ランディングネットはオカッパリ釣行で大活躍します。個人的には必須アイテム。
3.8mまで伸びる伸縮式ランディングネット「スーパトリックスターネットSTN-380」を、おかっぱり釣行で実際に使ってみた所感・メリット・デメリットをご紹介します。
スーパートリックスターネット 概要

ブランド | ジャクソン Jackson |
品名 | スーパートリックスターネット Super Trickstar Net |
品番/型番 | ①STN-180 ②STN-280 ③STN-380 |
長さ | ①1.8m ②2.8m ③3.8m |
仕舞寸法(シャフト部) | ①29cm ②42cm ③46.5cm |
フレームサイズ | 36cm×30cm |
税込定価 | ①13,200円 ②14,850円 ③15,950円 |
スーパートリックスターネットは伸縮式(振り出し)のランディングネットで、長さの異なる3タイプが販売されています。
筆者が購入したのは、3.8mまで伸びるSTN-380。
重さ
自分で計ってみたところ、重さは、別売りパーツ装着時で約740gでした。
- ランガンジョイント
- ランガンマグネット
- プロックス交換用ラバーネット
上記の別売りアイテムを装備・交換した状態での重さです。
*クッキング用の機器を使ったので多少の誤差はあるかもしれません。
実勢価格
STN-380ブルーの価格。2023年3月14日時点、Amazonプライム価格は14,294円でした。
サイズ感

ネットのフレームも大きさの異なる3タイプがありますが、筆者はノーマルフレームを使っています。
下の写真は37cmのバスを入れていますが、深さにはだいぶ余裕がありそうです。

琵琶湖などでモンスターサイズを狙わない限りは、ノーマルフレームで十分でしょう。
収納性・携帯性
ランガン時の携帯方法

- ランガンマグネットでバッグからぶら下げる
- バックパックやバッグのベルトに差し込む


バックパックかメッセンジャーバッグを使う時は、バッグのベルトに差し込むような形で携帯可能。
原付バイクでの持ち運び

筆者は、スーパーカブ110のリアキャリアにボックスを積んでいますが、これを活用しています。
- ボックスの中に収納する
- ボックスのフタの上に載せてツーリングネットで固定
このいずれかの方法で運びます。

自転車での持ち運び

運動を兼ねて、クロスバイクというタイプの自転車で釣りに行くことも多いです。
- バックパックに入れる
- メッセンジャーバッグに固定する
このいずれかの方法で運びます。

リトルプレゼンツの防水バックパックなら、STN-380がすっぽり入ります。


アブガルシアのメッセンジャーバッグの場合、フラップ部とバッグ本体の間に挟み、ベルトとバックルで固定することが可能。
ただ、STN-380を、ランガンジョイントを使って折りたためる状態にしておく必要があります。

使ってみて感じたこと
筆者はボートに乗ることはなく、おかっぱりのランガンで使用しています。
2年ほどみっちり使ってみて、感じたことをお伝えします。
オプションパーツの購入がベター

筆者はオプションパーツのランガンマグネットとランガンジョイントを別途購入。
特に、折りたたみを可能にするランガンジョイントは、原付バイクや自転車で釣りに行く筆者にとっては、必需品となっています。
詳細は、下記の記事にまとめています。


3.8mも必要か?

個人的には、おそらく2.8mあれば、ほとんどの場面で対応できると思います。
2年ほど使ってきましたが、MAX3.8mまで伸ばしてランディングしたことはありません。
ただ、引っ掛かったルアーを回収するときは、3.8mでよかった!と思う場面が多々ありました。
メリット
- 高さがある場所や足場の悪い場所でもランディングが可能
- 落とし物の回収にも使える
- 杭などに引っ掛かったルアーを回収できる
- どんな場面でも魚を取り込める安心感がある
高さがある場所や足場の悪い場所でも攻められるようになり、今まで諦めていたようなポイントでも釣りができるようになったことが、一番のメリットだと感じています。
デメリット
- 重くて大きいので機動力が落ちる=歩きづらい
- 藪漕ぎする時や柵を越えたりする際にかなり邪魔
- 網目が細かいので、プラグが引っ掛かりやすく外しづらい
- シャフトの下栓が緩んで外れることがあった
- 使っているうちにシャフト部分がスポっと抜けて落ちやすくなる
シャフトの下栓

シャフトの下栓が、一度、知らないうちに外れてしまっていたことがあります。バイクに乗せて走行中に、スルスルと伸びていることに気づき、慌てて停車しました。
使用する際は、出発の前後に下栓の締まり具合を必ず確認しましょう。
失くした下栓は、釣具店のキャスティングに電話して取り寄せてもらいました。パーツ代と送料込みで1,000円程度だったと記憶しています。
シャフト部分の抜け落ちが多発する

使用開始から3年目に突入し、シャフト部分がスポっと抜けて落ちることが多くなってきました。
おそらく、黒いスポンジ部分が縮んできているのでしょう。
応急処置として、セロテープをスポンジ部分に巻いて、太さを増すことで対応しています。
純正ネットにプラグが引っかかる

しばらく使い続けて痛感したことがあります。
それは、プラグがネットの網目にひっかかり、ものすごくストレスになるということです。
釣ったあと、素早く写真撮影してリリースしたいのですが、とにかくプライヤー無しでは外すのが不可能なほど。
追記:フック絡まる問題は解決!

網目が粗いラバーネットに交換しました。これで全て解決。
ネットの交換方法など、詳細は下記の記事をご覧ください。

まとめ
- 場所を選ばずあらゆる釣り場で魚を取り込めるようになった
- 一方で、重くてかさばるので機動力はかなり落ちるが、耐えるしかない
- 純正ネットは網目が細かすぎてプラグが引っかかるのがストレスになる
- 網目の粗いラバーネットに交換することでプラグが引っかかる問題は解決
- 長期間使っているとシャフト部分が抜け落ちることが増えてくる→セロテープで応急処置
おわりに
スーパートリックスターネットは、確実におかっぱりアングラーの味方になってくれるでしょう。
足場の悪い場所、高さのある場所、傾斜のある場所、様々なポイントで安心感をもたらしてくれる頼もしい存在。
ただ、やはり重くてかさばるのも事実。こればっかりは、耐えるしかありません。
デメリットもありますが、筆者はメリットの方が多いと感じています。
一時期はプラグのフックが絡まる問題に悩まされましたが、ネット部分を交換して解決し、快適に釣りを楽しんでいます。
プロックスのオールインワンミニは、多機能・コンパクトでコスパの良いランディングネット。デザイン的に問題なしなら、こちらの方がオススメ。
