【インプレ】アブ ランガンメッセンジャーバッグ2でオカッパリ

アブガルシアのランガンメッセンジャーバッグ2は、フィールドを選ばない上質なデザインのおかっぱり向けバッグ。

もちろん、機能性の面でも釣り人の要望に応える使いやすいアイテムです。

本記事では、アブ ランガンメッセンジャーバッグ2を、実際にバス釣りのオカッパリで使ってみた所感、気づいたメリット・デメリットについてお伝えします。

スポンサーリンク

ランガンメッセンジャーバッグ2 概要

コーティングベージュ
ブランドアブガルシア
AbuGarcia
商品名ランガンメッセンジャーバッグ2
ABU RUN GUN MESSENGER BAG 2
品番&カラー1590054 コーティンググレイ
1547279 コーティングベージュ
1547280 コーティングブラック
サイズ幅36cm
奥行き(拡張前)9cm
高さ27cm
容量8.5L
素材ポリエステル100%
(表面:PUコーティング)
税込定価5,940円
ソース:アブガルシア公式サイト(*2023年3月17日時点の情報)

2023年から新たにグレー(灰色)が追加となりました。

実勢価格

2023年3月18日時点、Amazonプライム価格でベージュが4,391円、ブラックはちょうどタイムセール中で、4,480円でした。

デザイン

釣り用バッグってデザインが微妙なものが多いですが、このメッセンジャーバッグはかなりオシャレな見た目だと思います。

たまに、街中にある溜池に自転車で釣りに行くのですが、このバッグは抵抗感なく背負って行けます。

素材・質感

表面はコーティングが施された防水素材で、ツルツルした質感。水をはじいてくれます。

ただ、完全防水ではありません。止水ファスナーがあるわけでもないので、本格的な雨のなかで使うには向いてなさそうです。

内側

内側はターポリン素材で防水性あり。汚れたときに濡れた雑巾などで拭き取りやすいです。

構造・収納力

メイン収納スペース

造りは非常にシンプル。メインの収納スペースにドカンと入れてフラップ部分を閉じるのみ。

幅:36cm、奥行き:9cm、高さ:27cm

205mm×145mm×40mm

メイホウのルアーケースで収納力をチェックしました。

ケースのサイズは、幅20.5cm×奥行き14.5cm×高さ4cm。

おかっぱりバサーがよく使うサイズだと思いますが、このケースが余裕を持って4つ入ります。

上の写真、右はザ・ノース・フェイスのクライムライトジャケットというレインウェアです。

こういった衣類を入れることもできる大きさです。

内ポケット

メイン収納の中には、大きめのポケットが二つ。

ポケットのサイズは、幅:約17cm、奥行き:約3cm、高さ:約24cm。

前述のメイホウのルアーケースがすっぽり入る大きさです。

ダイワのボード型メジャー、ランカースケールもすっぽり入ります。

上の写真は、左がボトムアップのコンプリートメジャーシート、右がランカースケール。

フロントポケット

大きめのポケットが二つ。ワームや小型ルアーケースの収納に便利。

幅:約15cm、奥行き:約4cm、高さ:約21cm。

左:4インチカットテールなど、右:ジョイクロ148など

上の写真ですが、右がメイホウのマルチケースLサイズ:18.6cm×10.3cm×3.4cm

左がメイホウのワームケース:14.6cm×10.3cm×2.3cm

わりと大きめのルアーケースでも収納可能です。

ワームをパッケージごと収納するのにも向いています。

上の写真は、左からO.S.P ドライブクローラー6.5インチ、ジャッカル シザーコーム6インチ、ゲーリーヤマモト 6.5インチカットテールワーム。

こういった大きめのワームパッケージでも入ります。

二つのフロントポケットのすぐ上には、ファスナー付きのポケットもあります。

けっこう大きくて、薄めの小物ならなんでも入るサイズです。

ベルトループ

フロント部の下部には、大きめのベルトループがあり、カラビナなどを通して使えます。

フラップ部

フラップにマジックテープが付いており、これをフロント部にかぶせてペタリ。

そして、カチっとさせるタイプのベルトとバックルが2本あるので、こちらでしっかりと固定します。

衣類などを挟んで固定しておくことも可能。

ファスナー付きのポケットがあるので、カギやスマホなど、絶対に落とせないものはこちらに収納するのが良いでしょう。

取り外し可能なDリング

また、ベルトループとD環があるので、カラビナなどを使ってアクセサリー類のアタッチが可能です。

自分の好みの場所に付けられる

ちなみにですが、このD環は取り外して移動可能。

ストラップ

ストラップには厚手の大型ショルダーパッドが付いており、体への負担を軽減してくれます。

パッドの内側

パッドの内側は、滑りにくいメッシュ素材。

もちろん長さ調節は可能。

ストラップは簡単に取り外しでき、左右逆に取り付けることも可能。

側面(サイド部分)

