令和、バス釣り用のルアーは星の数ほど溢れていて、何を選んでいいか迷ってしまいます。
そこで、本記事では、
初心者の私でも、このルアーで釣れましたよー
という意味を込めまして、バス釣りを始めたばかりの時期に、実際に使って釣れたルアー12選を紹介します。
- 入門してから6ヶ月以内に使って釣れたルアーの紹介
- 釣りスタイルはオカッパリ(岸釣り)
- 野池・小河川がメインフィールド
- 5月〜11月に使ったルアー
- ハードルアーの紹介
上記の条件をベースにお伝えしていきます。
仔どんぐりマウス

ルアー名 | 仔どんぐりマウス |
ブランド | Viva/コーモランプロダクト |
サイズ | 45mm |
重さ | 8g |
定価 | 1,700円+税 |
可愛らしい見た目と小柄な体格ながら、ポコポコを大きな音でアピールできる小型の羽根モノが、「仔どんぐりマウス」。
仔どんぐりマウスは、アナタのために必死に泳ぎます。
釣果データ

釣れた時期 | 5月下旬 |
釣れた場所 | 野池 |
水質 | マッディ |
釣果 | 2匹 |
魚のサイズ | 約20cm |
釣れるのは小バスが多いですが、初心者が楽しむにはもってこいのトップウォータープラグです。
使ってみた所感・コメント
- 簡単!巻くだけで釣れる
- 小柄だがポコポコと大きな音でアピール
- 魚のサイズを選ばず羽根モノを楽しめる

POP X

ルアー名 | POPX(ポップエックス) |
ブランド | Megabass(メガバス) |
サイズ | 64mm |
重さ | 1/4oz(約7g) |
定価 | 1,750円+税 |
ポッパーの代名詞的な存在であり、よく釣れると評判なのが、「メガバスPOPX」。
ロッドをクイっと動かしてポッピングやスプラッシュをさせると、パコっ!と気持ちいい音を出し、サウンドと水面の波紋でアピールします。
釣果データ

釣れた時期 | 5月下旬〜6月下旬 |
釣れた場所 | 野池 |
水質 | マッディ |
釣果 | 4匹 |
魚のサイズ | 約25cm〜38cm |
朝マズメや雨が降り出しそうな曇天に釣れました。
小さな野池としては良型の38cmもゲット
使ってみた所感・コメント
- パコっ!というキレイなスプラッシュ音でバイト誘発
- 簡単!竿先をクイッと動かすだけでスプラッシュ発生
- 風がなく水面が波たってない時に効果
- 曇天によく釣れる

ファーストスピナーベイト

ルアー名 | ファーストスピナーベイト |
ブランド | プライアルルアー (コーモランプロダクト) |
重さ | 3/16oz、1/4oz、3/8oz |
価格帯 | 税込600円前後 |
600円程度の格安で買えて、しっかり釣れてしまうのが、「プライアル スピナーベイト」。
釣果データ

釣れた時期 | 6月中旬〜9月上旬 |
釣れた場所 | 野池 |
水質 | マッディ |
釣果 | 9匹 |
魚のサイズ | 約20cm〜33cm |
1/4ozモデルで9匹!けっこう釣れます。
ちなみに入門時期から2年後、3/8ozモデルで自己最大記録となる49cmも釣れています
使ってみた所感・コメント
- 簡単!巻くだけで釣れる
- コンパクトで小規模な釣り場にぴったりのサイズ感
- 教科書通り!風が強い日に使って釣れた

ピーナッツ SSR

ルアー名 | ピーナッツ |
ブランド | ダイワ |
タイプ | SSR |
サイズ | 5cm |
重さ | 8.6g |
定価 | 800円+税 |
潜行レンジ | 0.5m |
当時は「ピーナッツ2」という名称でしたが、現在は「2」がとれて「ピーナッツ」となっているルアー。
現在(2023年11月)でいうところの、「ピーナッツSSR」で釣りました。
安くて釣れることから、初心者の定番ルアーとして定着していますね。
釣果データ

釣れた時期 | 7月上旬 |
釣れた場所 | 野池 |
水質 | マッディ |
釣果 | 3匹 |
魚のサイズ | 19cm〜32cm |
まあまあのサイズから、19cmのミニサイズまで釣れています。
使ってみた所感・コメント
- 簡単!巻くだけで釣れる
- 9gほどあるのでベイトタックルでよく飛ぶ
- 風が強い時に釣れやすい
- 速めに巻くと効果的

タイニーピーナッツ SR

ルアー名 | タイニーピーナッツ |
ブランド | ダイワ |
タイプ | SR |
サイズ | 40 mm |
重さ | 4g |
定価 | 800円+税 |
潜行レンジ | SR:約1m |
上で紹介したピーナッツの弟分で、さらに小粒になったのが、「ダイワ タイニーピーナッツ」。
ピーナッツシリーズの末弟。スピニングタックル対応で入門者でも扱いやすいです。
釣果データ

