バス釣りを始めるにあたり、必要になるのがロッド(釣竿)です。
初心者であれば、なるべく安くて丈夫なロッドを探したいもの。
シマノのバスワンXTシリーズは、安さと丈夫さの両方の要素を満たしてくれるコスパ最強ロッドです。
本記事では、実際にバスワンXTシリーズ3本を使用した筆者が、「安くて丈夫でちゃんと釣れる」ということを、所感と共にお伝えしていきます。
使用しているモデル3種について

筆者が使用しているバスワンXTシリーズは下記の3種。いずれも2ピースモデルです。
No. | 購入時期 | 品番 | スピニング/ ベイト | 対応 ライン | 対応ルアー ウェイト | 定価(税抜) |
1 | 2020年5月 | 263L-2 | スピニング | 4-7lb | 2-7g | 10,000円 |
2 | 2020年11月 | 1610H-2 | ベイト | 12-24lb | 12-35g | 10,700円 |
3 | 2021年7月 | 162ML-2 | ベイト | 8-16lb | 5-14g | 10,200円 |
このバスワンXTシリーズは、女性や子供でも扱いやすいショートレングスモデルもあり、入門機種として最適です。

これら3本を使ってみた体験をベースに、情報をお伝えします。
2023年にリニューアルされた
2023年、デザイン、材質、ラインナップ等、全体的に大掛かりなリニューアルがありました。
詳細は、シマノ公式サイトでご確認できます。
安い
今までに3本購入しましたが、いずれも7〜8千円台。学生さんでもお年玉で買える価格です。
コスト削減の努力

バスワンシリーズは、ロッドの下の方のみ、コーティング塗装がされています。

それより上の部分は、コーティングなし。こういった部分でコストを削減しているのでしょう。
質を落としている訳ではないはずです。
シンプルなデザイン

かなりシンプルなデザインで統一されています。これもコスト削減に繋がっているのでしょう。
素材の重さ
同じシマノの中〜上位機種「ゾディアス」と比べるとこんな感じ。
バスワンXT 263L-2 | ゾディアス 264L-2 | |
重さ | 97g | 92g |
長さ | 190cm | 193cm |
税抜定価 | 10,000円 | 19,300円 |
ゾディアスの方が少し長いですが、5g軽いですね。
おそらく、上位機種に行くほど軽くて丈夫な素材が使われているので、価格が高くなるのでしょう。

かといって、バスワンXTシリーズが極端に重いわけではありません。
丈夫さ

このバスワンXTシリーズは、かなり丈夫です。
木などにルアーを引っ掛けた時や根がかりした際、かなり乱暴に動かしたり曲げてみたことがありますが、折れません。
逆に折れと言われても難しいくらい頑丈です。

スピニングモデルの263L-2で38cmのバスを、ベイトキャスティングモデルの1610H-2で40cmのバスをそれぞれぶっこ抜きましたが、問題なしでした。
20年以上前のバスワンも現役

筆者は中学〜大学時代、年に数回だけバス釣りに行くことがありました。
当時、1990年代後半に購入したシマノのバスワンロッドは、2020年でもたくさん活躍しました。

上の写真、右上にチラッと見えているのが、20年以上前に購入したバスワンです。
けっこう大きなバスとも格闘しましたが、ちゃんとぶっこ抜けました。
合わせているリール
バスワンXTシリーズが安価ということもあり、そこまで高級なリールは使っていません。筆者が使用しているのは下記の通り。
No. | ロッド | スピニング/ベイト | 合わせるリール |
1 | 263L-2 | スピニング | シマノ「ネクサーブ2500S」 シマノ「セドナ2500S」 |
2 | 1610H-2 | ベイト | シマノ「SLX MGL 70XG」 |
3 | 162ML-2 | ベイト | シマノ「SLX MGL 70」 |
スピニングリール

ネクサーブもセドナも、5〜6千円程度の入門機種です。
セドナは、かれこれ2年以上使っていますが、いまだに現役。
なんの問題もなく釣れる
下の動画、バスワンXT 263L-2で釣っています。操りづらいとかもありません。
1匹目はネクサーブ2500S、2匹目はセドナ2500Sを合わせています。
ベイトリール

