オカッパリでバス釣りをするうえで欠かせないのが、釣り道具を収納・携帯するバッグです。
シマノ製ヒップバッグ(Mサイズ)を1年以上使ってみたので、その特徴や使い勝手をご紹介します。
ショルダータイプ、バックパック、ヒップバッグなど、様々なタイプがあるなかで、どのタイプにするか迷っている方の参考になれば幸いです。
シマノ ヒップバッグ 概要

基本情報
ブランド | シマノ/SHIMANO |
商品名 | ヒップバッグ |
品番 | BW-021T |
カラー | ブラック カーキ グレー サンドベージュ |
サイズ | S M |
外寸(cm) | S:10×29×17 M:12×32×22 |
素材 | ポリエステル |
定価 | S:5,100円+税 M:5,400円+税 |
特徴
厚手のパッド

体に接する部分は厚手のパッドがあるため、フィット感は良いです。
筆者はきつめに調整して腰に巻くので、歩いていてズリ落ちてくることはありません。
プライヤーホルダー付き

簡易的なプライヤーホルダーが標準装備されています。
マジックテープで固定するタイプ。
別途、プライヤーホルダーを買わなくても、なんとかなります。
ロッドレスト付き

何か作業をしたり休憩したりする際に、一時的にロッドを地面につけることなく休ませておくのに使えます。
ペットボトルホルダー付き(Mサイズのみ)

Mサイズは、500ml対応ペットボトルホルダーが標準装備されています。
グッズを取り付け可能なバンドやD環


別売りのペットボトルホルダー等を取り付け可能なバンド付の他、カラビナ等を通せるD環あり。
アングラーに必要なツール・グッズを取り付け可能です。
外ポケット・内ポケット
外ポケット

大きめの外ポケットが一つ。その内側には小さな内ポケットが二つ付いています。
メインスペースの内ポケット

メインスペースにも内ポケットが二つ。
ちょっとした小物の収納に便利。
収納力
収納できるルアーケースの最大サイズ

メイホウのVERSUS VS-3037NDを横にしてピッタリ収まる感じです。
収納してる道具の例
メインスペース

1 | メイホウ 大型ルアーケース (VERSUS VS-3037ND) |
2 | ダイワ ランカースケール (ボード型メジャー) |
3 | ダイワ ルアーキャッチャーヘビーウェイト (根掛かりルアー回収器) |
4 | リューギ Rタンク XLサイズ |
5 | 偏光サングラス |
メインスペースには、これだけのものが余裕を持って入ります。

大型メジャーや根掛かり回収器などを持参しない方は、Sサイズのバッグでも大丈夫かもしれませんね。
外ポケット

筆者はGoPro撮影キットを入れることが多いです。
少しキツイですが、入ります。


GoProを持参しない時は、主にワームを収納しています。
上の写真は、ゲーリーヤマモトのワームパック×10。
けっこう入ります。
メリット
生地や造りがシッカリしている

体への負担を軽減してくれる厚手のパットをはじめ、アングラーのことを考えた配慮がなされた造りだと思います。

全体的に生地が分厚くて強いです。
ベルトの縫い付け部分も、かなりしっかりと縫われている印象。
必要なツール一式が標準装備

標準装備
- プライヤーホルダー
- ペットボトルホルダー
- ロッドレスト
釣り人が欲しい機能が標準装備されているのは嬉しいポイント。
シンプルなデザイン

これは人によるのですが、シンプルなデザインが良いと思います。
個人的にはあまり攻めたデザインや派手な感じは苦手なので、どんな服装やスタイルにも合わせやすいシンプルデザインが気に入っています。
GoProネックマウントを装着しやすい

実は、これこそが、筆者がヒップバッグを購入した理由です。
同じくシマノのXEFOタフスリングショルダーバッグも使っていますが、バッグからモノを取り出すときにバッグをくるっとお腹の方に持ってくる際、バッグのベルトにつられてネックマウントがズレて大きなストレスです。

ヒップバッグなら上半身が完全フリーになるので、大きなメリット。
デメリット
装着・モノの出し入れが少ししにくい

これはあくまで、シマノの「XEFOタフスリングショルダーバッグと比べて」の感覚ですが、
ショルダーバッグは首からヒョイっと掛けるだけで済むのに対して、ヒップバッグはズリ落ちないように力を入れて支えながら装着・脱着する必要があります。
また、モノを取り出す際に、お尻側からお腹側にバッグをズラしにくいです。
ズリ落ちないように割とキツめにベルトを調整することになる上に、パッドがずれにくさを助けているためです。
少し歩きにくい

こちらも「XEFOタフスリングショルダーバッグと比較して」ですが、ヒップバッグは上半身がフリーになる分、下半身に負荷がかかるため、少し歩きにくくなります。
特に、筆者は大きなランディングネットをバッグに付けているため、なかなか体力を必要とします。
2〜3時間もランガンすると、腰まわりが痛くなることも。
ペットボトルホルダーの固定力はイマイチ

弱めのゴムでホールドしているだけなので、まれにペットボトルが落下することがあります。
藪漕ぎをする際や、体勢を変える時は注意が必要。
普通に歩いていて落ちることはありません。

心配な方は、別売りのペットボトルホルダーを付けるのもアリかと思います。

ロッド「レスト」であり「ホルダー」ではない

ロッドレストはその名の通り、ロッドを「レスト(休む)」させるものであり、ホルダーではありません。
ホールドしづらいです。
一時的に地面につけずに置いておけるだけであり、ここに差したままウロウロはしにくいです。
バッグを腰に装着した状態でスピニングロッドを差してみましたが、横に傾いてしまいます。
ショルダータイプと迷ったらどうする?

筆者は両方とも1年以上使ってきましたが、個人的には、ショルダータイプの方が使いやすいです。
ショルダータイプのメリット・デメリット

XEFOタフスリングショルダーバッグのメリット
- 背負ったままモノを取り出しやすい
- 歩きやすい
- 背負ったまま自転車で移動しやすい
- 全体的に使いやすい
XEFOタフスリングショルダーバッグのデメリット
- GoProネックマウントを使いづらい
- プライヤーホルダーなど別売りパーツが必要
XEFOタフスリングショルダーバッグの詳細は、下記の記事でまとめています。

ヒップバッグのメリット・デメリット

- プライヤーホルダー等が標準装備
- 上半身が完全フリーで動きやすい
- GoProネックマウントを使いやすい
- 標準装備のホルダーは機能面で少し物足りない
- 足腰に負担がかかる
- 長時間のランガンだと下半身への負担が大きい
おわりに
Mサイズとなると、けっこうモノが入るのでずっしり重くなりがちです。
バッグの中だけでなく、外にカラビナリールと各種グッズやランディングネットを取り付けたりすると、かなり体力が必要となります。
筆者の場合は、外ポケットがGoPro撮影キット一式で占拠されてしまうのでMサイズにしましたが、もともと荷物少なめの方や身軽さを優先したい方は、Sサイズでもよいでしょう。
筆者のように、上半身をフリーにしたい方にはヒップバッグが向いていると思います。
GoProのネックマウントが装着しやすい他、フード付きの服が着やすいなどのメリットがあります。
違うタイプのバッグも気になる方は
4タイプのバッグの使い勝手を検証してみました。下記をご覧ください。