釣れた時期 | 7月中旬〜9月下旬 |
釣れた場所 | 野池 |
水質 | マッディ |
釣果 | 3匹 |
魚のサイズ | 約15cm〜25cm |
小バスでも食いつきやすいようですね。秋の数釣りにも使えるでしょう。
使ってみた所感・コメント
- スピニングでよく飛ぶ
- 簡単!投げて巻くだけ
- ラトル音とハイピッチアクションでアピール
- とはいえ小粒なので魚に過度なプレッシャーを与えない

モス

ルアー名 | モス |
ブランド | BIOVEX(バイオベックス) |
タイプ | フローティング |
潜行深度 | 水面 |
サイズ | 35mm/40mm |
重さ | 2g/3g |
定価 | 500円+税 |
バイオベックスのユニークな虫系ルアー、「モス」。
プラグでもワームでもない、浮力抜群のルアーです。
ただ、新品で見かけることはなく、たまに中古店で見かけるくらいです
釣果データ

釣れた時期 | 9月中旬〜下旬 |
釣れた場所 | 野池、小河川 |
水質 | マッディ |
釣果 | 3匹 |
魚のサイズ | 約15cm〜30cm |
野池では、近くを流れる用水路でも釣れました。
使ってみた所感・コメント
- 浮力抜群
- 岸際や用水路など虫が落ちそうな場所で効果的
- トレブルフックでフッキング率よし

レアリス真虫

ルアー名 | レアリス真虫(しんむし) |
ブランド | DUO(デュオ) |
タイプ | 重心固定・フローティング |
サイズ | 40mm |
重さ | 5.7g |
定価 | 1,430円(税込) |
セミのようなややボリューム感のある虫にそっくりな虫系ハードルアーが、「レアリス真虫」。
上で紹介したモスが蛾なら、こちらはセミやカナブン?食べ応えのあるサイズ感。
セミが力尽きる季節に使ってみましょう。
釣果データ

釣れた時期 | 9月中旬 |
釣れた場所 | 野池 |
水質 | マッディ |
釣果 | 1匹 |
魚のサイズ | 約25cm |
草に覆われた用水路に投げ込んで釣れました。
おそらく夏を通してセミを何度か見ているタイミングだったでしょう。
使ってみた所感・コメント
- 落水昆虫をイメージして水面シェイクでOK
- トレブルフック×2でフッキング率抜群
- ラバーレッグは取れやすいので注意
ジョイントベイト90SF

ルアー名 | ジョイントベイト90SF |
ブランド | BIOVEX(バイオベックス) |
タイプ | スローフローティング |
サイズ | 90mm |
重さ | 11g |
定価 | 1,280円+税 |
4連結ボディによるスネークアクションでニョロニョロとバスを誘惑するのが、「バイオベックス ジョイントベイト90SF」。
ガンクラフトのジョイクロに手が出なかった筆者が、まずはこれから!と思って購入したルアーです。
釣果データ

釣れた時期 | 9月中旬 |
釣れた場所 | 野池 |
水質 | マッディ |
釣果 | 1匹 |
魚のサイズ | 37cm |
デジ巻で強めのターンを入れた後、ひったくるようなバイトがありました。
ただ、バスは追ってはくるものの、なかなか口を使ってくれません。
バンバン数が釣れるルアーではないので、忍耐が必要
使ってみた所感・コメント
- ウェイトシールでのチューニング必須
- ニョロニョロとヘビのように泳ぐ
- リール操作でターンをさせて釣れた
- 安いので気軽にジョイント系ルアーを楽しめる
*ウェイトシールによる調整など、詳細は下記の記事をご覧ください。

シャッドラップ SR5

ルアー名 | シャッドラップ SR5 |
ブランド | RAPALA(ラパラ) |
サイズ | 5cm |
重さ | 6g |
潜行深度 | 1.2m-2.7m |
ラパラ社のシャッド型クランクベイトで、ナチュラルなスイミングアクションでよく釣れると評判なのが、「ラパラ シャッドラップ(SR5)」。
釣果データ

釣れた時期 | 10月中旬 |
釣れた場所 | 小河川(水路) |
水質 | やや濁っている |
釣果 | 1匹 |
魚のサイズ | 約20cm |
減水した水路にて、橋の下を泳がせたところバイト。
使ってみた所感・コメント
- 6gのクランクだがスピニングでも無理なく巻ける
- 投げて一定のスピードで巻くだけでOK
- ナチュラルな動きで安定した泳ぎ
ジョイントベイト110SF

ルアー名 | ジョイントベイト110SF |
ブランド | BIOVEX(バイオベックス) |
タイプ | スローフローティング |
サイズ | 110mm |
重さ | 17g |
定価 | 1,300円+税 |
上で紹介したジョイントベイト90SFのひとつ上のサイズで、重量とアピール力がアップしたのが、「バイオベックス ジョイントベイト110SF」。
90SFより6g重く、ボディも厚くなりズッシリとした重量感があります。
釣果データ

