【インプレ】バイオベックス ジョイントベイト90&110 安い・釣れる・侮れない

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「ビッグベイトやジョイントベイトで釣ってみたい!でも高価だし投げられるタックルが無い・・・」。

そんな時は、「バイオベックス ジョイントベイト90SF」と「バイオベックス ジョイントベイト110SF」の出番。

このシリーズは、安くて気軽に買えるジョイント系ルアーです。

ウェイトチューンを施し、スネークアクションでにょろにょろと動かして、いびつな動きながらデジ巻きでターンをさせるなど、それなりに操作を楽しめ、しっかり釣れます。

本記事では、「バイオベックス ジョイントベイト90SF」と「バイオベックス ジョイントベイト110SF」を投げて良い思いをしている筆者が、使ってみた所感、ウェイトチューン方法、操作方法についてご紹介します。

もくじ(クリックでジャンプ)

ジョイントベイト 90&110 概要

110SF(上)と90SF(下)
スクロールできます
 ジョイントベイト90SFジョイントベイト110SF
ブランドバイオベックス(BIOVEX)バイオベックス(BIOVEX)
タイプスローフローティングスローフローティング
カラー展開23色29色
サイズ90mm
(3.5inch)
110mm
(4.5inch)
重さ11g
(3/8oz)
17g
(5/8oz)
潜行深度0-10cm0-10cm
フックサイズフロント:#8
リア:#10
フロント:#6
リア:#8
本体価格1,280円+税1,300円+税
製品情報ソース:バイオベックス公式サイト(*2024年1月14日時点の情報)

4連結ボディのジョイントルアーで、ヘビのようにクネクネ動くスネークアクションが特徴的。

見た目はウグイやアユのような細長い魚に近いですね。

サイズ感

上から見た図

9cm/11cmですが、体高がありボリューム感があります。

また、90SFと110SFの長さは2cmの差ですが、110SFはボディがかなり分厚く、重量感が増し増しな印象を受けます。

9cm/11cmクラスミノーとの比較

90SFと阿修羅II925F

O.S.Pの阿修羅II925Fと比べると、長さは同じくらいですが、やはり体高がある分ボリューム感が出ます。

110SFとヴァルナ110SP

110SFとO.S.Pのヴァルナ110SPを比べても同様。ジョイントベイトの体高の高さが目立ちます。

フォルム(形状)

パッと見、典型的な魚の体型。日本の淡水魚でいうところの、オイカワ・タモロコあたりと似ていますね。

4連結ボディ

やはり特徴的なのが、4連結ボディ。ニョロニョロ感のある動きを演出します。

リップ(なし)

そしてリップはナシ。潜らないタイプ。ウェイトチューンで沈めることになります。

テール(尻尾)

一番上がジョイントベイト110SF

テール部分は、他のボディ部分と同じくプラスチック素材。

ジョイント系ルアーのテールはラバー仕様が多いですが、ジョイントベイトは暑さや形崩れなどを気にする必要なし。

初心者にうれしいポイント

価格が安い

他社の同サイズのジョイント系ルアーなら、3,000〜4,000円くらいしますが、ジョイントベイト90SFと110SFは、税込定価1,400円台

  • 価格を抑えたい
  • いきなり高級ルアーを投げるのは躊躇してしまう
  • まずは安物で慣らしたい

上記のような初心者の方におすすめです。

いつものタックルで投げられる

ビッグベイト専用ロッドや高級リールは必要ナシ

90SFと110SFは、ベイトロッドのバーサタイルモデル(万能型)で投げられます。

ベイトロッドの最初の1本は、7g〜21gくらいのルアーに対応したものを購入する方が多いのではないでしょうか。おそらく、今みなさんがお使いのタックルで対応できるでしょう。

筆者は、初めて買ったジョイントベイトは90SFで、いつも使っていた安いベイトタックルで釣れました。

専用ウェイトシールでチューニングを楽しめる

BIOVEXから専用のウェイトシールが出ており、これでチューニングを楽しめます。

あまり細かいことを考えず、まずはこのシールを貼ってお気に入りの動きを出すようにしましょう。

釣果データ

90SFで釣った48cm
使用ルアージョイントベイト90SF
ジョイントベイト110SF
釣れた時期9月
11月
累計釣果90SF:3匹
110SF:1匹
累計:4匹
最大サイズ48cm(90SFで)
平均サイズ約39cm
釣り場のタイプ野池
小河川(水路)
釣り場の水質ステイン
マッディ

