入水し濡れながら渓流を進むウェットウェーディング。
夏の渓流釣りを涼しく楽しめるスタイルです。
この、ゲータースタイルとも呼ばれる釣りをするにあたり、筆者が実際に購入したアイテムを例に、揃えるべき装備をご紹介します。
ウェットウェーディングとは?

7月以降の盛夏、ウェーダーでは蒸れ・暑さで快適な釣りが難しくなります。
実際、4月でもウェーダーだと多少は蒸れるし、けっこう汗をかきますね。
そんな時はゲーターを使った「ウエットウエーディング」がおすすめだ。あえて濡れることを前提にしたスタイルである。川の水の冷たさを感じながら快適に釣りをすることができるだろう。
引用元:つり人編集部(編)(2022年)『渓流ルアー釣り 大切な基礎が1冊でわかるすごいベーシック34』つり人社 p37
濡れてもいい装備で入水し、涼しく釣りを楽しむスタイルですね。
メリット

- 真夏でも涼しく快適
- 身軽
- 濡れる前提なので気をつかわない
- 装備への初期投資額が小さい
一番のメリットは、盛夏の暑さでも、むしろ快適に涼しく楽しめるところ。
春や秋は、腰か胸まであるウェーダーを着用するので、機動力が落ちます。
一方で、夏のゲータースタイルは、装備が軽いため身軽で動きやすいです。

また、ウェーダーの場合、水が入らないように気を遣う必要がありますが、ゲータースタイルなら濡れる前提なので関係なし。
筆者のように、「まずは夏のウェットウェーディングから始めてみるか」という方には、初期投資が少なくて済みます。
デメリット

- 釣行後の着替えが面倒
- ウェア類のケアが面倒
釣りを終えて水から出たあと、濡れたウェア類を脱いで着替えるのは面倒です。
また、濡れたウェア類を洗ったり乾燥させる手間も。
車に乗せるにも、防水対策が必要です。
さて、下記より、ウェットウェーディングに必要なアイテムをご紹介します。
ウエットゲーター

ウエットゲーターがなければ、ウェットウェーディングは成り立ちません。
膝の高さまである、長く分厚いソックスのようなウェアです。
ウエットゲーターの機能・ポイント
- 脚を冷やしすぎない(保温効果)
- ケガ防止(厚手のパッド)
- パンチ加工で排水できる
筆者は、リトルプレゼンツのウエットゲーターを使用しています。

中にソックスを履くかどうかは個人の好みによりご自由に。着用される方、されない方、半々です。
引用元:リトルプレゼンツ公式サイト AC-10 ウエットゲーター製品ページ
ゲーターの下に履くインナーソックスも存在していますが、筆者はインナーソックス無しでも特に違和感・不快感は感じませんでした。

ラッシュガード・タイツ

上半身は、濡れてもよい速乾性のあるラッシュガードを着用。
日焼け・ケガ防止の役割もあります。
その上には半袖Tシャツを着ていますが、こちらもなるべく乾きやすい素材が良いでしょう。

下半身は、同様の素材でできたタイツを履きます。
筆者は、リトルプレゼンツのウェットトップとウェットボトムを使っています。

インナーパンツ

タイツの下に履く、濡れてもいい下着。
いろいろ探してみたのですが、ウェットウェーディング用というのは見当たらず、水泳用のパンツを使っています。
ハーフパンツ

タイツの上から履く、濡れてもいい速乾性のあるハーフパンツ。
リトルプレゼンツのSPフィッシングハーフパンツを愛用中。
薄手で速乾性があります。

ウェーディングシューズ

安全に渓流釣りを楽しむために、絶対に必要なのが、ウェーディングシューズ。
ウェーディングシューズ選びのポイント
- フェルトソールを選ぶべし
- ウエットゲーターを履いて試着すべし
渓流の岩や大きな石は、苔で非常にヌルヌルしています。
滑って転べば大怪我してしまう恐れがあるので、滑りにくいフェルトソールを選びましょう。

サイズについては、店舗でウエットゲーターを履いた状態で試着するのがベスト。
筆者はリトルプレゼンツのライトウェイトWDシューズを買いました。快適です。

ウェットウェーディング装備・まとめ

下半身
- インナーパンツ(水着)
- タイツ
- ハーフパンツ
- ウェットゲーター
- ウェーディングシューズ
上半身
- ラッシュガード
- Tシャツ
おわりに
真夏、渓流で水に濡れながらの釣行は、リラックス効果があります。
釣れにくい時期でもありますが、渓流のマイナスイオンを浴びているだけでも気持ちがいいもの。
ご紹介したアイテムは、基本的に専用ブランドのものが多いですが、特にウェットゲーターとウェーディングシューズは、安全第一でしっかりしたものを選びましょう。
渓流釣り(ルアー)の基本装備
本記事では、盛夏のウェットウェーディングスタイル(ゲータースタイル)に焦点を当てて、必要なアイテムをご紹介しました。
渓流ルアーフィッシングに必要な基本装備については、下記の記事にまとめています。
