バークレイ(Berkley)のデックススピナーベイトは、豊富なラインナップが魅力。
個人的に大きな魅力を感じているのが、1/2ozのダブルウィローとタンデムウィローに搭載されている、大型のリアブレード(#4.5)。アピール力は抜群です。
DEXスピナーベイトを使い、オカッパリでバスを釣ってみましたので、特徴、使い方、使ってみた所感をお伝えします。
DEXスピナーベイト概要

基本情報
ブランド | バークレイ Berkley |
ルアー名 | デックス スピナーベイト DW/TW/DC DEX SPTG |
重さ | 1/4oz(7g) 3/8oz(11g) 1/2oz(14g) |
タイプ | DW(ダブルウィロー/11g・14g) TW(タンデムウィロー/7g・11g・14g) DC(ダブルコロラド/11g・14g) |
ブレードサイズ | DW11g:フロント3/リア4 DW14g:フロント3.5/リア4.5 TW7g:フロント3/リア3.5 TW11g:フロント3/リア4 TW14g:フロント3.5/リア4.5 DC11g:フロント3/リア4 DC14g:フロント3.5/リア4.5 |
フックサイズ | DW11g:#3/0 DW14g:#4/0 TW7g:#2/0 TW11g:#3/0 TW14g:#4/0 DC11g:#3/0 DC14g:#4/0 |
カラー展開 | 6色 |
メーカー希望 本体価格 | 1/4oz:1,150円+税 上記以外:1,200円+税 |
バークレイってどんなブランド?
- バークレイ・ベデル氏が米国のアイオワ州で創業
- バークレイ氏のビジネスの始まりは1937年6月
- 最初はフライやリーダーを作り売っていた
- 1945年にBerkley and Companyを立ち上げ
- 戦後はビジネスを拡大
要点をまとめると、上記の通り。バークレイの公式サイトに詳細が載っています(こちら)。
日本では、ワームが有名かなと思います。
豊富なラインナップと米国のサイズ感
カラーは6種類ですが、ブレードタイプは珍しいダブルコロラドも展開。
重さについては、1/4oz(7g)はTWのみとなっており、やはり発祥地アメリカの規格を感じます。
1/4oz(7g)モデル

ハイピッチャー(1/4oz〜1/2oz)と同等のサイズ感で、コンパクトなシルエット。

しかし、フックはハイピッチャーよりも一回り大きいです。
3/8oz(11g)モデル

全体のシルエット的には、ジャッカルのドーンと同等サイズ。ちょっと小さいくらい。

上の写真は、左からO.S.Pハイピッチャー、ジャッカルDOOON、DEXスピナーベイト。
写真だと少しわかりづらいですが、やはり、ハイピッチャーとドーンよりも一回り大きいフックです。
1/2oz(14g)モデル

ノリーズのクリスタルSウインドレンジ1/2ozと比べてみました。
DEXの方がアームが長く、ブレードの大きさも相まって大きめのシルエット。
DEXのリアブレードの大きさは#4.5で、かなり大きく感じます。

フックも大きめの#4/0で、O.S.PハイピッチャーMAXより一回り大きいです。
ラインアイ用チューブ

他社のスピナーベイトとの大きな違いの一つが、ラインアイ用チューブが搭載されている点。
ソフトワイヤーであるチタンワイヤーのフッキング効率を上げるためにラインアイ用チューブを採用。スナップでの使用も実現し、素早いルアー交換を可能にした。
引用元:バークレイ公式サイトDEXスピナーベイト製品情報ページ
ラインとワイヤーの直結と、スナップ使用の両方で釣りましたが、特に大きな違いは感じませんでした。
むしろ、プラグのローテーションに手軽にスピナーベイトを混ぜられるので、楽チンです。
ただ、やはり筆者はライン直結の方がシックリくる感じがします。この辺は好みの問題かもですね。
重さ

表記 | 全体の重さ |
1/4oz(7g) TW | 約13g |
3/8oz(11g) DC | 約16g |
1/2oz(14g) DW 1/2oz(14g) TW | 約21g |
筆者が所持しているモデルの、全体の重さを計量してみました。
トレーラーフックを含むものもありますが、ざっくり上の表のような重さです。
スカート

ハイピッチャーはフワっとフレアしやすいのに対し、DEXの方は控えめ。
ワームキーパー

フック型のワイヤーでホールドできる仕様。
ワイヤー

形状記憶チタンワイヤーなるものが採用されています。
一般的なワイヤーよりも、柔らかくて弾力がある感じです。
釣果データ


使用ルアー | DEXスピナーベイト DW 1/2oz |
釣れた時期 | 7月 11月 |
累計釣果 | 2匹 |
最大サイズ | 40cm |
平均サイズ | 35cm |
釣り場のタイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
1/2ozの大型ブレードだと、やはり良いサイズがバイトしてきます。
使用タックル
1/4oz・3/8ozモデル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル666TMB |
リール | シマノ SLX MGL70 |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb |
ダイワのテレスコロッド(振り出し竿)で、いつも投げています。特に問題なし。

1/2ozモデル

ロッド | メジャークラフト バスパラBXCT-705H |
リール | シマノ SLX MGL70XG |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 16lb |
安いテレスコロッドで投げてます。バイク・自転車釣行に非常に便利。

