ガンクラフトのシェイプス4.0。
あらゆるフィールドで見かけるベイトフィッシュのサイズ感で、使いやすいワームです。
そして、もちろん、ジョイクロのS字アクションも健在。
シェイプス4.0を使い、オカッパリでバスを釣ってみました。
使用リグ(仕掛け)をはじめとした使い方、使ってみて感じたことをお伝えします。
シェイプス4.0インチ 概要

ブランド | ガンクラフト GAN CRAFT |
ルアー名 | シェイプス4.0インチ SHAPE-S 4.0″ |
サイズ(長さ) | 4.0インチ |
入数 | 5 |
重さ | 約7.6g |
税込定価 | 1,386円 |
シェイプス4.0は、兄貴分であるオリジナルのシェイプス(5.3インチ)のダウンサイジング版。
サイズ感・フォルム

ジョインテッドクローと比較すると、128より小さく、70より大きい。

シェイプス3兄弟の比較。
オリジナルの5.3よりかなりサイズダウンするものの、2.5と比べると食べ応えのある程よいサイズ感です。

ジョイクロ一族の一員なので鮎のフォルムですが、オイカワ・タモロコ・クチボソ(モツゴ)にも似た形状。
4.0インチというサイズ感は、日本全国どこでもマッチ・ザ・ベイトするでしょう。

プラグのジョインテッドクローと同様に、ボディ中央にスリットのような部分があるジョイントボディ。これがリアルなアクションの鍵となっています。
テールもリアル。ヒレはありませんが、全体的にかなりリアルなフォルムです。
釣果データ

No. | 日にち | 時間 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類 (規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ヒットルアー | ルアーカラー | リグ | アクション |
1 | 3月9日 | 16:41 | 5-6m | 14.8℃ | 35cm | 野池A(小) | マッディ | 岸際 | 40-50cm | シェイプス4.0インチ | チャートリユース | S字リグ(専用オフセットフック#2/0) | トゥイッチ/S字ターン |
3月上旬。そろそろ産卵に備えてメスがたくさん食べる時期だろうと思い、捕食を意識してシェイプス4.0を投げたところ釣ることができました。

口の中から、テナガエビの触覚が出てました。欲張りにたくさん食べているようです。
お腹はそこまで大きくなかったですが、荒食いを始めたばかりのメスの可能性もあります。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル 666TMB |
リール | シマノ SLX MGL 70 (ノーマルギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb |
原付バイクか自転車での移動が多いので、ロッドはテレスコロッド(振り出し竿)。
5g〜18gまでのルアーに対応したバーサタイルモデルです。
使用したフィールド

関東の田園地帯にある小さな野池。
水質は、茶系のマッディウォーター。
メインのベイトはブルーギル、テナガエビ。夏場は虫やカエルも多いです。
使用リグ(仕掛け)・フックサイズ
S字リグ

ガンクラフトから出ているシェイプス4.0専用オフセットフックを使った、S字リグで釣りました。
専用フック概要

ブランド | ガンクラフト |
品名 | シェイプスフック SHAPE-S HOOK |
フックサイズ | #2/0 |
入数 | 4 |
重さ | 約1.3g |
税込定価 | 660円 |
オフセットフックにオモリがついたウェイテッドフック仕様。
フックサイズは、#2/0。
ワーム本体と合わせて約9gで、ベイトタックルでも投げやすいウェイトです。
4.0″専用とあってセッティングもビシっと決まります。
スナップが必要

S字に泳がせるにはスナップを装着してください。スナップを装着しないとS字に泳がなくなります。
引用元:ガンクラフト公式サイト シェイプス4.0″製品ページ 使用上のご注意
公式サイトによると、S字リグでS字アクションを出したい場合はスナップを使用すべし、とのこと。
筆者はガンクラフトさんの指示通りにスナップを使って釣りました。
実績のあるカラー

