こんな人にはおすすめしません

  • 長時間ランガンする
  • なるべく多く荷物を詰めたい
  • 自転車移動がメイン

リトルプレゼンツ 防水バックパック

こんな人におすすめ

  • GoProネックマウントを使う
  • 自転車や原付バイクで移動する
  • ランディングネットを自転車でも運びたい
  • 身体(足腰)への負担を少なくしたい
  • 荷物の量が多い

こんな人にはおすすめしません

  • ルアーローテーションが多い

アブ ランガンメッセンジャーバッグ2

こんな人におすすめ

  • 初めておかっぱりバッグを買う
  • 別売りパーツでカスタムしたい
  • 自転車や原付バイクで移動する
  • レインウェアなどもバッグに収納したい

こんな人にはおすすめしません

  • GoProネックマウントを使う

*ただ、スリングショルダーバッグに比べるとネックマウントを使いやすいです。

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結論

スリングショルダーバッグとメッセンジャーバッグが使いやすい

おわりに

初めておかっぱり用バッグを購入される方は、ショルダータイプかメッセンジャータイプがおすすめ。

ヒップバッグは、個人的にはメリットが少ないですが、頻繁にGoPro撮影をする場合はストレスが少ないでしょう。

バックパックは、荷物多めで自転車移動という場合に活躍します。長時間のランガンでも疲れにくいというメリットも。

人それぞれ釣りのスタイルや重視するポイントは違うと思います。ご自身に合ったタイプを見つけてみてください。

本記事が少しでも参考になれば幸いです。

バッグ4種のインプレ記事

各バッグのインプレ記事も書いています。詳細を知りたい方は、ぜひご覧ください。

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