小規模な野池や水路で釣りをすることがほとんどですが、何故か、釣れるサイズは毎回大きいという謎・・・。

上の写真の通り、90SFでモンスタークラスの48cmを釣り上げることができました。

筆者の中では、ジョイントベイト90SFは、ビッグバスキラー的なルアーとなっています。

使用タックル

ロッドダイワ
ブレイゾンモバイル 666TMB
リールシマノ
SLX MGL 70(ノーマルギア)
ラインダイワ
BASS Xナイロン 12lb/16lb
*90年代後半に購入した古いロッド

いくつかの種類を使ってきましたが、最近は上のセッティング。

ブレイゾンモバイルテレスコロッド(振り出し式)で、5g-18gのルアーに対応したバーサタイルモデル。Mクラス相当ですね。

リールはシマノのSLX MGL。こちらはノーマルギア。

ただ巻きでニョロニョロさせるのが基本なので、ハイギアである必要はありません。

ラインは、ナイロンの12ポンドと16ポンド。

まさか巨大な48cmが釣れると思っておらず12ポンドを巻いていましたが、90SFなら最低でも14ポンド、110SFなら16ポンドあったほうが良いでしょう。

実績のあるカラー

チャートヘッドシルバーアユ
バス
スクロールできます
カラー釣果水質
チャートヘッドシルバーアユ(90SF)3匹ステイン
マッディ
バス(110SF)1匹マッディ

チャートヘッドシルバーアユは、その名の通り頭がチャートカラーなので、水中で姿を確認しやすくおすすめ。

バスカラーは、実質的にはキンクロとして使えます。万能カラー。背中はダークカラーなので、マーカーを貼って視認性を上げています。

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ウェイトチューン

バイオベックスのウェイトシールを貼り、スローシンキング仕様にして釣りました。筆者の例をご紹介します。

*沈み方は、ラインの素材・太さ、水温、水流の有無などによって異なります。ご自身の条件に合うように微調整してみてください。

使用ウェイトシール

バイオベックス ウェイトシールMサイズ」を使用。Mサイズは1枚あたり0.55g。

90SFと110SF、全く同じチューニングです。

  • Mサイズ(0.55g)を2枚使用
  • 貼る位置はアゴ下お腹

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マーカーで視認性アップ

背中の色がダーク系の場合は、マーカーを貼るのがおすすめ。

ゆっくり動かすことが多々あるので、マッディウォーターで水中のジョイントベイトの位置を確認しながら操作できます。

筆者は「ティムコ ルアーインディケーター」を使用してます。自分の好きな大きさにカットできて便利。

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ルアーアクション

デジ巻きによる強めのターン

ジョイントベイトでの初バス

時期は9月中旬。

記念すべき初ジョイントベイト90SFフィッシュは、デジ巻きで強めのターンをさせて釣りました。

ロッドを動かさず、規則的に「クイックイッ」とリールを少しだけ速めに巻く、いわゆる「デジ巻き」。

これを強めにやると、ジョイントベイトがクルッとターンをするのですが、ターンの直後にひったくられるような強いバイトがありました。

ただ、ジョイントベイトはジョイクロのようなキレイなS字ターンや首フリは得意ではありません。いびつな動きですが、急にヒュン!と素早く動くジョイントベイトに、リアクションバイトしたのでしょう。

デッドスロー

110SFのデッドスローで

時期は11月上旬。

ジョイントベイト110SFがヘラ台の横を通る際、速度を落としてデッドスロー気味にしたところ、ヘラ台の下に向かってグイっと引き込まれるようなバイトが。

自分の縄張りに侵入者が来たため、威嚇のバイトをしたか、待ち伏せ中に餌がやってきたのでバイトしたのかなと推測。

フォール(落ちパク?)

時期は11月中旬。

野池の岸際に、障害物がごちゃごちゃと浮いていました。

そこに空いた隙間(ポケット)にジョイントベイト90SFをポチャンと落とし、少し沈み始めたかなというタイミングで下からバコン!と出ました。

若干、落ちパク気味でした。

一口サイズですし、勢いからして待ち伏せの捕食だったと思われます。

ただ巻き(遅め)

