渓流釣りの必須アイテムのひとつが、ウェーダー。
上流域の小渓流でヤマメを狙うにあたり、どのタイプのウェーダーにするか迷いましたが、腰よりも少し高い位置まである「ウエストハイ」タイプを購入しました。
結果的に、「ウエストハイ」タイプでも十分に渓流釣りを楽しむことができています。
本記事では、「リトルプレゼンツ ウエストハイウエーダー」を着用し、渓流でルアーフィッシングをしている筆者が、実際に使用してみたインプレ(レビュー)をご紹介します。
ウエストハイウエーダー概要
ブランド | リトルプレゼンツ LITTLE PRESENTS |
商品名 | N3ウエストハイウエーダー N3 Waist-high Waders |
型番/品番 | W-45 |
カラー | マッドグレイ(MDG) クラウディグレイ(CLG) |
材質(素材) | ナイロン/Nylon(LIPTEX™︎-N3) Sock:クロロプレン/4mm DS Chloroprene |
サイズ展開 | XS、S、M、L、XL、XXL |
税込定価 | 31,680円 |
構造
「パンツ(ズボン)」と「ソックス(靴下)」が一体化したような構造
上の写真の、黒い部分がソックス部分で、ブーツは一体化していません。
着用方法
- パンツ(ズボン)を履いた状態でウェーダーを履く
- ウエスト部分から足を入れて、靴下を履くようにソックス部分まで足を入れる
- 立つと、おヘソより少し上あたりまでウェーダーで隠れる
- ウェーダーの両サイドにベルトがあるので、これで固定すれば装着完了。
あとは、ウェーディングシューズを履けば、入渓(入水)可能となります。
インナーソックスについて
筆者は、「リトルプレゼンツ 透湿防水ニットソックス」を履いた状態で、ウェーダーを着ています。
コットンの靴下も試してみましたが、やはりこのソックスの方が蒸れにくいです。
少し高いのですが、ウェーダーのソックス部分がちょっと大きくてスペースが余っていたので、サイズ調整も兼ねて分厚めのソックスを買いました。
サイズ感
リトルプレゼンツ公式によるサイズ表
スクロールできます引用元:リトルプレゼンツ公式サイト製品情報ページ
JP: XS S M L XL XXL US: XXS XS S(7-8) M(8-9) L(9-10) XL(10-11) 適応身長 Tall 150-158 158-166 164-172 170-178 176-184 182-190 Sock US 5-6 6-7 7-8 8-9 9-10 10-11 適応ソックスサイズ 23-24 24-25 25-26 26-27 27-28 28-29
実際のサイズ感
下記、筆者の例です。
着用ウエーダー | Mサイズ |
身長 | 173cm |
体重 | 71kg |
一般的な靴 | 25.5cm |
トレッキングシューズ | 25.5cm |
ウェーディングシューズ(*) | US8(25-26cm) |
このウエストハイウェーダーは、サイズ的には余裕のある造りをしていると思います。
筆者は、LサイズとMサイズを試着しましたが、Lサイズだとソックスの部分が大きすぎて断念。
Mサイズを着用したところ、丈も、太ももや腰まわりも、まだまだ余裕があったので、Mサイズに決めました。
ソックス部分のサイズも、まだまだ余裕があったので少し厚めのインナーソックスを履いて調整しています。
使ってみて感じたこと
下記の条件で着用し、渓流でルアーを使ってトラウトを狙ってみました。
時期 | 4月中旬 |
主な釣行の時間帯 | 13時〜16時 |
移動手段 | 原付バイク |
釣行時の天気 | 晴れ時々曇り |
釣行時の気温 | 22℃〜26℃ |
釣り場の水温 | 12℃〜13℃ |
釣り場タイプ | 小渓流 |
服装 (上半身) | ・ドライカラークルーネックTシャツ(ユニクロ) ・薄手のフリース(ザ・ノース・フェイス) ・軽量レインジャケット(ザ・ノース・フェイス) |
服装 (下半身) | ・コットンの下着 ・ジョガーパンツ(TIGORA) ・リトルプレゼンツ透湿防水ソックス ・リトルプレゼンツ ウエストハイウェーダー ・リトルプレゼンツライトウェイトWDシューズ |
