釣った魚のサイズを測るのに必要なのが、メジャー。
コンパクトに収納可能な、ボトムアップ社のコンプリートメジャーシートを、バス釣りのオカッパリで使用してみました。
実際に使ってみて感じた所感、メリット・デメリットをお伝えします。
ボトムアップコンプリートメジャーシート 概要

ブランド | ボトムアップ BOTTOMUP |
製品名 | ボトムアップコンプリートメジャーシート BOTTOMUP Complete Measure Sheet |
サイズ | 全長(アルミパーツ含む)785mm × 幅190mm |
カラー | 2色(カモ/ブラックレッド) |
税込定価 | 4,378円 |
発売年月 | 2019年9月上旬 |
実勢価格
2023年4月17日時点では、楽天市場とYahoo!ショッピングで4,620円が相場となっていました。
サイズ感と収納性

計測時の開いた状態にすると、幅は78.5cm。
高さは19cmあるので、体高のあるバスでも対応できるでしょう。
目盛りは72cmまであるので、世界記録を更新しない限りは計測可能です。

くるくると丸め、マジックテープでとめるとコンパクトに収納可能。
この時は、おおよそ19cm×3cm×3cmに収まります。
バッグの中で場所をとりません。
重さ

重さは、約134gと軽量。
長時間のランガンでも負担は少ないです。
シートの素材

シートは薄く、プラスチック系のメッシュ素材で、細かい穴が空いています。
よく見るとコーティングされたかのような光沢感があります。軽量で乾きやすい仕様。
水を吸うことはなく、空いた穴から逃すようになっています。
使ってみて感じたこと
クセはつきにくい

筆者が一番気になっていたのは、クセのつきやすさ。
以前、他社製の丸めて収納するタイプのメジャーを使っていましたが、これはクセがつきやすく、正確な測定が困難と判断して使わなくなりました。

ボトムアップコンプリートメジャーシートは、多少はクセがつくものの、許容できる範囲です。
強風・突風には注意

計測しようとメジャーシートを開いて設置したとき、強い風が吹いて飛んでいきそうになりましたが、両サイドの金具がオモリとなり、なんとか大丈夫でした。
かなり強めの強風や突風には注意が必要です。
計測は簡単

左にある金具にバスの口を合わせるだけで、素早く正確な測定が可能。
なるべく平らな場所を探すべし

素材が柔らかく、薄くて軽いので、草が生い茂っているような場所で開いて置くには、少し安定しづらい感じがします。
軽くて扱いが楽
かなり軽いので、片手で水に濡らしたり、地面に敷くことが容易に可能です。
メッシュ穴に残る水滴に注意

確かに、通気性がよくて乾きやすい素材かもしれません。
しかし、初めて使用した時、計測後に水につけて洗ってから、丸めてバッグに収納したのですが、数分後、バッグの中に水がけっこう垂れていました。

水を吸わない素材なので、メッシュの穴に残っていた水滴が時間をかけてポタポタと落ちていたのでした。
これを経験してからは、釣り場では洗わずに、帰宅してから洗うようにしています。
ダイワ ランカースケールとの比較

ダイワのボード型メジャー、ランカースケールも使用してきましたので、比較してみました。

重さ

アイテム | 重さ |
ボトムアップ コンプリートメジャーシート | 約134g |
ダイワ ランカースケール | 約401g |
ランカースケールは、約3倍の重さ。実際、バッグはけっこう重くなります。
コンプリートメジャーシートは、やはり負担が少ないです。
収納性

アイテム | おおよそのサイズ |
ボトムアップ コンプリートメジャーシート | 19cm×3cm×3cm |
ダイワ ランカースケール | 20cm×15cm×2.5cm |
やはり、ランカースケールの方がバッグの中でかなりのスペースを占めてしまいます。
コンプリートメジャーシートは、縦に収納すればかなり省スペース。
視認性

視認性については、圧倒的にランカースケールの方が良いです。
2年ほどランカースケールを使った後、コンプリートメジャーシートで計測したときに、これはかなり実感しました。
やはり白地にハッキリと数字と目盛りが出ているので、一目瞭然です。
安定感

ランカースケールの方が、分厚さと重みがあるので、草が茂っているような場所でも比較的安定して測定できます。
クセのつきやすさ

ランカースケールは、かなり硬めのボードなので、クセがつくことはありません。
一方のコンプリートメジャーシートは、クセはつきにくいものの、やはり少しはついてしまいます。
水はけ(乾きやすさ)

どちらも水を吸わない素材ですが、コンプリートメジャーシートの方が、シートの隙間(穴)に水滴が残ってしまうので、この点ではランカースケールの方が良いと感じます。
まとめ
アイテム | 重さ | 収納 | 視認 | 安定 | クセ | 乾き |
コンプリートメジャーシート | ◎ | ◎ | ○ | △ | ○ | △ |
ランカースケール | △ | △ | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
項目ごとの評価を図にしてみました。
どちらにも、メリット・デメリットはありますね。
メリット
- 巻くタイプとしてはクセがつきにくい
- 軽くて扱いやすい
- 省スペースで収納性◎
- 簡単・正確に計測可能
- 乾きやすい
- 汚れなどを拭き取りやすい素材
デメリット
- (ランカースケールとの比較)視認性は少し劣る
- 薄くて軽いので強風に注意が必要
- 薄くて軽いのでなるべく平らな場所での計測が必要
- 水に濡らした後に残る水滴に注意が必要
おわりに
ボトムアップコンプリートメジャーシートは、軽量でコンパクトに収納可能な使いやすいアイテム。オカッパリのランガン中心のアングラーにとっては助かる存在でしょう。
ランカースケールと比較した時に、視認性は劣りますが、それでも見づらいというレベルではないし、正確な測定が可能です。
水に濡らしたあとは、少し時間をかけて水滴をなくしてからバッグに収納するか、帰宅後に洗う方がベターでしょう。
ボード型メジャー(ランカースケール)も気になる方は、下記の記事をご覧ください。