片方は、小さめのベルトループがあり、別売りのロッドホルダー等をアタッチ可能。

筆者はカラビナでアクセサリー類をつけています。

反対側にはメッシュポケットがあり、500mlペットボトルを収納可能。

ただ、簡易的な造りなので保冷・保温機能はありません。

使ってみて感じたこと

今まで使ってきたバッグたち

筆者は3年間ほど、スリングショルダーバッグとヒップバックをメインに使ってきました。また、最近では、自転車で釣りに行くときはバックパックが多いです。

これら別タイプのバッグを使ってきた経験を踏まえて、このランガンメッセンジャーバッグを使ってみた所感をお伝えします。

ショルダーパッドはスライドしやすい

かなり緩くてスライドしやすい

パッドの裏面の素材が滑りやすいという意味ではなく、ショルダーパッド自体がスムーズにストラップを移動する、ということです。

おかっぱりでランガンしている時、気がつくとショルダーパッドが端に寄っていて、自分の肩にあたっていないことに気づく、ということが頻発しました。

もう少しスライドしにくいようにしてくれたら助かるなと感じます。

物を取り出す時にフラップが邪魔

スリングショルダーバッグやヒップバッグの場合、収納スペースを遮るものが何もありませんでした。

背負ったまま、このメッセンジャーバッグから物を取り出そうとすると、フラップが邪魔に感じます。

ベリっとマジックテープをはがすと、メイン収納スペースと自分の顔の間に、常にフラップ部があるわけです。

メイン収納が大きくて物を見つけやすい

フラップは邪魔ですが、メイン収納スペースが丸見え状態になるので、物を見つけやすく取り出しやすいです。

ファスナーがない分、口が大きくて広く、視認性は◎。

他タイプのバッグと比べ、「取り出したいものが下の方に埋もれて見つからない」ということが減りました。

意外と物は落ちにくい

3年間、ずっとファスナーで閉じて収納してきたので、この大口の収納スペースにフラップをかぶせるだけというシステムが不安でした。

背負って自転車を漕ぐことも多々ありますが、意外とバッグの中身は落ちることなく使えています。

大事な小物をファスナー付きポケットにいれておけば、トラブルは防げそうです。

GoProネックマウントとストラップが接触

これは、肩掛けストラップを使ったバッグの宿命。

GoProで撮影する時はネックマウントを使うのですが、バッグから物を取り出すときなどにストラップを動かそうとすると、ネックマウントが邪魔です。

撮影ができないわけではないですが、ストレスのひとつに。

収納力は十分

筆者はロッド1本の釣行がほとんどで、それに伴った量のルアーのほか、偏光サングラス、メジャーシート、アクセサリー類、ルアー回収機を持ち運びますが、収容力は十分だと感じます。

ただ、ルアー回収機などのグッズ類がけっこう多めなので、ルアーの量を少なめにする努力はしています。

自転車釣行での感想

クロスバイクで釣りに行くことが多いので、自転車に乗る人の視点で気づいたことをご紹介します。

バッグ本体は滑りやすい

自転車を漕いでいる時は、メッセンジャーバッグは背中側にあるわけですが、体勢をかえたり段差で衝撃を受けたりなど、こういったタイミングで背中にあったバッグがスルリとお腹側に落ちてくることがあります。

ストラップをギリギリまで短くしてみたところ、回数は減ったものの、やはり落ちてくることはあります。

バッグ本体の素材は、水をはじきやすい一方で、滑りやすいというデメリットがあります。

折りたたんだランディングネットを運べる

赤いのがランディングネット

自転車釣行時の最大の課題は、ランディングネットの積載・運搬でした。

伸びないタイプのネットは、自転車のリアキャリアにロープで固定していましたが、筆者は伸縮式のランディングネットを使いたいのです。

愛用しているジャクソンのスーパートリックスターネットですが、メッセンジャーバッグのフラップ部分と本体の間に挟み、ベルトとバックルで固定することで、運搬が可能です。

荷物を詰め込みすぎなければ、ベルトの長さが足りるのでなんとか大丈夫です。しっかり固定されるので落ちることもなし。

テレスコロッドが入る

このメッセンジャーバッグなら、少しはみ出るものの、メイン収納スペースにセミハードケースに入ったテレスコロッドが1本入ります。

ただ、かなり荷物を少なくして、さらに前述の「ランディングネットを挟む」をしない場合です。

スーパーカブ釣行での感想

プチ遠征の時は、スーパーカブ110に乗って釣りに行っています。原付バイク釣行での所感をご紹介します。

ボックスにまるまる入る

カブのリアキャリアにボックスを積んでいるのですが、バッグまるごと、すっぽりと入ります。これは、カブ乗りにとっては非常に嬉しいポイント。

ボックスがない人は、背負えばいいだけの話です。その分、身体に負担はかかりますが・・・。

ちなみに、ボックスが満パンで使えない時は、背負わずにバッグをお腹側に回して走っています。

使っているボックスは下の記事からご覧になれます。

メリット

おさらいをかねて、メリットのまとめです。

  • デザインがよく普段着とも合わせやすい
  • 防水素材で水をはじきやすく掃除もしやすい
  • メイン収納から取り出したい物を見つけやすい
  • メイン収納の口が大きいので物の出し入れをしやすい
  • 収納力は十分
  • ファスナーはないが物は落ちにくい
  • 少しはみ出るがテレスコロッドが入る
  • 折りたたんだランディングネットを挟んで運べる(自転車釣行)
  • スーパーカブに積んだボックスにすっぽり入る
  • 総合的に使いやすい
  • 価格が安い

デメリット

デメリットも振り返ってまとめます。

  • ストラップのショルダーパッドがスライドしやすい
  • 背負ったまま物を取り出す時にフラップが邪魔
  • メッシュポケットでペットボトルを収納可能だが保冷・保温は不可
  • GoProネックマウント使用時にストラップが邪魔
  • バッグ本体は滑りやすい素材(自転車釣行時)

おわりに

アブのランガンメッセンジャーバッグ2は、総合的に評価して使いやすいバッグだと思います。

見た目は良い意味で一般的なメッセンジャーバッグですが、ベルトループやD環などが装備されており、しっかりと釣り用バッグとしての機能性も確保。

もちろんデメリットもありますが、個人的にはそこまで深刻なものはなく、メリットの方が上回っていると感じました。

違うタイプのバッグも気になる方は

4タイプのバッグの使い勝手を検証してみました。下記の記事にまとめています。