釣れた時期 | 11月上旬 |
釣れた場所 | 野池 |
水質 | マッディ |
釣果 | 1匹 |
魚のサイズ | 32cm |
ヘラ台の前をデッドスローで泳がせたところ、ヘラ台の下にグイっと引き込むようなバイトがありました。
おそらく、自分の縄張りから去ってくれない敵に対する威嚇だったと思われます。
110SFだと、サイズ的にも威嚇の対象になりえるでしょう。
使ってみた所感・コメント
- ウェイトシールでのチューニング必須
- ニョロニョロとヘビのように泳ぐ
- 安いので気軽にジョイント系ルアーを楽しめる
- デッドスローでもそこそこの存在感と威圧感あり
- 重いので強風でも使いやすい
*ウェイトチューンなどの詳細は、下記をご確認ください。

ドゥルガ73F

ルアー名 | ドゥルガ73F |
ブランド | O.S.P(オーエスピー) |
タイプ | フローティング |
サイズ | 73mm |
重さ | 4.4g |
定価 | 1,870円(税込) |
発売年月 | 2019年6月 |
O.S.Pミノーシリーズの最小サイズでフローティングモデルなのが、「ドゥルガ73F」。
小河川や水路でよく見かける小魚にマッチしたフォルムやサイズ感が魅力。
後に小型ミノーに「ど」が付くほどハマってしまった筆者ですが、そのキッカケとなったルアー。
釣果データ

釣れた時期 | 10月下旬〜11月上旬 |
釣れた場所 | 大河川、小河川(水路) |
水質 | クリア、やや濁りあり |
釣果 | 4匹 |
魚のサイズ | 約20cm〜約25cm |
当時、通い始めた川に小魚が多く、実際にバスが捕食している場面を目撃し、ドゥルガを買いに行きました。
効果的面!トゥイッチで逃げるような動きを演出すると、躊躇なくバイトしてきました。
使ってみた所感・コメント
- スピニングで扱いやすい重量感
- トゥイッチで逃げ惑う小魚を演出すると釣れる
- どこでもマッチザベイトできるサイズ感

ブレットン

ルアー名 | ブレットン |
ブランド | ダイワ(輸入販売) |
重さ | 3g/5g/7g/9g/11g |
定価 | オープン |
番外編としてぜひ紹介したかったのが、スピナーです。
バス釣りを少しかじった中学時代、安いし投げて巻くだけで簡単に釣れるので、筆者が愛用していたのが、「ブレットン」。
マッディな野池でも、小河川(水路)でも釣れます。

上の写真は、2021年の秋に小河川で釣ったもの。
やはり小バスキラーでした。使用したのは3g。
ブレットン(スピナー)の良いところ
- 簡単!投げて巻くだけ
- フッキング率高め
- 小型が数多く釣れる = 当時中学生の筆者でもたくさん釣れた

使用したタックル
本記事でご紹介したルアーたちですが、下記のタックルを使いました。
スピニングタックル

スピニングロッド1 | シマノ BASS ONE XT 263L-2 |
スピニングロッド2 | メジャークラフト バスパラ BXST-645L |
スピニングリール | シマノ ネクサーブ 2500S |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 5lb/6lb |
当時使っていたタックルは上記の通り。安めの入門機種です。
ラインはナイロンの5lb〜6lbが多かったです。
現在はプラグをメインに使っており、ナイロン6lbに落ち着きました。

ベイトタックル

ベイトロッド | シマノ BASS ONE HG 1582-2 |
ベイトリール | シマノ BASS ONE XT 150 |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 14lb/16lb |
ロッドは中学時代にバス釣りを少しかじったときに購入した安物。リールはシマノの入門機種です。
また、ロッドもバスワンシリーズの現行モデルを買って使っていますが、安くて丈夫です。

おわりに
2020年5月下旬、ポコポコと音を立てて泳ぐ仔どんぐりマウス君。
巻くのを止めてすぐに、バフ!っという音と共に魚が水面を割り、仔どんぐりマウス君は水中へと姿を消しました。
あれが、バス釣りにのめり込むきっかけとなった出来事です。
さて、こうして振り返ってみると、トップウォーター、スピナーベイト、クランクベイト、ジョイント系ルアー、シャッドクランク、ミノー、虫系と、意外と幅広く使って釣れているなと感じました。
何も知識がなかった時期ですが、とにかく色んなルアーを試してみたい好奇心から、幅広いチョイスになったようです。
ご紹介したルアーたちは、知識や技術が未熟な状態でも釣れたルアーたち。プラスとなる状況や条件が揃えば、チャンスはあるはずです。
はじめての方、または始めたばかりの方に、ぜひおすすめしたいルアーたちです。気になるルアーがあったら、どれか試してみてください。
みなさんが、良い魚に出会えることを祈っております。
参考記事
スピナーベイトは、初心者が大きめのバスを釣るのに一番適したルアーでしょう。
ベイトタックルのキャストさえ覚えれば、こっちのもの。
