渓流でのウェットウェーディングで釣りを楽しむ際、ゴツゴツした岩場で、膝から足首までを保護してくれるのが、ウエットゲーター。
ウエットゲーターの中でも、「リトルプレゼンツ AC-10ウエットゲーター」は、初心者向けの価格設定が嬉しいアイテムです。
本記事では、「リトルプレゼンツ AC-10ウエットゲーター」を着用してウェットウェーディングをした筆者が、使用してみたインプレをご紹介します。
ウエットゲーター 概要

ブランド | リトルプレゼンツ LITTLE PRESENTS |
商品名 | ウエットゲーター WET GAITERS |
型番/品番 | AC-10 |
カラー | タン(TA) |
素材 | クロロプレン |
製造国 | 中国 |
サイズ展開 | S(24-25) M(25-26) L(26-27) XL(27-28) XXL(28-29) |
税込定価 | 9,790円 |
夏のウエットウェーディングのために造られた商品。
公式サイトにも記載がありますが、その他のウエットウェーディング向けアイテムと組み合わせて使用するのが基本となります。
洗濯方法
洗濯機は使えないので、風通しの良い日陰で干すのが基本
釣りを終えて脱いだ後は、原付バイクのカゴに乗せて帰りましたが、帰宅する頃には80%くらい乾いていました。
帰宅後は、わずかな汚れを落とした後、部屋干し。
汚れがひどかったら手洗いしようと思いましたが、キレイな水に浸かっていたうえ、汚れはほとんどなかったので、そのまま干しました。
構造・素材

構造としては、簡単に言えば、
長めの靴下のようなもの
「つま先から足首まで」と「足首から膝まで」の2パーツに分かれている製品もありますが、本製品は一体型です。
ちなみに、アウトドアショップで詳しい話を聞いたところ、「初心者の方は一体型の方が使いやすい」とアドバイスをもらいました。

クッション性と伸縮性のある肉厚な素材で、特に膝部分はパッドでさらに厚くなっています。

靴下と同様に履いて、膝・ふくらはぎの裏側を、面ファスナー(マジックテープ)でがっちりホールドします。

パンチ加工されているので、穴がたくさん空いており、水捌けが良い仕様。
装着方法

上の写真は、リトルプレゼンツのウエットボトム、SPフィッシングハーフパンツを着用し、その上からウエットゲーターを着用した図。
最後に、リトルプレゼンツのウエーディングシューズを履いています。

まずは、速乾性のあるインナータイツを履いた状態で、靴下を履くようにウエットゲーターを履きます。
ちなみに、インナーソックスを着用するべきか否かは決まりがなく、個人の好みの問題。
筆者はナシでも違和感がありませんでした。

膝の部分には大きめの面ファスナー(マジックテープのベルト)があるので、これをしっかり止めます。

これをちゃんとフィットさせないと、歩きやすさが減少してしまいます。

ふくらはぎ部分にも、小さな面ファスナーが4個ありますので、同様にしっかりと留めます。

けっこう剥がすのが大変ですが、しっかり止めてフィットさせましょう。

分厚い靴下のようなものなので、履くのに苦労しますが、なんとかねじ込みます。

ねじ込んだ後は、ウエットゲーターが靴の中に入り込むので、それを出して、ウェーディングシューズの上に覆いかぶさるような感じにします。

これで完成!あとは入水して釣るだけ。
使ってみて感じたこと
ウエットゲーターを使用した条件

下記の条件で着用し、渓流でトラウトを狙ってみました。
時期 | 8月中旬〜下旬 |
主な釣行の時間帯 | 13時〜15時 |
移動手段 | 原付バイク |
釣行時の天気 | 晴れ時々曇り |
釣行時の気温 | 30℃前後 |
釣りスタイル | ウェットウェーディング |
釣り場タイプ | 渓流 |
服装 | インナーパンツ(水着) ウェットトップ ウェットボトム Tシャツ SPフィッシングハーフパンツ ウエットゲーター ライトウエイトWDシューズ |
リトルプレゼンツのインナータイツ「ウエットボトム」を着用し、その上からフィッシングハーフパンツを履きました。
そして、それらを履いたまま、釣り場まで原付バイクで移動し、釣り場に到着してからウェットゲーターとウェーディングシューズを着用しました。
使ってみて感じたことは、下記の通り。
脚の保護に欠かせない

