【実釣インプレ】タイニーブリッツMR カバー回避が得意

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O.S.PのタイニーブリッツMRは、スナッグレス性能が高く使いやすい小型クランクベイトです。

中層〜ボトムを攻略すべく、オカッパリで使ってみましたので、使い方・釣り方、強み、所感をお伝えします。

もくじ(クリックでジャンプ)

タイニーブリッツMR 概要

タイニーブリッツは、

  • ノーマルタイプ(シャローランナー)
  • MR(ミドルランナー)
  • DR(ディープランナー)

3種がありますが、本記事ではMRについてご紹介します。

基本情報

ブランドO.S.P(オーエスピー)
商品名Tiny BLITZ MR
(タイニーブリッツMR)
サイズ(長さ)44.0mm
重さ6.3g
タイプスローフローティング
フックサイズ#8
カラー展開38色
定価(税込)1,650円
発売年月2011年7月
ソース:O.S.P公式サイト(*2023年6月2日時点の情報)
サイズ感・ウェイト
ブリッツMRとの比較
上がブリッツMR
 サイズ重さ
タイニーブリッツMR44.0mm6.3g
ブリッツMR51.5mm9.5g

兄貴分のブリッツMRと比較すると、ひとまわり小さいですね。

重さは3gちょっとの差。

ピーナッツシリーズとの比較
上がピーナッツ2SR、下がタイニーピーナッツSR

クランクベイトの定番、ピーナッツシリーズとも比較してみました。

 サイズ重さ
タイニーブリッツMR44.0mm6.3g
タイニーピーナッツSR40.0mm4g
ピーナッツ2SR50mm9g

サイズもウェイトも、タイニーピーナッツSRとピーナッツ2SRの間です。

特徴
スローフローティング仕様

低水温期でも喰わせの間を与えてくれるスローフローティング仕様。

止めると、そろーりと、ゆーっくり浮いてきます。

薄めのリップ

サーキットボード素材で作られた薄めのリップ。

硬めの素材でボトムや障害物を感じやすい仕様です。

ノンラトル仕様

ハイピッチでガチャガチャとアピールするクランクではなく、ラトル無しのサイレント仕様。

ハイプレッシャーフィールドで出番が増えそうです。

潜行深度

メーカー公式による潜行深度は2m弱。

小規模な野池や減水した河川であれば、ボトムレンジも攻略できるでしょう。

釣果データ

体格の良い41cm
使用ルアータイニーブリッツMR
釣れた時期4月下旬
累計釣果1匹
最大サイズ41cm
平均サイズ41cm
釣り場のタイプ野池
釣り場の水質マッディ

春、前年より寒い日が多く、まだプリスポーンのメスが数多くいるだろうと推測し、狙ってみたところなかなかの良型が釣れました。

お腹がぽっこりし、お尻の下あたりに赤い産卵管らしきものが出ていたので、おそらく産卵前のメスかなと思います。

使用タックル

ロッドダイワ
ブレイゾンモバイル666TMB
リールシマノ 
SLX MGL 70
ラインダイワ 
BASS X ナイロン 12lb

ロッドは、バイク移動だったのでテレスコロッド(振り出し竿)を使いました。

5g〜18gまでのルアーに対応したロッドですが、特に問題なく操れ、釣れました。

ただ、遠投と呼べるほどの飛距離は難しいですね。

実績のあるカラー

ルアーカラー釣果
アメリカンサンフィッシュ1匹

若干、ブルーギルっぽさのあるカラーですね。

ギルの多い野池ですので、バスにとって違和感ないカラーだったのかもしれません。

ルアーアクション

やや遅めのただ巻きで釣りました。

リアクション狙いではなく、バイトする間を与えるように意識して、気持ちスローに巻いてみたところバイトがありました。

釣れたポイント

3〜4人は座れそうな大型のヘラ台に沿って泳がせました。雨が続いていたので増水しており、岸には近いものの水深は1m程度ありました。

まだバスの意識は表層には向いていないと判断。

この時期は表層のルアーへのチェイスがほとんどなかったため、中層〜ボトム付近を意識してルアーを選び、リトリーブしました。

釣れた日はかなり増水していたため、ルアーはボトムを叩いていません。

使ってみて感じたこと

*あくまで筆者が使用したタックル、フィールド、オカッパリ等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。

その1:飛距離が十分出る

小ぶりな体格で重さは6.3gですが、他の6g台のプラグと比べて、飛距離はかなり出ます。

特に投げにくさは感じず、力むことなくキャストし、十分な飛距離が出ました。

少なくとも小規模フィールドでは十分な飛距離を確保できるでしょう。

その2:巻き抵抗は少なめ

泳ぐ際のブリブリした振動は感じつつも、巻き抵抗は少なく、ボトムや障害物を小突く時、そしてアタリが感じ取りやすいです。

その3:シャッドの要素を含んだアクション

フォルム・形状的にもスリムでシャッドの要素がありますが、アクションでも同じです。

ストップ&ゴーもでき、スローリトリーブでもしっかり泳いでくれ、ナーバスなスレバスにも効くことが期待できます。

その4:ノンラトルで低刺激

ラトルがなくサイレント仕様なので、プレッシャーのかかったフィールドにいるスレバスにも有効だと思います。

低刺激なので警戒させずにバイトを誘発できそうです。

その5:圧倒的な根がかり回避性能

釣れた野池は2年間みっちり通い続けていますが、根がかりが非常に多いフィールド。

中層〜ディープを泳ぐクランクベイト、バイブレーション、シャッド、何度も根がかりをしてロストしたフィールドです。

障害物が多い野池

しかしながら、このタイニーブリッツMRは何度投げても根がかりしません。驚異的なスナッグレス性能です。

おかげさまで、中層〜ボトムレンジの巻物への苦手意識が軽減されました。

おわりに

何を投げても全く反応がなかった春、待望の初バスをもたらしたのはタイニーブリッツMRでした。

プリスポーンのメスがたくさん捕食する季節ですが、一方で、超絶ハイプレッシャーなためバスはスレ切っている・・・。

そんな場面で、小ぶりなサイズ感、ノンラトル、少し控えめなアクションなどの要素が効いたのだと思っています。

そして何度も強調したいのが、圧倒的な根がかり回避能力。根掛かりはかなり少ないです。

一つ持っておいて損はなし。ぜひ一度、試してみてください。

兄貴分のブリッツMRもスナッグレス性能抜群の良いクランクベイトです。

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