シューズは履きづらいが入水後になじむ
ウェーディングシューズは、非常に履きづらいです。
(*ウエストハイウェーダーはMサイズ、ライトウェイトWDシューズはUS8を着用)。
強引にねじ込む感じで履くので、履いた直後はキツキツで足が痛いですが、入水してしばらくすると馴染んできて、徐々に楽になっていきます
3時間程度の釣行を数回してみましたが、足が痛くなったり、マメができたりということはありません。快適です。
動きづらさは感じない
けっこう動きづらいかなと思っていたのですが、全く気にならないレベルでした。
ゲータースタイルのウェットウェーディング時と比べると、やはり多少は機動力が落ちますが、初めて着用した釣行でも、3時間ほど釣りに熱中し、特に問題は感じませんでした。
ソックス部分は乾きづらい
黒いソックス部分は、けっこう水を吸うので水から出たあともしばらくは濡れています。
ソックス部分より上は、ほとんど水を吸わないので水から出るとすぐに乾きます。
冷たい水の中でも問題なし
4月中旬、渓流の水温は12℃から13℃でした。
最初の一歩は、入水直後にヒンヤリと水の冷たさを感じますが、それは最初だけ。
その後は、水の中を進んでいても、寒さを感じることはありません。
コンパクトに収まる
思っていたよりもかさばりませんでした。
折り畳めば、けっこうコンパクトになります。
よって、原付バイクに載せて釣ーリングを楽しめています。
ウェーダーの中は乾きやすい服を着るべし
新開発のLITTLE PRESENTS オリジナルの3レイヤー透湿防水素材LIPTEX™-N3を 使用しています。透湿力と耐久性にすぐれた素材です。
引用元:リトルプレゼンツ公式サイト製品情報ページ
上記のように、透湿性の高さをアピールするコメントがあります。
実際、蒸れにくい方だと思います。
ただ、3時間も水の中を歩き続けると、けっこう汗をかきます。
2時間を過ぎたあたりから、靴下が汗で湿りはじめたことに気づき、ウェーダーを脱いだときに、中に履いていたパンツや着ていたシャツが汗で濡れていることに気づきます。
ウェーダーの透湿性能は高いとは思いますが、やはり限度がありますね。
ウエストハイでほぼ問題なし
チェストハイウェーダーと迷ったのですが、結果的にウエストハイで十分でした。
筆者の場合は、前年の夏に、ゲータースタイルでウェットウェーディングをしていたので、その時にどのくらいまで水に浸かるのかを把握していました。
どんなに深くても、お尻の下の方が少し濡れるくらいだったので、ウエストハイで大丈夫だろうと判断。
言い方を変えると、ウエストハイで対応可能な深さ・フィールドでないと、初心者にはけっこう危険かもしれません。
初めて買うのであれば、ウエストハイタイプのウェーダーを買って、対応可能な比較的安全なフィールドで釣りを楽しむのが良いと感じました。
スーパーカブへの積載
筆者の場合、メインの移動手段は、スーパーカブ110(JA07型)。
リアキャリアにボックスを積んでいるので、ボックスの蓋の上に載せてネットで固定しています。
直射日光を避けるため、リトルプレゼンツの防水ラゲージシートをかぶせてからネットで固定。
このシートは、ウェーダーを履いたり、休んだりする時にも便利なアイテムです。
おわりに
初めてのウェーダーに、「リトルプレゼンツ ウエストハイウエーダー」を使ってみましたが、思っていたより快適に動くことができ、渓流釣りを楽しむことができました。
ウェーダーは高価なものですし、最初はちょっと敷居が高く感じます。しかし、思い切って買ってみて、結果的にキレイなヤマメに出会えて、買ってよかったというのが感想。
筆者の場合は原付バイク移動なので、積載面で心配していましたが、けっこうコンパクトにまとまるので、問題なく運搬できています。
バス釣りもするので、そのうち河口湖とかクリアレイクでのオカッパリ等でも出番があるかも?と期待しています。
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春も夏も、リトルプレゼンツのライトウェイトWDシューズが活躍します。