傾斜や高さのある場所で、ランディングに苦戦したり、そのポイントを諦めてしまったことはありませんか?
そんな時は、振り出し式のランディングネットがあれば安心。
3.8mまで伸びる「スーパトリックスターネットSTN-380」を、バス釣りオカッパリ釣行で実際に使ってみました。
本記事では、この3.8mのネットを使ってみた所感、必要なオプションパーツ、携帯方法、メリット・デメリットご紹介します。
スーパートリックスターネット 概要

ブランド | ジャクソン Jackson |
品名 | スーパートリックスターネット Super Trickstar Net |
品番/型番 | ①STN-180 ②STN-280 ③STN-380 |
長さ | ①1.8m ②2.8m ③3.8m |
仕舞寸法(シャフト部) | ①29cm ②42cm ③46.5cm |
フレームサイズ | 36cm×30cm |
税込定価 | ①13,200円 ②14,850円 ③15,950円 |
スーパートリックスターネットは振り出し式のランディングネットで、長さの異なる3タイプが販売されています。
筆者が購入したのは、3.8mまで伸びるSTN-380。
重さ
自分で計ってみたところ、重さは、別売りパーツ装着時で約740gでした。
- ランガンジョイント
- ランガンマグネット
- プロックス交換用ラバーネット
上記の別売りアイテムを装備・交換した状態での重さです。
*クッキング用の機器を使ったので多少の誤差はあるかもしれません。
サイズ感

ネットのフレームも大きさの異なる3タイプがありますが、筆者はノーマルフレームを使っています。
下の写真は37cmのバスを入れていますが、深さにはだいぶ余裕がありそうです。

琵琶湖などでモンスターサイズを狙わない限りは、ノーマルフレームで十分でしょう。
ランガンマグネット

ブランド | ジャクソン |
品名 | スーパートリックスターランガンマグネット |
型番/品番 | STN-RGM PU/GD/BL |
カラー展開 | パープル/ゴールド/ブルー |
垂直耐荷重 | 4.2kg |
定価(税込) | 2,200円 |
スーパートリックスター用に設計された、専用オプションパーツです。
ランガン時の携帯に便利

- ランガンマグネットでバッグからぶら下げられる
- 磁力は十分で歩いているだけでは落下しない
- ランディング時は瞬時に切り離して魚を取り込める
- 藪漕ぎ・柵を越える時はネットの落下に注意
ランガンジョイント

ブランド | ジャクソン |
品名 | スーパートリックスターランガンジョイント |
型番/品番 | STN-RJ PU/GD/BL |
カラー展開 | パープル/ゴールド/ブルー |
定価(税込) | 3,850円 |
こちらも、専用のオプションパーツ。
折りたたみでコンパクトに

ランガンジョイントがあると、長いランディングネットを二つ折りにして、コンパクトに収納できます。

- 原付バイク・自転車での携帯が可能になった
- 室内・車内でも省スペースで便利に
デメリット・注意事項
- ロックのネジが緩みやすい
- 折りたたむときに少し力(コツ)がいる

上の写真の、白い丸部分のように、金具を手で下にスライドさせながら、ジョイント部分を折りたたみます。
この時、少し力が必要ですが、コツを掴めばスムーズにできるようになるので大丈夫。

また、上の写真のブルーのネジ式ロックですが、これが緩みやすいです。
釣行前に、毎回確認が必要となります。
原付バイクでの持ち運び

筆者は、スーパーカブ110のリアキャリアに積んだボックスを活用しています。
- ボックスの中に収納する
- ボックスのフタの上に載せてツーリングネットで固定
上のいずれかの方法で運搬。
これは、ランガンジョイントで折り畳めないと難しいですね。
使っているボックスについては、下記の記事にまとめています。

自転車での持ち運び

運動を兼ねて、クロスバイクで釣りに行くことも多いです。
- バックパックに入れる
- メッセンジャーバッグに固定する
上のいずれかの方法で運びます。

リトルプレゼンツの防水バックパックなら、STN-380がすっぽり入ります。


アブガルシアのメッセンジャーバッグの場合、フラップ部とバッグ本体の間に挟み、ベルトとバックルで固定することが可能。
ただ、STN-380を、ランガンジョイントを使って折りたためる状態にしておく必要があります。
メッセンジャーバッグのインプレ記事は、下記よりご覧ください。

使ってみて感じたこと
2年ほどみっちり使ってみて、感じたことをお伝えします。
オプションパーツの購入がベター

筆者はオプションパーツのランガンマグネットとランガンジョイントを別途購入。
特に、折りたたみを可能にするランガンジョイントは、原付バイクや自転車で釣りに行く筆者にとっては、必需品となっています。
3.8m あるに越したことはない

3m以上伸ばして使う機会は少ないですが、「高さ+傾斜」のある場所では、やはり助かります。
また、落とし物を拾ったりする際にも、この長さに助けられたことは一度や二度ではありません。
メリット
- 高さがある場所・足場の悪い場所でもランディング可能
- 釣りができるポイントが増える
- 落とし物の回収にも使える
- 杭などに引っ掛かったルアーを回収できる
- どんな場面でも魚を取り込める安心感がある
- 想定外の大物でも安心してランディング可能
今まで諦めていたようなポイントでも釣りができるようになったことが、一番のメリットだと感じています。
デメリット
- 重くて大きいので機動力が落ちる=歩きづらい
- 藪漕ぎする時や柵を越えたりする際にかなり邪魔
- 網目が細かくプラグが引っ掛かりやすく外しづらい
- シャフトの下栓が緩んで外れることがある
- 使っているうちにシャフト部分がスポっと抜けて落ちやすくなる
シャフトの下栓

使用する際は、出発の前後に下栓の締まり具合を必ず確認しましょう。
一度、シャフトの下栓が、知らないうちに外れてしまっていたことがあります。
バイクに乗せて走行中に、スルスルと伸びていることに気づき、慌てて停車しました。
ちなみに、失くした下栓は、釣具店のキャスティングに電話して取り寄せてもらいました。
シャフト部分の抜け落ちが多発する

使用開始から3年目に突入し、シャフト部分がスポっと抜けて落ちることが多くなってきました。
おそらく、黒いスポンジ部分が縮んできているのでしょう。
応急処置として、テープをスポンジ部分に巻いて、太さを増すことで対応しています。
純正ネットにプラグが引っかかる

しばらく使い続けて痛感したことがあります。
それは、プラグがネットの網目にひっかかり、ものすごくストレスになるということです。
釣ったあと、素早く写真撮影してリリースしたいのですが、とにかくプライヤー無しでは外すのが不可能なほど。
追記:フック絡まる問題は解決

網目が粗いラバーネットに交換しました。これで全て解決。
ネットの交換方法など、詳細は下記の記事をご覧ください。

おわりに
スーパートリックスターネットは、確実におかっぱりアングラーの味方になってくれるでしょう。
足場の悪い場所、高さのある場所、傾斜のある場所、様々なポイントで安心感をもたらしてくれる頼もしい存在。
ただ、やはり重くてかさばるのも事実。こればっかりは、耐えるしかありません。
デメリットもありますが、筆者はメリットの方が多いと感じています。
一時期はプラグのフックが絡まる問題に悩まされましたが、ネット部分を交換して解決し、快適に釣りを楽しんでいます。
参考記事
プロックスのオールインワンミニは、多機能・コンパクトでコスパの良いランディングネット。
デザイン的に問題なしなら、こちらの方がオススメ。