釣れたポイント・レンジ

1匹目は、斜め護岸沿い。
斜めと言っても、角度はけっこう急で垂直に近い感じ。
いつも、1段下から見上げるように、岸際付近のベイトを狙っているようです。
バイトしたレンジは表層で、水深10cm程度でした。

2匹目は、オーバーハングのすぐ近く。突き出た木の枝の下ではなく、横を通したところバイトがありました。
また、バイトがあったポイントは、駆け上がり(ブレイク)もあったので、ブレイクの下かオーバーハングの下にいたのでしょう。
水深40〜50cmくらいのレンジを、やや遅めに巻いていました。
トレーラー

トレーラーフック
根掛かりが少ないエリアでは、トレーラーフックを使うことが多いです。
モデルごとの使用フックとサイズは下記の通り。
モデル | 使用トレーラーフック(サイズ) |
DEXスピナーベイト 1/4oz TW | T・Nトレーラーフック(#1/0) |
DEXスピナーベイト 3/8oz DC | T・Nトレーラーフック(#1/0) |
DEXスピナーベイト 1/2oz DW/TW | T・Nトレーラーフック(#2/0) |
T・N TRAILER HOOK(ティエヌトレーラーフック)は、O.S.Pの並木敏成さんプロデュース。
ハイピッチャー用に購入したものを、DEXスピナーベイトにも使っています。

トレーラーワーム
今のところ、トレーラーワームは無しで使用中。
実績のあるルアーカラー


カラー | 釣果 |
マットブラック | 1匹 |
ゴーストワカサギ | 1匹 |
真夏の夕まずめ、かなり暗くなってきたタイミングで、マットブラックが効いたようです。
ゴーストワカサギは、晩秋11月中旬の15:45頃。
こちらもマッディウォーターでしたが、ゴールドのリアブレードが強いフラッシングを放っていて、かなり目立ちました。
ルアーアクション

ただ巻きで釣りました。巻く速度は、1匹目は普通、2匹目はやや遅め。
1/2ozは高速で巻けないので、どうしても遅め〜普通速度となります。
2匹目は11月中旬だったので、気持ち遅めに巻いてみました。
使ってみて感じたこと
※あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
※また、実際に使用して釣れた1/2oz DW/TWモデルの情報がメインとなります。
コスパは悪くない

ルアー | 税込定価 |
DEXスピナーベイト 1/4oz TW | 1,265円 |
DEXスピナーベイト 3/8oz DC | 1,320円 |
DEXスピナーベイト 1/2oz DW | 1,320円 |
O.S.P ハイピッチャー DW 3/8oz | 1,320円 |
ジャッカル ドーン DW 3/8oz | 1,386円 |
エバーグリーン Dゾーン DW 3/8oz | 1,760円 |
上の表の通り、そこまで高くはありません。
日本メーカーの製品ではあまり見かけない、大型ブレードやダブルコロラドなど、ちょっと珍しいスピナーベイトが、そこそこの値段で試せるのは良いと思います。
ウェイト確認は印字で

ウェイトごとにカラービーズを搭載してますが、これがちょっと見づらい・・・。

ヘッドの裏側にちゃんと印字しているので、こちらを確認した方が早いです。
1/2ozモデルはアメリカンなスケール

まず、全体的にデカイです。
アームは長く、ブレードは巨大、フックも太く大きく、本場アメリカの規格を感じます。
半端ない水押し
この1/2ozDWで表層を泳がせると、デカイ魚が泳いでいるように、水面にボワーンと大きな波ができるほど。水押しの力はハンパなくデカいです。
大型ブレードで強アピール

上の写真、ハイピッチャーMAXよりも一回り大きなブレードです。

この大型ブレードの強アピール、やはり40アップに効きました。
なかなか体格の良い1匹を、11月中旬に釣ることができました。
巻き抵抗も大きい
当然ながら、巻き抵抗もかなり大きいです。長時間にわたりリトリーブするのは疲れるでしょう。
また、水の抵抗が大き過ぎて、速巻きは難しいですね。
トレーラーフックは付けるべし

#2/0のトレーラーフックを装着。
1匹目は、トレーラーフックに掛かっていました。
根掛かりの少ないエリアというのが前提ですが、小型のバスもしっかり拾いたい場合や、なるべくフッキング率を上げたいのであれば、トレーラーフックを付けておいた方がよいでしょう。
ダブルコロラドはアピール力強過ぎ?

筆者はマッディウォーターのフィールドをメインにしており、3/8ozのダブルコロラドもけっこう投げているのですが、まだ釣れていません。
一応、風と濁りのある場面で使うのですが、もしかしたら、アピール力が強すぎるのかも?
もう少し、濁りも風もキツイ時に投げてみようと思います。
スナップでも使いやすい

ラインアイ用チューブのおかげで、プラグのローテーションの中に含むことができます。
実際に、11月に釣った40アップは、スナップで接続して巻いて釣りました。
チューブのおかげでズレないのでスナップでも使いやすいと思います。
ですが、使っているうちにチューブが取れてしまうことがありますので、注意。
おわりに
DEXスピナーベイトは、豊富なラインナップとアメリカンなサイズ感が特徴的。
大型ブレードのアピール力でデカバスを狙いたい方や、ダブルコロラドを試してみたい方には、おすすめです。
値段も控えめで、コスパは悪くないと思います。ラインナップの一員に加えてみてはいかがでしょうか。
個人的なおすすめは、1/2ozのTWとDW。大型リアブレードの破壊力をお試しあれ。
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