時期は、寒さが厳しくなってきた11月下旬。表水温は10.6℃。

水路の岸際に沿って、水深30cmくらいをキープしながらニョロニョロゆっくり泳がせ、ルアーがブッシュの下に差し掛かったあたりでスピードを落としました。

ブッシュ下をゆっくりと通過し始めたあたりで、下から突き上げるようなバイトがありました。

ガタイからして、ジョイントベイト90を威嚇対象ではなく餌として見ていたと推測。

減水していたので、水深は70-80cmくらいだったと記憶しています。水底で待ち伏せしていたところ、頭上を通過しようとしたルアーにバイトしたのでしょう。

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使ってみて感じたこと

ウェイトチューンは必須

ウェイトチューンは、必須です。

一度、ウェイトシールなしで動かしてみたところ、アクションはダメダメでした。

リアフックがひっかかりやすい

90SFも110SFも、投げていると頻繁にリアフックが連結部に引っかかり、直すのが面倒。

こういったデメリットもあります。

集魚力は抜群

ニョロニョロした動きがかなりバスの興味をひくようで、泳がせていると近寄ってきます。

速めに巻くとチェイスはしてくるけど喰わない、ってことがけっこうあります。

多分、投げている人が少ないので、バスからしたら珍しいのだと思います。

フォールで使える

落ちパク気味のフォールで(90SF)

ほとんどのプラグは、ゆっくりと沈めて誘うことができませんが、ウェイトチューンしたジョイントベイトは、フォールで使うこともできます。

実際、1匹は落ちパク気味でしたが、フォールし始めたくらいのタイミングでバイトがありました。

スローな動きで誘える

11月下旬にスローリトリーブで(90SF)

2匹は、スローな動きで釣りました。

ニョロニョロさせながら、ゆっくりと巻いてこれるのも、ジョイントベイトの大きなメリット。

11月、水温が下がってきた時期でしたので、スローなアクションが効いたようです。

また、自分の縄張りに侵入してきたジョイントベイトが、なかなか去ってくれず、威嚇のバイトという可能性もあります。

釣れるバスのサイズが大きめ

体高のある48cm

体高がありボディもふっくらしているため、わりとボリューム感のあるルアーです。

それが理由なのか、偶然なのかわかりませんが、釣れる魚がけっこう大きいです。

37cm、32cm、40cm、48cmと釣れていますが、これは、アベレージサイズが25cmの小規模フィールドに通っている筆者にとっては、かなりスゴイことなのです。

使っていて楽しいルアー

サクっと釣れるルアーではありませんが、釣れるとそこそこ大きいし、楽しいルアーです。

自分の好みでウェイトチューンできるし、フォールで誘ったり、ゆっくり泳がせてみたり、ターンさせてみたり、操作が面白いルアー。

コスパ最強

ジョイントベイト90SFは、筆者の当時の自己記録である48cmを釣ったルアーです。

重さでは2024年1月現在でも最高記録(測ってないけど)。

ジョイント系ルアーとしては破格の、税込定価1400円程度。

それでいて、大満足の魚が釣れたので、やはりコスパ最強です。

忍耐が必要なルアー

最初のうちは、「バスが追ってくるけどなかなか喰わない」ということが多くてストレスになり、黄色いお店に売りに行きたくなる方も多いでしょう。

しかし、そこは少し我慢。筆者も最初の1匹が釣れるまでは、忍耐強くたくさん投げました。

  • 障害物(縄張り)を通る瞬間
  • 落ちパク
  • 寒い時期にゆっくり無防備で泳いでいる

などなど、何かしらの条件が合致したときに釣れます

なので、釣れるまでにたくさんキャストすることが大事で、忍耐が必要なルアーですが、そこを乗り越えると、良い1匹に出会えるはずです。

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雷魚をも惑わす動き

9月下旬、90SFで42cmのライギョが釣れました。

デジ巻きでクイっとターンさせていると、足もとにライギョが姿を現し、完全に獲物を見る目で90SFを確認。

そして狙いを定め、猛烈な勢いでアタックしてきました。

おわりに

バイオベックス ジョイントベイト90SF」と「バイオベックス ジョイントベイト110SF」は、初心者の方でも気軽に試すことのできるジョイント系ルアー。

自分でチューニングし、魚が反応する動きを研究して釣るのは非常に楽しいものです。

まずは、90SFで試してみると良いと思います。ちなみに、110SFはボリューム感がありズッシリしているので、強風時でも使えました。

90SFも110SFも、小規模な野池や河川では活躍しやすいサイズだと思います。

みなさんがいつも使っているロッドとリールで扱えると思いますので、ぜひ使ってみてください。

同じく連結ボディによるリアルな動きが魅力の、HMKLアライブベイトでも大きいバスが釣れました。

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