渓流の中を安全に進むのに必要なのが、フェルトソールのウェーディングシューズ。
他社製品と比べて、かなりリーズナブルな価格設定が魅力のウェーディングシューズが、リトルプレゼンツ「ライトウエイトWDシューズ」。
本記事では、ライトウエイトWDシューズを実際に着用し、渓流でルアーフィッシングをしている筆者が、使用したインプレをご紹介します。
ライトウエイトWDシューズ 概要
ブランド | リトルプレゼンツ LITTLE PRESENTS |
商品名 | ライトウエイトWDシューズ LIGHT WEIGHT WD SHOES |
型番/品番 | SH-04 |
カラー | グラネット(GR) |
材質 | ポリエステル、人工皮革 ラバーソール:ポリプロピレン |
製造国 | カンボジア(商品タグに記載) |
サイズ展開 | US6(23-24cm) US7(24-25cm) US8(25-26cm) US9(26-27cm) US10(27-28cm) US11(28-29cm) US12(29-30cm) |
税込定価 | 15,180円 |
ウェーディングシューズの中では、割とデザインがスタイリッシュ。
主な機能・特徴
登る、へつる。フレキシブルでやや細めのフェルトソールが、強いグリップ力を生みます。山岳渓流向きの軽量ウエーディングシューズです。
引用元:リトルプレゼンツ公式サイト製品情報ページ
このフェルトソールは、かなり重要なポイント。
苔でヌルヌルした岩や石の上でも、滑りにくい素材です。
洗濯・手入れ
「濡れたまま放置」と「直射日光」を避けるのが大事
筆者は釣りから帰宅した後、汚れを落として、外で陰干ししました。
構造・素材
構造は山登りに使うブーツと似ていますが、大きく違うのが2点。
一つ目は、排水のための穴が空いている点。
濡れることを前提にしたブーツなので、水捌けは大事です。
二つ目は、靴底がフェルトソールになっている点。
苔でぬるぬるした岩場でも歩ける仕様です。
装着方法
他のウェーディングアイテムと合わせる
他のアイテムと合わせる
時期 | 合わせたアイテム |
春 | リトルプレゼンツ「ウエストハイウェーダー」 |
夏 | リトルプレゼンツ「ウエットボトム」、「ウエットゲーター」 |
上記の通り、リトルプレゼンツの他のウェーディングアイテムと合わせました。
靴紐の結び方
ウェーダーやウエットゲーターを履いてからウェーディングシューズを履くわけですが、靴紐の結び方がひとつのポイント。
三ヶ所のフックを使うのがキー
これは、筆者がちょくちょく訪れるアウトドア用品店から教わった結び方。
最初のフックに引っ掛けたら、靴紐をクロスして、次のフックにかけます。
もう一度クロスさせてから、最後のフックにかけて結びます。
筆者はこの方法で結び、釣りを楽しみました。
ただ、靴紐がけっこう余ります。
これは、くるぶしの裏側まで靴紐を巻き付けてホールドできるように長くなっていると推測。
このやり方で、さらにガッチリと結んでいる方もいます。
使ってみて感じたこと
ライトウエイトWDシューズを使用した条件
下記の条件で着用し、渓流でトラウトを狙ってみました。
時期 | ①4月中旬 ②8月中旬〜下旬 |
主な釣行の時間帯 | 13時〜15時 |
移動手段 | 原付バイク |
釣行時の天気 | 晴れ時々曇り |
釣行時の気温 | ①22〜26℃ ②30℃前後 |
釣りスタイル | ①ウエストハイウェーダー使用 ②ウェットウェーディング(ゲーター使用) |
釣り場タイプ | 渓流 |
春と夏では、着用するウェアやアイテムは違いますが、靴だけは同じです。
軽い・柔らかい・歩きやすい
US8サイズを乾燥した状態で計量すると、片方で約380g
一般的なトレッキングシューズが444gなので、60g以上軽いです。
見た目は重そうですが、手にとってみると軽さを実感できます。
