O.S.Pが展開するミノー/ジャークベイトの中で、2番目に小さい阿修羅O.S.P II 925F。
92.5mmという日本のベイトフィッシュに近いボディに、トレブルフックが3つ搭載されておりフッキング率は抜群。
そんな阿修羅シリーズの旧モデルと現行モデルを使い、オカッパリでバスを釣ってみました。
使い方・釣り方、使ってみて感じたことをお伝えします。
阿修羅O.S.P II 925F 概要

初代モデルの「阿修羅」と現行モデルの「阿修羅2」があります。
また、フローティングとサスペンドの2タイプありますが、ここでは筆者が使用しているフローティングモデルについてお伝えします。
基本情報
メーカー | O.S.P オーエスピー |
品名 | ASURA O.S.P II 925F (阿修羅O.S.P II 925F) |
サイズ | 92.5mm |
重量 | 7.8g |
タイプ | Floating |
フックサイズ | #8 |
カラー展開 | 10色 |
定価 | 1,870円(税込) |
発売年月 | 2019年10月 |
サイズ感・フォルム

弟分のドゥルガ73Fよりも、約2cm長く、かなり細長いボディ。

ボディもドゥルガより太く、ボリューム感はけっこう差があります。

筆者がメインフィールドとしている田園地帯の河川では、オイカワに近いフォルムとサイズ感。
実際、釣れた水路にはオイカワがたくさん泳いでいました。
初代阿修羅と阿修羅2の違い・比較
筆者は中古で購入した初代阿修羅925Fも使っていますが、素人の私でもわかった違いは下記の通り。
重さ

自分で計量したところ、初代は約6.8g。阿修羅2は7.8g。約1gの差は大きいですね。
ボディの大きさ

若干ですが、現行モデルのほうがボディが太いです。
リップの大きさ

リップも阿修羅2の方が大きく、幅がある。
ただ巻きで違いがわかる
公式サイトにも記載されていますが、初代と比べて2代目は、安定性・直進性に優れています。
実際に、両者をただ巻きで使ってみましたが、やはり2代目の方が、安定した泳ぎを披露してくれます。
使い方・釣り方

釣果データ
日にち | 時間 | 天気 | 風 | 表水温 | 魚のサイズ | 釣り場の種類(規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ヒットルアー | ルアー カラー | アクション |
2021/9/13 | 15:45 | 晴 | 無 | 23.6 | 22cm | 河川A(小) | かなり濁っている | 護岸沿い | 70-80cm | ASURA O.S.P 925F | シャンパンハーフミラー | ただ巻き遅め |
2021/9/13 | 15:51 | 晴 | 無 | 23.6 | 約15cm | 河川A(小) | かなり濁っている | 護岸沿い | 70-80cm | ASURA O.S.P 925F | シャンパンハーフミラー | 落ちパク |
2021/9/13 | 16:33 | 晴 | 無 | 24.6 | 24cm | 河川A(小) | かなり濁っている | 護岸沿い | 70-80cm | ASURA O.S.P 925F | シャンパンハーフミラー | トゥイッチ |
2021/9/13 | 16:56 | 晴 | 無 | 24.6 | 23cm | 河川A(小) | かなり濁っている | 護岸沿い | 50-60cm | ASURA O.S.P 925F | シャンパンハーフミラー | トゥイッチ |
2021/9/24 | 7:00 | 晴 | 無 | 21.0 | 約15cm | 河川A(小) | 濁っている | 護岸沿い | 50-60cm | ASURA O.S.P II 925 F | 黒金サイトスペシャル | ただ巻きやや遅め |
2021/10/5 | 12:37 | 晴 | 無 | 24.6 | 約15cm | 河川F(小) | 濁っている | 川中 | 70-80cm | ASURA O.S.P 925F | ワカサギ系(中古のため詳細不明) | トゥイッチ |
21年9月〜10月にかけて、小バスばかりですが6匹釣れました。
使用タックル

ロッド | シマノ バスワンXT 162ML-2 |
リール | シマノ SLX MGL 70 (ノーマルギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb |
あまり重さが無いので遠投はしづらいですが、筆者は上記のタックルで問題なく釣りました。
使用したフィールド

メインで使用したのは、小規模な河川(水路)です。水質は時期にもよりますが、だいたいマッディウォーターです。
実績のあるルアーカラー

カラー | モデル | 釣果 |
シャンパンハーフミラー | 初代阿修羅 | 4 |
黒金サイトスペシャル | 阿修羅2 | 1 |
ワカサギ系(中古のため詳細不明) | 初代阿修羅 | 1 |
フラッシング効果の強いシャンパンハーフミラーは、反応が良いです。
ルアーアクション

阿修羅に限らず、ミノーはトゥイッチをメインにして釣っています。
しかし、阿修羅を”ただ巻き”してみて、特に現行モデルの阿修羅2は、非常に安定した姿勢で良い泳ぎをするなと感じました。
釣り場で、実際に泳いでいるオイカワやタモロコをよく観察し、逃げ惑う動きやユラユラ水流に乗って漂う様子を再現し、トゥイッチとただ巻きをして釣れました。
ただ巻きは、”水の流れに逆らうようにヒラヒラ泳がせる”のがポイントだと思っています。

バスが実際に食べているベイトフィッシュと、シルエットと動きを合わせたため、マッチ・ザ・ベイトが最大の釣れた要因だと思います。
釣れたポイント・レンジ

釣れたポイントは、ほとんどが護岸沿い。
ただ巻きは表層付近(水深20〜30cm)を泳がせました。トゥイッチの際は50〜60cmくらい潜る感じ。
秋の河川は減水しているので、50cmも潜ればバスの射程距離に入るようです。
下記は、ご参考まで。
使ってみて感じたこと
トゥイッチもただ巻きもOK

トゥイッチで逃げ惑う魚を演出するもよし。
ただ巻きで、護岸沿いをユラユラと泳いで移動する魚を演出するもよし。
特に阿修羅2は、ただ巻き時のスイミング姿勢が安定し、素晴らしい泳ぎを披露します。
オイカワが多いフィールドはチャンス

9cm前後のオイカワがたくさん泳いでいる水路では、反応がよかったです。
オイカワの動きをよく観察してから、アクションを考えるとよいでしょう。
トレブルフック×3でフッキング率は高い

食いミスもなくフッキングはしっかり決まっています。
三つあるトレブルフックのうち、二つが掛かってがっちりホールドできて釣れることが多いです。フック同士が絡むこともなく安心。
ランディングネットへのフッキング率も高いので注意

網目が細かいラバーコーティングネットだと、フッキングがガッツリ決まります。トレブルフック×3だと本当に地獄です。
外すのに苦労してストレスになっていたので、ネット部分を交換しました。下記、ご参考まで。
おわりに
阿修羅は、日本に多いオイカワ、ウグイ、タモロコ、モツゴなど、よくいるベイトフィッシュにマッチしたサイズとシルエットが魅力。こういった魚が多い河川では特に有効でしょう。
まだ小型しか釣れていませんが、今後も良型を目指して使い倒していく予定です。
現行モデルの阿修羅2は7.8gあるので、ベイトタックルでも投げやすく、初めてのミノー/ジャークベイトとして使うのもアリだと思います。