【実釣インプレ】ジョイクロ128 ウェイトチューンがカギ

ガンクラフトのビッグベイト「ジョインテッドクロー178」のダウンサイジング版、「ジョインテッドクロー128」。

フローティング仕様のジョイクロ128をウェイトチューンし、スーパースローシンキング仕様にして、マッディウォーターに潜むバスを狙ってみました。

関東の野池にて、オカッパリでバスを釣りましたので、ウェイトチューン方法、釣り方、使ってみた所感などをご紹介します。

目次

ジョインテッドクロー128の基本情報

ブランドガンクラフト
GAN CRAFT
ルアー名ジョインテッドクロー
128JOINTED CLAW
サイズ128mm
重さ3/4oz class
タイプフローティング
フックサイズフロント:#5
リア:#6
定価(税込)3,850円
ソース:ガンクラフト公式サイト(*2023年5月28日時点の情報)
サイズ感
上は178

元祖のジョイクロ178と比べると、かなりのサイズダウン。

長さだけでなく、体高やボディの幅も含め、かなりボリューム感が落ちています。

とはいえ、ミニサイズのバスの猛攻を受けることはなく、釣れれば25cm以上という感じです。

釣果データ

ジョイクロ128での初バス
使用ルアージョインテッドクロー128
フローティングモデル
釣れた時期5月
7月
10月
累計釣果3匹
最大サイズ35cm
平均サイズ約30cm
釣り場のタイプ野池
釣り場の水質マッディ

バンバン釣れる訳ではないですが、めげずに投げていれば釣れてくれます。

2匹目
3匹目

最小サイズは、27cm。けっこう小さい個体も喰ってきます。

使用タックル

ロッドシマノ 
バスワン XT 1610H-2 
リールシマノ
SLX MGL 70XG
(エキストラハイギア)
ラインダイワ
BASS Xナイロン 14lb/16lb

ロッドは1万円もしない安いやつ。バスワンはコスパが良くておすすめです。

リールは、ハイギア/エキストラハイギアの方が、デジ巻きはしやすいと思います。

ウェイトチューン

ウェイトシールを貼ってスーパースローシンキング仕様にして釣りました。そろーりとゆーっくり沈んでいく感じです。

*ルアーの沈み方は、ラインの素材・太さ、水温、水流の有無などによって異なります。ご自身の条件に合うように微調整してみてください。

使用ウェイトシール

ガンクラフトのウェイトチューニングシール「シンキングヘルパー・N」と、BIOVEXの「ウェイトシール」を貼っています。

ウェイトの重さ

約0.25g×4枚=約1g

シンキングヘルパーは、1枚0.5gのをハサミで半分に切って貼りました。

ウェイトシールは、Sサイズ(0.25g)を2枚使用。

ウェイトを貼る位置

あごの下、お腹、下っ腹、尻尾の付け根、計4カ所。

created by Rinker
ラブソウルドリーム(Love Soul Dream)
マーカー
フラッシングGMチャート

筆者は「フラッシングGMチャート」カラー1種のみ所持しています。

このカラーは目立つので、背中にマーカーを貼る必要なし。

ジョイクロの背中がダーク系カラーで、マーカーを貼る場合は、ティムコのルアーインディケーターがおすすめ。自分で好きなサイズにカットできます。

筆者はジョイクロ70の背中に貼っています。

ルアーアクション

ステイ/フォール
ポケットの一例

1匹目と2匹目は、バスのいそうなポケットにルアーを入れて全く動かさず、2秒ほどして沈み始めたかな、というタイミングで下からグイっと引っ張るようなバイトがありました。

やはり128mmあれば、狭いスペースではそれなりの存在感でアピールできるようです。

ステイ(動かない)が、全くどいてくれない侵入者として脅威を与えて、バスが威嚇バイトに至ったのかもしれません。

デッドスロー(リトリーブ)
この写真はイメージ

3匹目は、小さな水門のコンクリートの壁沿いを、なぞるようにゆーっくりと、デッドスローで泳がせたところ、真下からバイトがありました。

デジ巻き
デジ巻きの際に見せる首を左右に振るような動きが魅力

惜しくもバラしてしまったのですが、ロッドを動かさずにリールで規則的に巻き取る、「デジ巻き」でもバイトがありました。

けっこう速めに巻いて、ヒュンッ!ヒュンッ!と左右に首を振る感じで動かしました。

使ってみて感じたこと

※あくまで筆者が使用したタックル、ウェイトチューン、フィールド、おかっぱり等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。

キャストは慎重に

杭などに引っかからないよう注意が必要

かなり高価なルアーなので、キャストには気をつかいます。

障害物に引っかかるのを避けるため、特にマッディウォーターでは、自分の目で見える範囲にキャストすることがほとんどです。

背中にマーカーを貼るのを忘れずに。

小さな野池にマッチしたサイズ

178、128、70

筆者の通う野池はアベレージサイズが20cm台で、30cm以上で良型と呼べるフィールド。

こういったフィールドで良型を狙うには、ジョイクロ128がマッチしていると思います。

同じ野池で178も投げますが、なかなかバイトはありません。

万能型ルアー

デジ巻きで泳がせるもよし、止めて誘うもよし、沈めてもよし、デッドスローで焦らせてもよし。

そこそこ重さがあるので、ある程度の風があっても使えます。

バーサタイルロッドで扱えるのも魅力ですね。

さすがにカバー撃ちはできませんが、あらゆる面から総合的に見て、万能型のルアーだと思います。

存在感とアピール力は高い

128でも、小型から良型まで多くのバスの興味を引くようで、チェイスが多いです。

止めていてもバスが下から出てきます。

“ジョイントテッド” ルアーの独特な動きが魅力

連結されたボディが出す動きはリアル

“ジョインテッド”クローの名のとおり、その”連結”されたボディーが生むリアルで独特な動きが魅力です。

操作しながら、「うわ、今の動きリアルだったな」と思うこともあるほど。

スローに誘えるのは大きなメリット

クランクベイトやスピナーベイトといった巻物と違い、ゆっくり巻きながら、止めたり沈めたりできるのは大きな利点です。

特に障害物の多い小さな野池となると、直線でさーっと巻ける距離が短いなかで、障害物を避けたり、障害物に沿ってなぞるように泳がせることが可能です。

チューニングと操作に慣れれば楽しい

やはりチューニング無しでは動きがイマイチで、初めは釣れる気がしなかったのですが、ウェイト調整をして動かす練習を重ねるうちに、だんだんと釣れる気がしてきました。

真冬は、「どうせ釣れないから泳がせて練習しよう」ぐらいの気持ちで、アクションを訓練しました。

泳がせてるだけでも楽しいです。

自分で操って釣る楽しさ

適当に巻いてれば「釣れる」ルアーではなく、自分の操作でアクションを出して、「釣る」ルアーだと思います。

自分の思い通りの操作・アクションを出して釣れた時の喜びは格別です。

おわりに

ジョイクロ128は、チューニングから操作まで、自分なりのスタイルで釣りを楽しめるルアーです。

筆者のような初心者の方には、最初は難しく感じるかもしれませんが、ウェイトチューニングと操作練習をしっかりやれば、楽しみながら釣れるようになると思います。

高いルアーなので気を遣うのも事実ですが、それでも一味違った釣りを楽しめますのでオススメです!

ワームでもジョイクロを楽しみたいなら、シェイプス4.0。ジョイクロ128に近いサイズ感です。

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