また、登山用のブーツと比べて、素材が柔らかく、履き心地は悪くありません。
肉厚なウエットゲーターやウェーダーの上から履いたこともあってか、2時間くらい歩き続けましたが、マメができたとか、足が痛くなったということはなく、水中でも快適に歩けました。
水捌けは良い
これだけ大きなブーツだと、陸に上がった時に水でかなり重くなりそうですが、排水用の穴から素早く水が抜けていきます。
靴の中に水が溜まって重くなる、歩きにくい、といったことはなく、水捌けは良いと感じました。
滑りにくい
渓流で水中の岩・石を手で触ってみましたが、苔でめっちゃヌルヌルしていました。
普通の靴ならば、スッテンコロリンで病院行き、というレベル。
そんな岩場でも、このフェルトソールのライトウエイトWDシューズは、しっかりグリップしながら歩けます。
丸みのある岩を避けて、最低限の注意を払えば、滑ることはなさそうです。
靴紐は緩みやすい
ちょくちょく足元を見ながら、渓流の中を進んでいましたが、靴紐が緩み始めていることに気づき、結び直しました。
これが、約2時間の釣行で3回ほどありました。
意識してキツめに結ぶようにした方が良いでしょう。
コスパは悪くない
ブランド | アイテム | 税込定価 |
リトルプレゼンツ | ライトウェイトWDシューズ (公式サイト) | 15,180円 |
リバレイ | RV ドレインウェーディングシューズ ll FE (公式サイト) | 19,250円 |
フォックスファイヤー | コンターラインウェーディングシューズ (公式サイト) | 26,180円 |
ウェーディングブーツの中では、最も安いレンジ。入門者でも手を出しやすい価格設定です。
特に機能的に問題がある訳でもなく、コスパは悪くないと感じます。
サイズ感
着用サイズ | US8(25-26CM) |
通常の靴のサイズ | 25.5cm |
このライトウエイトWDシューズは、US8(25-26CM)を着用しています。
リトルプレゼンツの公式サイトでは、
クロロプレンソックスの厚みを考慮したサイズ表示です。普段履いているシューズサイズでお選びください。
引用元:リトルプレゼンツ公式サイト製品情報ページ
という表示があります。
ちなみに、筆者が普段履いている靴のサイズは、下記の通り。
アイテム | 着用サイズ |
ジャッカル パッカブルブーツ (レインブーツ) | Mサイズ(25.0〜25.5m) |
アディダス スタンスミス | 26cm |
コンバース オールスター | 25.5cm |
KEEN ジャスパー2ウォータープルーフ | 25.5cm |
メレル モアブ2ゴアテックス | 25.5cm |
筆者の足は、幅は標準的なのですが、長さがありません。
長さ的には25cmの靴でもOKなのですが、幅が足りずに25.5cmを履いている感じです。
リトルプレゼンツの「普段通りのサイズで選べ」という指示に従えば、US8(25-26CM)が当てはまるわけで、やはりちょうど良いサイズでした。
一番良いのは、店舗で試着することですが、近くに店舗が無い方は、上記のサイズ感をご自身のサイズに置き換えて、参考にしてみてください。
おわりに
リトルプレゼンツの「ライトウエイトWDシューズ」は、最低限の機能性を確保しつつも価格を抑えた、コスパのよいウェーディングシューズです。
実際に使用してみて、今のところ特に大きな不満やデメリットは感じておらず、入門用としては良いシューズだと感じています。
ウェットウェーディングは、ウェーディングシューズ無しでは成り立ちません。
高い買い物と感じるかもしれませんが、安全を買うつもりで投資しましょう。
参考記事
ライトウエイトWDシューズと合わせて着用したいのが、リトルプレゼンツのウエストハイウェーダー。
夏なら、ウェットウェーディングスタイルがおすすめ。