初めてボトムレンジ(水底)を攻略する際におすすめの仕掛けが、ネコリグです。
リグ作りも操作も簡単なため、初心者でも簡単にボトムを攻めることが可能。
実際、筆者が初めてワームでボトムレンジを狙ったのは、ネコリグでした。
そして、ちゃんと釣果も得られました。
本記事では、ネコリグの作り方とアクションの仕方を解説していきます。
*スピニングタックルで使う前提で書いています
ネコリグとは

ルアーメーカー「issei(一誠)」の代表、村上晴彦さんが考案したリグ。
主には細長いワームの端(片側のみ)にネイルシンカーを差し込み、そのシンカーの重みを利用して沈め、水底を攻めるアプローチです。
用意するもの

- マス針
- ストレート系ワーム
- ネイルシンカー
この3点のみ。
おすすめのマス針とサイズ

マス針 | ハヤブサ フィネスガード ダブルハードガード |
サイズ | #4 |
筆者はHayabusaのフィネスガードダブルハードガードをよく使い、実際に釣れています。
フィネスガードは、上の写真の右側。
ガード付きなので、多少の障害物は回避可能。
4インチ程度のストレート系ワームであれば、サイズは#4を使うことが多いです。
おすすめのストレート系ワーム

初めて使うのにおすすめしたいのが、ゲーリーヤマモトのカットテールワーム。
サイズは4インチが鉄板。

おすすめのネイルシンカー

筆者が多用しているのは、スタジオワンハンドレッドのタングステンネイルシンカー。
細身のため、4インチ程度の細長いワームでもさしこみやすいです。
シンカーの重さ
1.2g〜1.3g
多くのバスプロの方々が、上記を基準にしています。

筆者は、0.3g、0.45g、0.8g、0.9g、1.2gで釣れた経験があり、水深や風の有無を考慮して調整しています。
浅瀬で実際に動かしてみて、そのワームに合った、自分の気に入ったアクションで重さを決めても良いでしょう。
はじめは0.3gか0.45gなど、軽い方がアタリをとりやすいですので、徐々に重くして慣らすのもアリ。
ワームチューブ
ワームチューブなるものを使用するパターンもあります。
下記の記事にまとめましたので、よろしければご覧ください。

作り方(実践)

ワームの真ん中あたりに刺します。

ネイルシンカーは真っ直ぐに差し込むようにします。

これで完成。
簡単なリグですね。
フックを刺す位置

フックを刺す位置を変えると、ワームが出すアクションも変わってきます。
一番良いのは、浅瀬で実際にアクションを確認すること。
微調整しながら、一番釣れる位置を見つけましょう。
使いやすい場所・場面

慣れないうちは、下記の条件が使いやすいです。
- 風がない or 弱い
- 水の流れがない or 弱い
一番良いのは、野池ですね。
野池が近くになければ、流れの緩い水路が良いでしょう。
使用タックル

ネコリグに特化したタックルというものはなく、なんでも大丈夫でしょう。
- 2-7gのルアーに対応したバーサタイルロッド(Lクラス)
- 2500番台のスピニングリール
- 6ポンドのナイロンライン
上記は、筆者のおすすめ3点セット。安物で大丈夫です。
実際の使用モデルは下記の通り。
ロッド1 (2ピース) | シマノ バスワンXT 263L-2 |
ロッド2 (テレスコ) | メジャークラフト バスパラ BXST-645L |
ロッド3 (テレスコ) | ダイワ ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール1 | シマノ セドナ 2500S |
リール2 | シマノ ネクサーブ 2500S |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン6lb |


使い方・アクション
ボトムでチョンチョン動かす

着底したら、水底をついばむ魚や逃げるエビをイメージして、ロッドを上下にチョンチョン動かしてみましょう。
ゆっくりラインを巻きながら続けます。
リフト&フォール

けっこう強めにしゃくり上げて、ストンと落とすイメージです。
かなりアピールできる動き。
メリット
- リグ(仕掛け)作りが簡単
- 操作も簡単
- 経済的
- フッキング率が高い
- 初心者でもよく釣れる
- 簡単にボトムの攻略ができる
- 少しの風なら問題なし
デメリット
- 根掛かりが多い
簡単にボトムを探れてフッキング率が高いのですが、一方で、根掛かりがやや多めというデメリットも。
ガード付きのマス針を使っても、使うフィールドによっては根掛かりがちょくちょく発生します。
おわりに
初めてのボトムレンジ攻略は、ネコリグを使ってみましょう。
仕掛けも操作も超簡単で初心者の方にはおすすめです。
個人的には、ノーシンカーワッキーリグで釣れるようになってから、次のステップとしてネコリグに挑戦するのがおすすめです。
参考記事
ノーシンカーワッキーの記事は下記から。

ジグヘッドリグでシンプルに泳がせて釣るのもオススメ。