SLX MGLに関しては、1.5万円程度と少々高いですが、それでも上位機種と比べると半額以下です。

バスワンXT150でも良いと思います。こちらは7,000円程度の入門機種。
筆者は20年前の古いバスワンロッドとバスワンXT150を合わせています。

実際に投げているルアー
263L-2(スピニング)

やはり入門時はスピニングタックルの出番が多めでした。
初めのうちはワームを中心に、少し慣れてきたら小型プラグを投げるように。
プラグ

実際に投げて釣れたルアーは下記の通り。主要なのを抜粋しています。
ブランド | ルアー | ルアーウェイト | ルアータイプ |
ダイワ | タイニーピーナッツSR | 4g | クランクベイト |
O.S.P | ドゥルガ73F | 4.4g | ミノー |
HMKL | K-1ミノー50SP | 1.6g | ミノー |
HMKL | K-1ミノー65SP | 3.2g | ミノー |
ガンクラフト | ジョインテッドクロー70F | 4.1g | ジョイント系 |
メガバス | X-70 | 4.5g | ミノー |

小型ミノーでのトゥイッチ&ジャークも楽しめます。
ワーム

ワームはノーシンカーリグ、ネコリグが多いです。よく投げたのは下記の通り。
ブランド | ルアー | 重さ | リグ |
ゲーリーヤマモト | 4インチカットテールワーム | 約3g | ノーシンカー、ネコリグ |
レインズ | レインズスワンプミニ | 約1.6g | ノーシンカーワッキー |
スミス | モッサ1.6インチ | 約1.4g | ノーシンカー |
ジャッカル | クローンフロッグ | 約6.8g | ノーシンカー |
ダイワ | スキニーシャイナー2.5インチ | 約0.9g | ノーシンカー |
O.S.P | HPミノー3.1インチ | 約2g | ノーシンカー |

大人気の4インチカットテールワームのノーシンカーワッキーやネコリグをはじめ、ワームでも快適に使えました。
1610H-2(ベイトロッド)

ヘビークラスも使いづらさなどなく、問題なし。そして、やはり丈夫。
20〜30g程度のルアーを投げてちゃんと釣れています。
プラグ

プラグは下記の2種を投げて釣れています。
ブランド | ルアー | ルアーウェイト | ルアータイプ |
deps | NZクローラーJr. | 約28g | 羽根モノ |
ガンクラフト | ジョインテッドクロー128F | 約21g | ジョイント系 |

ジョインテッドクロー128やNZクローラーJr.など、小型ビッグベイトも十分に楽しめます。
高級タックルでないと投げられないなんてことはなし。
ワーム

ワームは今のところ6.5インチカットテールワームのみで釣っています。
ブランド | ルアー | ルアーウェイト | リグ |
ゲーリーヤマモト | 6.5インチカットテールワーム | 約10.5g | ネコリグ |

6インチを超えるような大きめのワームも問題なく扱えます。
162ML-2(ベイトロッド)

ライトクラスとヘビークラスを使ってみて、使い心地が悪くなかったので、ミディアムライトクラスも購入しました。
プラグ

スピニングだと少し操りづらいなと感じる中型ミノーを中心に投げています。
実際に投げて釣れたのは下記の通り。
ブランド | ルアー | ルアーウェイト | ルアータイプ |
O.S.P | ASURA O.S.P II 925F | 7.8g | ジャークベイト |
O.S.P | ASURA O.S.P 925F(初代) | 約6.8g | ジャークベイト |
HMKL | K-1ミノー85SP | 6.3g | ジャークベイト |

ミノー(ジャークベイト)のジャーキングでしっかり釣れてます。
ちなみに、この162ML-2では、まだワームでは釣っていません。
このような感じで、3本のロッドでプラグからワームまで幅広く使えています。
おわりに
シマノのバスワンXTシリーズは、はじめの一本にぴったりのコスパ最強ロッド。筆者が自信を持っておすすめしたい商品です。
安くて丈夫。そして、プラグでもワームでも、なんの問題もなく、ちゃんとバスが釣れます。
どれを買うか迷ったら、ぜひバスワンXTを試してみてください。
バイクや自転車での釣行を視野に入れている方には、コンパクトに収納できるテレスコロッドがおすすめ。
