良型を狙う春のバス釣り!野池・水路で釣れたルアーとパターンを紹介

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春はブラックバスにとって繁殖の季節。

産卵に備え、メスもオスも気合を入れてたくさん捕食するため、お腹の大きな魚が釣れやすい時期です。

「この時期は大物を狙うしかない」と思い、2年連続でお腹の大きな個体を意識して狙ってみました。

平野部の小さな野池と水路では、「捕食を意識したルアーをチョイスしてシャローレンジを狙う」ことで、少し釣果を出すことができました。

本記事では、関東の野池・沼・水路といった小規模な釣り場を主戦場とする筆者が、春の良型を釣るために検証をした結果、実際に釣ることができた条件・ルアー+パターンをご紹介します。

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検証の条件

こんな水路が主戦場

春の良型を釣るために試した条件は下記の通り。

  • 時期は2022年と2023年の3月〜4月
  • 釣りスタイルはオカッパリ
  • エリアは関東の平野部
  • 釣り場は小規模な野池・沼・水路

釣果データ

2022年4月の1匹
No.時期釣り場サイズ
12022年4月下旬野池41cm
22023年3月上旬小さな沼46cm
32023年3月上旬小さな野池35cm
42023年3月下旬小さな水路35cm
52023年4月下旬小さな水路31cm

実際に釣れた、個人的に良型と思える「お腹が大きめの良型」は5匹でした。

いずれも、釣れたフィールドは小規模な釣り場です。

時期は3月〜4月

4月下旬の1匹

これは、前述の通り、関東平野部での話ですが、3月上旬〜4月下旬に良型が釣れました。

年によって多少前後するでしょうけど、ひとつの目安にはなるでしょう。

釣れたルアーとパターン

小型クランクベイトで中層をリトリーブ

魚のサイズ41cm
ヒットルアーO.S.P タイニーブリッツMR
釣り場小さな野池
ヒットポイントヘラ台沿い
潜行深度1m弱
時期4月下旬
時間帯5AM前
水質マッディ
天気晴れ
なし
表水温18℃

この時期、知り合いが早朝に良型を量産していたので、早起きして野池に一番乗りしました。

ポイント到着一投目、普通の速度でリトリーブしていると、ズシっと重みが。

横に走り別のヘラ台の下に入られそうになるなど、かなり暴れましたがなんとかネットイン。

スモラバ+シュリンプ系ワームで吊るし

魚のサイズ46cm
ヒットルアーボトムアップ コスモ2.5g+M.P.S 2.4″
釣り場
ヒットポイント排水門
潜行深度40〜50cm
時期3月上旬
時間帯15時台
水質マッディ
天気晴れ
風速2〜3m/s
表水温13

まだ釣ったことがない近所の沼にて、その年の最大サイズを釣ることができました。

イメージ

沼にある排水用の門のような場所で、真上からコスモ+M.P.S2.4“を吊るす感じで、水深40〜50cmあたりを少し上下にシェイクしたところ、グン!っと下に引っ張られるような感覚が。

居着きのバスが、待ち伏せしていたのでしょう。

シャッド系ワームでトゥイッチ

魚のサイズ35cm
ヒットルアーガンクラフト シェイプス4.0″
釣り場小さな野池
ヒットポイント岸際沿い
潜行深度30cm程度
時期3月上旬
時間帯16時台
水質マッディ
天気晴れ
風速5〜6m/s
表水温14.8℃

野池の岸際沿いにシェイプス4.0″を投げ、ロッドでクイッっと小さめのトゥイッチを数回入れていると、斜め下からバスが現れてバイト。

お腹はパンパンとまではいかなかったですが、赤い産卵管が見えていたため、時期的にも荒喰いを始めた個体ではないかと推測しています。

ジャンボグラブを沈み物に当ててリアクションバイト

魚のサイズ 35cm
ヒットルアー ゲーリーヤマモト 6″ジャンボグラブ
釣り場 小さな水路
ヒットポイント 沈みもの(木の枝)
潜行深度 20〜30cm
時期 3月下旬
時間帯 15時台
水質 マッディ
天気 小雨
 風速2〜3m/s
表水温 19.4℃

