初めてワームでバスを狙う際、意外と難しいのがオフセットフックのセッティング。
それでも何度か練習してコツを掴めば問題なし。
セッティング方法の他、入門者におすすめのオフセットフックとワームをご紹介します。
オフセットフックとは?

バス釣りでワームを使用する際に欠かせない針(フック)。見た目は上の写真の通り。
各部名称
主な部分ごとの名称は下記の通り。

特徴
特徴は下記の通り。
- アイ(ラインを通す穴)の付近が「Z」のように曲がっている
- フックポイントがアイの方を向いている
- フッキングした時の力が針先に届きやすい
- 遠投した場合でも比較的フックが魚に掛かりやすい
- 根掛かりしにくい

ジグヘッドリグやマス針を使ったリグ(仕掛け)よりも、根掛かりしにくいというメリットがあります。
ナローゲイプとワイドゲイプ

厚み・太さのあるワームに適したワイドゲイプ(上の写真右)と、細いワームに適したナローゲイプ(上の写真左)があります。
フックサイズについて

8番から1番まで(#8〜#1)は、数字が小さくなるほどフックのサイズは大きくなります。
1番から上になると、「#1/0」のようにスラッシュ?とゼロが付き、ここからは数字が大きくなるのに比例してフックサイズも大きくなります。
#1/0以上の公式な呼び方はわかりませんが、筆者はイチゼロ、ニーゼロ、サンゼロと呼んでいます。ネットで調べた限りでは、同じように呼んでいる方が多いようです。
セッティング方法
中古ワームで練習すべし

最初は何度も失敗してワームを無駄にしてしまいます。近所に中古釣具店があれば、練習用に安い中古ワームを買ってきても良いでしょう。安いものだと100円くらいで売ってますよ。
セッティングの手順
手順1:針先をワームの頭から刺す



「アイからクランクまでの長さ」と同じ長さ分を刺して通します。

手順2:アイの方までフックを通し切る


手順3:フックを反転させる

フックをクルッと反転させてワームの方を向くようにします
手順4:フックを通す位置を確認する

フックをワームにあてがって通す位置を確認します
手順5:ワームを曲げながら刺し通す

フックがワームの中心を貫くように、ワームに対して縦に=垂直に刺します。
手順6:針先をワームに埋める

完成!

コツ

ワームが曲がらないようにフックと並行に、ワームの中心を意識して刺してセッティングします。
また、手順5の「垂直に刺す」部分も非常に大事です。
初めてオフセットフックを使うなら
筆者もそうでしたが、バス釣りを始める時はスピニングタックルで入門する人が多いはず。そこで、スピニングタックルで入門する/した人向けに少し情報を・・・。
スピニング専用フックのすすめ

デコイの「エスエスフックワーム19」はスピニング専用に設計されているのでおすすめです。
使いやすいフックサイズとワーム
当然のことですが、ワームのサイズに合わせてフックのサイズも変えるのですが、#1は使いやすいと思います。
筆者が実際に#1をセットして釣れたワームは下記の通り。人気・定番のワームにも使えます。
ゲーリーヤマモト「4インチグラブ」

90年代はバスワームの代名詞だった4インチグラブ。インプレ記事はこちら。
ゲーリーヤマモト「3インチヤマセンコー」

こちらも定番ワームのひとつ。インプレ記事はこちら。
ジャッカル「クローンフロッグ」

ジャッカルの大人気「赤パケ」シリーズのひとつ。梅雨〜初秋、カエルの多いフィールドで使えます。インプレ記事はこちら。
デプス「サカマタシャッド4インチ」

デプスの大人気ワーム、サカマタシャッドの最小版、4インチ。インプレ記事はこちら。
フィッシュアロー「フラッシュJスプリット3インチ」

超リアルな見た目が特徴のワーム。その名の通り、強いフラッシング効果が魅力です。インプレ記事はこちら。
おわりに
最初はオフセットフックをワームにうまくセッティングできず苦戦しますが、コツさえ掴めばきれいにセッティングできます。
セッティングをマスターすれば、あらゆるリグに応用できるし、釣りの幅が広がって楽しくなるでしょう。
初心者の筆者でも、上で紹介したフックとワーム数種を使って実際に釣れたので、ぜひ試してみてください。