ウェットウェーディングで、渓流を安全に進むのに必要なのが、フェルトソールのウェーディングシューズ。
リトルプレゼンツのライトウエイトWDシューズを実際に着用し、ウェットウェーディングをしてみましたので、使用したインプレをご紹介します。
ライトウエイトWDシューズ概要

ブランド | リトルプレゼンツ LITTLE PRESENTS |
商品名 | ライトウエイトWDシューズ LIGHT WEIGHT WD SHOES |
型番/品番 | SH-04 |
カラー | グラネット(GR) |
材質 | ポリエステル、人工皮革 ラバーソール:ポリプロピレン |
製造国 | カンボジア(商品タグに記載) |
サイズ展開 | US6(23-24cm) US7(24-25cm) US8(25-26cm) US9(26-27cm) US10(27-28cm) US11(28-29cm) US12(29-30cm) |
税込定価 | 12,980円 |
実勢価格
筆者は、2022年4月上旬、US8サイズを購入。アウトドア用品店で税込11,660円でした。
2022年12月17日時点、AmazonではUS8が税込8,800円台。
主な機能・特徴
登る、へつる。フレキシブルでやや細めのフェルトソールが、強いグリップ力を生みます。山岳渓流向きの軽量ウエーディングシューズです。
引用元:リトルプレゼンツ公式サイト製品情報ページ
このフェルトソールは、かなり重要なポイント。苔でヌルヌルした岩や石の上でも、滑りにくい素材です。
洗濯・手入れ

やはり、「濡れたまま放置」と「直射日光」を避けるのが大事。
筆者は帰宅後、汚れを落として、外で陰干ししました。
構造・素材

構造は山登りに使うブーツと似ていますが、大きく違うのが2点。
一つ目は、排水のための穴が空いている点。濡れることを前提にしたブーツなので、水捌けは大事です。

二つ目は、靴底がフェルトソールになっている点。苔でぬるぬるした岩場でも歩ける仕様です。
装着方法

リトルプレゼンツのウエットボトム、ウエットゲーターを装着し、このウェーディングシューズを履きました。

靴紐の結び方ですが、三ヶ所のフックを使うのがキーポイント。
これは、筆者がちょくちょく訪れるアウトドア用品店から教わった結び方。


最初のフックに引っ掛けたら、靴紐をクロスして、次のフックにかけます。

もう一度クロスさせてから、最後のフックにかけて結びます。


筆者はこの方法で結び、釣りを楽しみました。

ただ、靴紐がけっこう余ります。これは、くるぶしの裏側まで靴紐を巻き付けてホールドできるように、長くなっているのかと推測します。このやり方で、さらにガッチリと結んでいる方もいます。
使ってみて感じたこと

ライトウエイトWDシューズを使用した条件
下記の条件で着用し、渓流でトラウトを狙ってみました。
時期 | 8月中旬〜下旬 |
主な釣行の時間帯 | 13時〜15時 |
移動手段 | 原付バイク |
釣行時の天気 | 晴れ時々曇り |
釣行時の気温 | 30℃前後 |
釣りスタイル | ウェットウェーディング |
釣り場タイプ | 渓流 |
服装 | ・インナーパンツ(下着) ・ウェットトップ ・ウェットボトム ・Tシャツ ・SPフィッシングハーフパンツ ・ウェットゲーター ・ライトウェイトWDシューズ |
リトルプレゼンツのインナータイツ「ウエットボトム」を着用し、その上からフィッシングハーフパンツを履きました。
そして、それらを履いたまま、釣り場まで原付バイクで移動し、釣り場に到着してからウエットゲーターとライトウエイトWDシューズを着用しました。
使ってみて感じたことは、下記の通り。
軽い・柔らかい・歩きやすい

