ワームの釣りにおいて、セッティングするだけで釣果アップといくつかのメリットをもたらすのが、ザップのブレディ。
ワームをセットして投げて巻くだけなので、特に初心者は頼るべきアイテムです。
ブレディを使い、実際にオカッパリでバスを釣ってみました。
本記事では、ブレディを使ってみた所感と感じたメリット・デメリットについてご紹介します。
ブレディ 概要

ブランド | ZAPPU(ザップ) |
アイテム名 | ブレディ(Bredy) |
フックサイズ | #2 #3 |
重さ | 0.9g 1.8g 3.5g 5g |
ブレードタイプ | コロラド ウィロー |
入数 | 2 |
定価 | 550円+税 |
秦拓馬さんプロデュースの商品。
一言で表すなら、「シンカーとブレードが一体化されたフック」といったところでしょう。
サイズ感

サイズ展開は#2と#3の2種類。
3インチ程度の小型ワームの使用を前提に作られています。
上の写真は、ゲーリーヤマモトの4インチグラブにブレディ#3をセットしたもの。
コロラドブレードはかなり小型です。
構造

- スクリュー(ツイストロック)
- シンカー(オモリ)
- ブレード
上記3点とオフセットフックが一体化したもの。
セッティング方法

スクリュー(ツイストロック)をあてがって、ワームを持った手を回すとやりやすいです。

スクリューがしっかり入れば簡単に取れてしまうことはありません。

一般的なオフセットフックをワームにセットする時と同じ要領です。

これでセッティング完了

ラインを直接アイに結べば準備OK。
あとは投げて巻くだけ。
これからオフセットフックのセッティングを覚える段階の方は、下記で解説していますので、ご覧ください。

また、簡単なラインの結び方「クリンチノット」は下記で解説しています。

ブレディにおすすめのワーム
ここで紹介する2つのワームは、筆者が実際に使ってバスを釣ったワームです。
リズムグラブ3インチ

やはりグラブ系ワームが使いやすいですね。
ジャッカルのリズムグラブは、秦拓馬さんが解説動画でも使っているワーム。
フックポイント(針先)を背中のスリットに隠せるので、根掛かりしにくいワームです。
4インチグラブ

こちらも王道の、投げて巻くワーム。
これで初バスを釣った人も多いのではないでしょうか。

タックル
推奨タックル
ロッド | スピニングロッド UL/L/MLクラス |
リール | スピニングリール 2500番 |
ライン | フロロカーボン 4〜5ポンド |
上記は、秦拓馬さんが解説動画で紹介していたもの。
ただ、あまり気にしなくてもスピニングタックルなら何でも大丈夫と秦さんは言っています。
実際に使用したタックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール | シマノ セドナ2500S |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン6lb |
秦さんのおっしゃる通り何でも大丈夫で、筆者は上記のタックルでストレスなく扱えました。
ロッドは、バイク・自転車移動に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。
安めのスピニングリールに、ナイロンの6ポンド。
フロロよりナイロンの方がライントラブルが少ないので、初心者の方にはナイロンがおすすめ。


釣果データ
使用セッティング | リズムグラブ3インチ(ブレディ#3/1.8g/コロラド) 4インチグラブ(ブレディ#3/1.8g/コロラド) 4インチグラブ(ブレディ#3/0.9g/コロラド) |
釣れた時期 | 7月 8月 9月 |
累計釣果 | 3匹 |
最大サイズ | 30cm |
平均サイズ | 約23cm |
釣り場タイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
いつも通っている釣り場は、濁っている場所が多いので、振動でアピールできるコロラドブレードをセッティングしました。

今のところは、4インチグラブにセットして釣った30cmが最大。

残りは20cmくらいの小バスくんたち。
ルアーアクション

今のところすべて、ただ巻きで釣りました。
巻く速度は、やや遅めから普通くらい。
コロラドブレードがしっかり動いていれば振動を発するので、その振動を感じ取りながら巻きます。
使ってみて感じたこと
風と濁りで出番あり

筆者は、よく4インチグラブを使いますが、ジグヘッドでも問題なく釣れます。
しかしながら、
- 風が吹いてきたタイミング
- 濁りがいつもより強い
といった場面では、アピール力が足りないと感じることも。
そんな時は、ブレディの出番。
- オモリ付きで風の中でも投げやすく巻きやすい
- コロラドブレードの振動で濁りの中でも気づいてもらいやすい
上記のようなメリットをもたらしてくれます。
根掛かりしづらい

フックの角度的に、フックポイントがワームに埋まるようなセッティングになるので、根掛かりしづらいです。
特に、前述の通り、リズムグラブはスリットに針先を隠せるので、より根掛かり回避性能が高くなります。
多少のウィードエリアやライトカバーであれば、躊躇なく投げられるのは嬉しいポイント。
フッキング率はまずまず

けっこうな数のバイトを経験しましたが、うまく掛からなかったり、バラしてしまったことが何度かありました。
実は、ブレディの解説動画で、秦拓馬さんも1匹目は目の前でバラしていますね。
特に初心者の方は、意識してしっかりフッキングする必要があるでしょう。
シンカーとしても使える

ブレディにはオモリがついているので、ボトムまで沈めて使うことも可能。
グラブで巻きつつ、ポイントによってはリフト&フォールなどのタテの動きに切り替えたりできます。
ワームとブレードで二重のアピール力

グラブであれば、
- ワームのシルエットとテールの動き
- ブレードのフラッシングと波動
これらが合わさって、アピール力がかなりアップします。
一方で、ブレードの振動やフラッシングに反応する魚もいるので、ワームとブレード両方でアピールできるのは、大きな強みだと思います。
コロラドブレードは強すぎない
コロラドブレードはけっこう小型なので、そこまで強烈なバイブレーションではありません。
魚に威圧感を与えてしまうレベルではないので、濁りの中でほどよくアピールできる感じです。
メリット・デメリット
メリット
- 投げて巻くだけで釣れる
- 風や濁りに効く
- 根掛かりしにくい
- シンカーとしても使える
- タテ・ヨコ両方の動きに対応
- ワームとブレードの二重のアピール力
デメリット
- フッキング率はまずまず→意識してしっかり合わせるべし
おわりに
ブレディは、初心者が手軽にワームでバスを釣るのに良いアイテム。
なにせ、投げて巻くだけ。簡単です。
風や濁りにも強いので、あらゆる場面で使えそうです。
ただ、フッキングは、かなり意識してしっかり合わせないといけないと感じました。
ジグスピナーも、ワームにアピール力を与える便利アイテムです。
