想定外の濁りや風が発生した時に、いつものリグではアピール力が物足りないと思うことがありませんか?
ダイワのジグスピナーSSは、ワームにセットすることで、手軽にアピール力を増強できる便利アイテムです。
実際にジグスピナーSSを使い、オカッパリでバスを釣ってみました。
本記事では、ジグスピナーSSの特徴と使い方、実際に使って釣ってみた所感をお伝えします。
*実際に使用した3.5gと5gの体験をベースとしています。
ジグスピナーSS 概要

基本情報
ブランド | ダイワ DAIWA |
ルアー名 | ジグスピナーSS JIG SPINNER SS |
サイズ(重さ) | 3.5g/5g/7g/10g |
色数 | 7 |
メーカー希望本体価格 | 600円 |
重さ

表記 | 全体の重さ |
3.5g | 約6g |
5g | 約8g |
計量したところ、全体の重さは上記の通り。
ワームの重さが加わることを考えると、ベイトタックルでの使用となりそうですね。
フォルム・特徴

スピナーベイトのスカート無しのような見た目。

ブレードはウィローリーフ1枚のシングルグレード仕様。

4本のブラシガード付きで、障害物の回避能力はあり。

首の部分は、ワームキーパー。
3重になっていて、ホールド力あり。
ジグヘッドは交換可能

ジグヘッドは分離可能なので、自分のお気に入りのジグヘッドがあれば、そちらを付けて遊ぶこともできますね。
釣果データ
使用ジグ | ジグスピナーSS 5g |
使用ワーム | 5インチハーフスレンダーグラブ(ゲーリーヤマモト) 6インチジャンボグラブ(ゲーリーヤマモト) |
釣れた時期 | 8月 9月 |
累計 | 2匹 |
最大サイズ | 38cm |
平均サイズ | 30cm |
釣り場タイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |

巻物が有効とされる秋に小型を1匹。小さいけど、やはりブリっとした元気のある個体でした。
トレーラーは、ゲーリーヤマモトの5-1/2″スレンダーグラブで、ロングワームの要素を取り入れて目立たせてみました。

2匹目は、8月下旬にブリブリの38cmがズドン!と喰ってきました。
トレーラーは、6インチジャンボグラブ。
完全にデカバス狙いのセッティングで攻めてみました。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル666TMB |
リール | シマノ SLX MGL70 (ノーマルギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb/14lb |
ロッドは、原付バイク・自転車移動に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。
5g-18g対応のバーサタイルロッドで、M(ミディアム)クラス相当。

ジグスピナーSSのフックサイズを考えると、そこそこ大きめのワーム(5インチ以上?)をセットすることになると思います。
また、ブレードの巻き抵抗も踏まえると、やはりベイトタックルでの使用が適しているでしょう。
実績のあるカラー

ジグスピナーSS | ゴールドアユ(ゴールドブレード) |
トレーラー | グリーンパンプキン/ブラックフレーク |
釣果 | 1 |
水質 | マッディ |

ジスグスピナーSS | ブルーギル(コパーブレード) |
トレーラー | ブラック |
釣果 | 1 |
水質 | マッディ |
マッディなフィールドだったので、濁りに強いゴールドとコパーのブレードを使いました。
トレーラーワームも濁りに強いグリパンとブラック。
ゴールド+グリパンで釣った日は、台風の影響で増水+濁り増でしたが、このカラーはしっかり効きました。
コパー+ブラックで釣った日は、かなり暗くなった夕まずめ。シルエットがくっきり出るブラックと、ブレードの波動でアピールできたのが勝因だっと推測。
ルアーアクション

2匹とも、ただ巻き(スイミング)で釣りました。
5.5″スレンダーグラブの方は、普通の速度で、速くもなく遅くもなく。
ジャンボグラブの方は、やや遅めに。
一定のスピードで巻いて、あとはブレードの波動とグラブのテロテロに任せたのですが、しっかり結果を残してくれました。
使ってみて感じたこと
*あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。また、実際に使用した3.5gと5gのモデルをもとにした情報です。
明滅+波動+シルエットのアピール力

- ウィローリーフの光の明滅
- シングルブレードの波動
- ワームのシルエット
ウィローリーフの光の明滅効果だけでなく、シングルブレードならではのブルブルとした波動でもアピール可能です。
かといって、コロラドブレードほど強くないので、強すぎず弱すぎず、ほどよいアピール力だと感じます。

また、これらに加えて、ワームのシルエットでもアピールが可能。
グラブやシャッドテール系なら、テールのテロテロとかプルプルした動きをプラスできますね。
スピナーベイトと比べてゴミを拾いやすい
ブラシガードが付いているものの、浮ゴミが多い場所では頻繁にゴミが絡んでしまいます。
筆者はスピナーベイトもよく投げますが、やはりスカートがけっこうゴミを避けてくれるようで、ジグスピナーSSの方が拾いやすいと感じました。
ブラシガードが大活躍

沈んだ障害物(固くて大きいもの)にぶつけてみましたが、ちゃんと回避しました。
この辺の回避力は、スピナーベイトと同等程度という印象を受けました。
これは、ブラシガードによるものが大きいと感じます。
他社のジグスピナーで、ブラシガードが付いていないものを何度か使用しましたが、根掛かりですでに数個ロストしています・・・。
フッキング率は悪くない

20cm未満の豆バスは、口にちゃんと入らないようで、アタックしてきてもフッキングで乗らず。
22cmが釣れた時は、一発で上顎をしっかり突き刺して釣れました。

38cmのバスは、トレーラーワームであるジャンボグラブを丸呑みしており、ジグスピナーのヘッドとワームの先端が、バスの口から出ている感じでした。
ただ、抜き上げて地面に置いた時に暴れたため、フックオフ。
おそらく口の内側のどこかに刺さっていたかと思います。
いずれにせよ、フッキングが決まりにくいという感覚はありません。
口にしっかり入るサイズが喰ってくれば、ちゃんとフッキングは決まります。
ワイヤーの強度はかなりある

スピナーベイトによっては、小バスでも抜き上げるとワイヤーがぐにゃりと曲がります。
一方で、このジグスピナーSSの強度は強め。
38cmのブリブリ君をぶっこ抜きましたが、特に変形している様子はなし。
ブレードは安定してよく回る

速巻きでも遅巻きでも、ブレードは安定してよく回ってくれます。
巻いていると適度に手元に振動が伝わってきます。
ワームキーパーは思ったよりホールド力あり

ワームキーパーですが、思っていたよりホールド力がありました。
投げててズレることはありません。
ただ、一度釣って、ワーム自体が裂け始めるとやはり厳しいものがあります。
増水+濁り+暗い時のアピール力UPに

1匹目が釣れた日は、台風の影響で増水と濁りが強まった日。
普通にグラブを投げてもアピール力が足りないと思ったので、ジグスピナーを使用したところ釣れました。
こういった、増水や濁りのタイミングで、アピール力をアップしたい時に便利ですね。
2匹目は、夕まずめでかなり暗かった時。
ワームのシルエットに加えてブレードの波動でアピール力を加えたところ、良型がバイトしてくれました。
おわりに
ジグスピナーSSは、手軽にアピール力をプラスできる便利アイテム。
ワームのシルエットと動きでは物足りない時は、出番です。
増水や濁りが出た時、薄暗くなってきた時に活躍するでしょう。
お気に入りのワームをセッティングして、楽しんでみてください。
やはりグラブ系のワームは、こういったジグスピナーとの相性が良いですね。