乾燥した状態で計量すると、片方で約380g。一般的なトレッキングシューズが444gなので、60g以上軽いです。

見た目は重そうですが、手にとってみると軽さを実感できます。

また、登山用のブーツと比べて、素材が柔らかく、履き心地は悪くありません。
肉厚なウエットゲーターの上から履いたこともあってか、2時間くらい歩き続けましたが、マメができたとか、足が痛くなったということはなく、水中でも快適に歩けました。
水捌けは良い

これだけ大きなブーツだと、陸に上がった時に水でかなり重くなりそうですが、排水用の穴から素早く水が抜けていきます。
靴の中に水が溜まって重くなる、歩きにくい、といったことはなく、水捌けは良いと感じました。
滑りにくい

筆者は普段、バス釣りをオカッパリで楽しんでおり、濡れた石やコンクリートの滑りやすさをよく知っているつもりです。
渓流で水中の岩・石を手で触ってみましたが、苔でヌルヌルしていました。普通の靴ならば、スッテンコロリンで病院行き、というレベル。

そんな岩場でも、このフェルトソールのライトウエイトWDシューズは、しっかりグリップしながら歩けます。
丸みのある岩を避けて、最低限の注意を払えば、滑ることはなさそうです。
ウエットゲーターと同様、このフェルトソールのウェーディングシューズがないと、ウェットウェーディングは難しいでしょう。
靴紐は緩みやすい

ちょくちょく足元を見ながら、渓流の中を進んでいましたが、靴紐が緩み始めていることに気づき、結び直しました。これが、約2時間の釣行で3回ほどありました。
意識してキツめに結ぶようにした方が良いでしょう。
コスパは悪くない

コスパは悪くないと思います。
税込定価を比較してみると、Foxfire(公式サイト)のウェーディングシューズは、一番安くて2.6万円台。リバレイ(公式サイト)、は、1.6万円台。
一方で、このウェーディングシューズは、1.2万円台。
ウェーディングブーツの中では、最も安いレンジでしょう。入門者でも手を出しやすい価格設定です。
サイズ感

ライトウエイトWDシューズ 着用サイズ | US8 (25-26CM) |
身長 | 173cm |
体重 | 78kg(着用当時) |
靴のサイズ | 25.5cm |
このライトウエイトWDシューズは、US8(25-26CM)を着用しています。
リトルプレゼンツの公式サイトでは、
クロロプレンソックスの厚みを考慮したサイズ表示です。普段履いているシューズサイズでお選びください。
引用元:リトルプレゼンツ公式サイト製品情報ページ
という表示があります。
ちなみに、筆者が普段履いている靴のサイズは、下記の通り。
アイテム | 着用サイズ |
ジャッカル パッカブルブーツ (レインブーツ) | Mサイズ (25.0〜25.5m) |
アディダス スタンスミス | 26cm |
コンバース オールスター | 25.5cm |
KEEN ジャスパー2ウォータープルーフ | 25.5cm |
メレル モアブ2ゴアテックス | 25.5cm |
筆者の足は、幅は標準的なのですが、長さがありません。長さ的には25cmの靴でもOKなのですが、幅が足りずに25.5cmを履いている感じです。

リトルプレゼンツの「普段通りのサイズで選べ」という指示に従えば、US8(25-26CM)が当てはまるわけで、やはりちょうど良いサイズでした。
一番良いのは、店舗で試着することですが、近くに店舗が無い方は、上記のサイズ感をご自身のサイズに置き換えて、参考にしてみてください。
おわりに
リトルプレゼンツのライトウエイトWDシューズは、最低限の機能性を確保しつつも価格を抑えた、コスパのよいウェーディングシューズです。
実際に使用してみて、今のところ特に大きな不満やデメリットは感じておらず、入門用としては良いシューズだと感じています。
ウェットウェーディングは、ウェーディングシューズ無しでは成り立ちません。
1.2万円でも高いと感じるかもしれませんが、安全を買うつもりで投資しましょう。
参考記事
ライトウエイトWDシューズと合わせて着用したいのが、リトルプレゼンツのウエストハイウェーダー。夏ならウエットゲーターです。