カラー | 釣果 |
チャートリュース | 1匹 |
茶系の濁りには、やはりチャート系が効きます。視認性も◎。
ルアーアクション

連続してトゥイッチを入れて釣りました。意識してなるべく沈めるようにし、水深20-30cmくらいのレンジで動かしました。
岸際に沿ってS字アクションを意識しつつ小さなターンを何度もさせていたところ、ボトムにいたバスが飛び出してきてバイトしました。
こういった小魚タイプのミノーやワームを動かしていると、捕食スイッチが入ったバスが豪快にバイトしてくることが多いです。
使ってみて感じたこと
S字アクションは健在

ワームとはいえ、スリットの入ったジョイント系ボディのため、一般的なワームとは違ったアクションを披露します。
ジョイクロシリーズの代名詞的な、「S字」のアクションは健在。
スローリトリーブなら、ゆらゆらとキレイにS字を描きながら泳いでくれます。
また、デジ巻きの規則的な動きには、首振り(ドッグウォーク)で反応してくれます。
トゥイッチで捕食スイッチをONにできる

これは、小型のミノーを動かす時に有効なのですが、プラグでもワームでも、小刻みに連続トゥイッチすると、捕食スイッチがONになったバスが襲いかかってきます。
シェイプス4.0でも試してみたのですが、この法則は有効でした。
根掛かりを恐れず楽しめる

フックの先端を隠せるので、多少のブッシュならすり抜け可能。
ボトムでの根掛かりも気にせず沈めることができ、プラグのジョイクロで投げるのが怖かったエリアでも投げられるのは、大きなメリット。
真新しさも武器

地元の小さな野池で釣ったのですが、かなりのハイプレッシャーフィールドで、なかなか釣れない場所です。それも、たまに釣れても25cmがアベレージサイズ。
強めの風など他のプラス要素があったものの、それでも割とサクッと35cmの良型が釣れたのは、「バスたちがシェイプス4.0を見たことがなかった」可能性が非常に高かったからだと推測します。
3年くらい通い詰めている場所ですが、シェイプス4.0を投げている人は見たことありません。
プラグのジョイクロと比べて人気がないのかもしれませんが、それがプラスになったようです。
素材はかなり弱い

素材は、かなり脆いです。
ラインアイをアゴ下から鼻先へ貫通させて使うのですが、この部分が簡単に裂けてしまいます。
5個入りですが、1匹釣り上げるまでに3つ裂けてしまい、4つ目を使用中に釣れました。
ただ、ガンクラフト公式サイトには、下記のように記載があります。
ボディーが裂けたりした場合は専用のボンド等で修復してください。
引用元:ガンクラフト公式サイト シェイプス4.0″製品ページ 使用上のご注意
素材が弱いことは公式的にも把握していて、ボンド等で修正しながら使ってくださいということですね。
裂けるごとに捨てていたら本当にもったいないと感じて、ボンドを買っちゃいました。
SPIKE-ITのFix-A-Lure(フィックスアルアー)というボンドです。

四つ、裂け目にボンドを塗って修復し、実際に投げてきました。
20〜30投したところで、また裂けてしまったので、別の修復済シェイプスと交換し、また20投くらいしたところでタイムアップ。
まあ、1日投げたら帰宅後に修復すると思っていたほうが良さそうですね。4-5個、常に予備として持ち歩いておくとよさそうです。
おわりに
シェイプス4.0は、他のシャッド/ミノー系ワームにはない独特のアクションが武器です。
専用フックを使ったS字リグなら、約9gでバーサタイルロッドでも扱いやすいのも利点。
サイズ的には日本全国に存在するベイトフィッシュにマッチするので、フィールドを選ばず使えるでしょう。
連続トゥイッチでS字ターンをさせ、バスの捕食スイッチをONにできます。
素材は脆いですが、ボンドで修正しながら使えば問題なし。根掛かりを恐れず、ジョイクロのS字を楽しめます。
ガンクラフトのルアー インプレ記事
ガンクラフトの他のルアーのインプレ記事も書いています。よろしければ下記のリンクからご覧ください。
ジョインテッドクロー128の記事は、こちら。
ジョインテッドクロー70の記事は、こちら。
シェイプス2.5インチの記事は、こちら。