ゲーターは保温効果もありますが、それよりも、
怪我防止の面で大きな役割を果たしてくれる
これが、一番強く感じたこと。
渓流の中を進んでいくと、必ず岩場・大きな石の上を歩くので、万が一、転倒したら、大ケガにつながるだろうなと感じる場面が多々あります。
肉厚のウエットゲーターを装着していれば、大怪我は避けられるでしょう。
ウエットゲーターなしでは、ウェットウェーディングをする気にはなれません。
水捌けは良い

パンチ加工された穴があるので、そこからしっかり排水されます
水から陸に上がった時に、水が溜まっている感覚や、水が重くて歩きにくいということは、感じませんでした。
ゲーターの下に着用していたリトルプレゼンツのウエットボトム、そして同社のウエーディングシューズも含め、水捌けは良く、不快感などはありませんでした。
足への負担軽減

初めて履くブーツ類って、けっこう足が痛くなったりするものです。
初めてウェットウェーディングした時は、リトルプレゼンツのライトウェイトWDシューズを着用したのですが、足が痛くなることはありませんでした。
この肉厚なウエットゲーターによるところが大きい
と感じました。負担軽減に一役買ってくれています。
そこそこコンパクトに収納可能

原付バイクでも運びやすいコンパクトさ
肉厚な素材なので、やはりそれなりのボリューム感になります。
しかし、畳めるので、荷物原付バイクでも十分積載可能なレベル。
荷物を積みやすいスーパーカブとはいえ、積みやすいサイズではあります。

- 行き スーパーカブに積んだボックスの中に入れて
- 帰り ウェーディングシューズと共に前カゴに入れて
釣り場と自宅の往復は、上記の方法で運搬しました。
帰りは、シューズと共に乾かしながらの走行です。
他社製品との価格比較
ブランド | アイテム | 税込定価 |
リトルプレゼンツ | AC-10ウエットゲーター (公式サイト) | 9,790円 |
リバレイ | RV ソックスゲーターSPファブリック (公式サイト) | 8,800円 |
フォックスファイヤー | ULウェーディングゲーター(*1) (公式サイト) | 10,780円 |
*1:ULウェーディングゲーターはソックス一体型ではなく、チューブタイプ
他社の類似製品と価格を比べてみました。
AC-10ウエットゲーターは、いつの間にか値上がりして、リバレイよりも1,000円ほど高くなっていました。
とはいえ、9,790円は定価であって、ネット通販サイトだと7,000円前後が相場で(2023年11月下旬)、他社製品と比べると実勢価格は低めの設定。
フォックスファイヤーのゲーターについては、ソックス部分なしで1万円を超えているので、やはり少し高級な域にある印象。
サイズ感について
サイズを確認するにあたり、大前提としてお伝えしておきたいのは、
実際に店舗で試着するのがベスト
という点です。当然ですが、やはりこれが一番確実ですね。
一方で、もしかしたら店舗が近くに無い方もいらっしゃるかもしれないので、下記、ご参考までにお伝えします。

ウエットゲーター | Mサイズ |
身長 | 173cm |
体重 | 78kg(着用当時) |
靴のサイズ | 25.5cm |
他のウェア類は、全てLサイズなのですが、ウエットゲーターだけはMサイズを着用しています。理由は、足が小さいから。
身長は平均的なのですが、まわりの成人男性と比べて、靴のサイズが小さいのです。
このウエットゲーターも、S/M/Lと別れていますが、「M(25-26)」のように表記されており、足のサイズが選ぶ基準となります。

ちなみに、筆者が普段履いているシューズ類のサイズは、下記の通りです。ご参考まで。
アイテム | 着用サイズ |
リトルプレゼンツ ライトウェイトWDシューズ (ウェーディングシューズ) | US8 (25-26cm) |
ジャッカル パッカブルブーツ (長靴) | Mサイズ (25.0〜25.5m) |
アディダス スタンスミス | 26cm |
コンバース オールスター | 25.5cm |
KEEN ジャスパー2ウォータープルーフ | 25.5cm |
メレル モアブ2ゴアテックス | 25.5cm |
おわりに
リトルプレゼンツのウエットゲーターは、ウェットウェーディングのマストアイテム。
特に、ゴツゴツした岩場での、脚の保護には欠かせません。
少々お値段しますが、安全を買うつもりで用意しておきましょう。
なにより、移動できる範囲がぐっと広がるので、釣果も大きく左右されるでしょう。
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ウエーディングシューズも必需品。

防水ラゲージシートがあると、ゲーターなどのウェア類が濡れたままでも着替えたり、車内にドカっと置くことができて便利です。