マッディな水面から、木の枝の束のようなものが少し出ていました。

なんの変化もない小さな水路だったので、こういった沈み物についていると推測し、ワザと6″ジャンボグラブのテキサスリグをぶつけてみました。

イメージ

木の枝に当てて、水面から出ている部分を乗り越えさせて、再び水中にポチャンと落ちたタイミングで、リアクション気味にバスがバイトしてきました。

ジャークベイトのトゥイッチとフラッシング

魚のサイズ 31cm
ヒットルアー O.S.P 阿修羅O.S.P II925SP
釣り場 小さな水路
ヒットポイント 川中(水路中央)
潜行深度 20〜30cm
時期 4月下旬
時間帯 16時台
水質 クリア〜ステイン
天気 晴れ
 風速2m/s
表水温 22℃

いつもはマッディな水路ですが、この日は田んぼの水が入ったばかりで、ほぼクリアと呼んでもいいくらいに水が澄んでいました。

フラッシング効果が強めのカラーをチョイスし、連続で小刻みに、強めにトゥイッチを入れたところバイト。

(バラしたけど)大型スピナーベイトのリトリーブ

惜しくもバラしてしまったのですが、3月中旬にDEXスピナーベイト1/2ozにバイトがありました。

この1/2ozモデルのリアブレードは、#4.5サイズでかなり大きく、アピール力抜群です。

高速回転ではなく、ブン!ブン!とやや遅めに回り、フラッシングと波動で強力にアピールします。

ファイト中に魚体が見えたのですが、掛かった魚は推定45cm。尋常ではない引きの強さでひったくるようなバイトだったため、しっかりとフッキングができず、バラしてしまいました。

あの異常な強さと重みは、時期的にもお腹が大きい個体だったはず・・・。

やはり、フィネスなルアーではなく、こういった食べ応えのあるルアーが良いでしょう。

ブラックバスには、このスピナーベイトがやや大きめのベイトフィッシュの群れに見えていたのかもしれません。

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春の良型を釣るポイント

捕食を意識したルアーチョイス

春に良型を狙うにあたり、他の季節と異なる点は、捕食を意識したルアーのチョイス

1タイニーブリッツMR
2コスモ+M.P.S 2.4″
3シェイプス4.0″
46″ジャンボグラブ
5阿修羅O.S.P II 925SP
*ルアー名クリックでインプレ記事へジャンプ

上記が、実際のヒットルアー。

2番目のスモラバ+2.4″ワームはかなりフィネスなので例外ですが、その他は、

  • わりと食べ応えのあるサイズ感
  • 捕食の対象となるサイズ感

である点が挙げられます。

シェイプス4.0とオイカワ
  • シェイプス4.0″
  • 阿修羅2
  • 6″ジャンボグラブ

このあたりは、良型のバスにとっては、普段から食べている魚のサイズとマッチしていたはず。

また、2番目のフィネスセッティング以外は、全てベイトタックル。

数釣りに使うスピニングタックルは少しお休みし、12ポンド以上のラインを巻いたベイトタックルで挑みましょう。

シャローレンジ

もう一つのポイントが、攻めるレンジ。ずばり、シャローレンジです。

タイニーブリッツMRの時はけっこう水深のあるポイントで、水深50cm〜1m弱の間くらいのシャロー〜ミドルに差し掛かるくらいのレンジでした。

しかし、それ以外は、全て水深30〜50cmくらいシャローレンジでヒット。やはり、この時期のバスの目線は上向きですね。

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検証結果のまとめ

本記事での検証結果と個人的に感じたポイントは下記の通り。

  • 関東平野部なら3月上旬〜4月下旬が良型を狙うチャンス
  • 攻めるレンジはシャローレンジ
  • 攻めるポイントは夏や秋とさほど変わらない
  • 捕食を意識したルアーをチョイスすべし

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おわりに

春、産卵に向けてたくさん食べるお腹の大きな個体を狙い、2年連続で釣り場に通って検証してみました。

一言で言うならば、「捕食を意識した食べ応えのあるルアーをチョイスしてシャローレンジを攻めるべし」ということ。

威嚇対象になるような大きなルアーと、食べ応えのない小さめなワームなどは避けて、捕食しがいのあるルアーを選んでみましょう。

小さな野池・沼・水路では、ルアーを投げるポイント(場所)は、夏や秋と変わらずでした。

筆者と似たようなフィールドで釣りをする方は、ぜひ参考にしてみてください。

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