バス釣りで7〜8gくらいの中型ワームをノーシンカーでキャスト。しかしベイトタックルでは飛距離が出ず、いつもの2500番スピニングではラインが細くて少し頼りない・・・。
そんな時は、3000番のスピニングリールを使えば解決。ノーシンカーでもよく飛ぶし、太めのラインを巻けて安心。フリーフォールで誘うことも可能です。
本記事では、ベイトタックルでは飛距離の出ない中型ワームに困っていた筆者が、3000番スピニングリールを使ったら解消された経験について、そのメリットと共にお伝えします。
7〜8gワームの難しさ
筆者はゲーリーヤマモトのワームが大好きで多用しています。
4”カットテール等をライトリグで楽しむ日々が続き、徐々に使うワームの大きさを上げてきました。
4”ヤマセンコー | 約7.2g |
5-3/4”カットテール | 約7g |
6”ジャンボグラブ | 約7.8g |
そのうち、上記のような7g-8gくらいの中型ワームを使う機会が増えてきました。
使っていて感じたのは、以降の項目の通り。
ベイトタックルでの飛距離不足
ノーシンカーでの飛距離不足。圧倒的な不足。
ベイトタックルに12〜14ポンドのナイロンラインのセッティングで、これら中型のワームを投げたのですが、飛ばないですね。
ベイトタックルではフリーフォールしづらい
ヤマセンコーやカットテールの真骨頂は、フリーフォール。
しかし、やはりベイトタックルではどうしてもフリーフォールさせるのが難しいです。
2500番スピニングではラインが細い
バス釣りで一般的に使われているスピニングリールは、2500番。そして、4〜6ポンドのラインを巻く方が多いでしょう。
筆者もずっと2500番に6ポンドのナイロンラインを合わせてを使ってきました。
ただ、フリーフォールをさせたいものの、4”ヤマセンコーなど7gを超えるワームだと、6ポンドのナイロンラインでは細すぎて頼りない感じがするので、スピニングで投げるのは避けてきました。
ラインの太さについては個人の好みもあるでしょう。筆者は個人的に、7gを超えるワームにはもう少し太いラインを使いたい派
例えば、同じバスプロでも、4”ヤマセンコーを「4lbライン+スピニング」で投げている人もいれば、「10〜12lbライン+ベイトタックル」で投げている人もいます。
ベイトフィネスリールは用途が少し違う
ベイトフィネスリールも考えましたが、やめました。
- 2-3インチ5g以下の小さなワーム向け
- フリーフォールさせづらい
- 価格が高い
上記①のイメージが強く、7gの中型ワームを飛ばすのは違うかなと感じてやめました。
あとは、そもそもベイトリールなので、さすがにスピニングよりフリーフォールさせやすいことはないかなと。
そして、スピニングリールと比べると、安価なモデルがありません。
スピニング3000番でOK
4”ヤマセンコーを太めのラインを使ってノーシンカーで投げたい欲が抑えられず、いろいろと考えてたどり着いたのが、3000番スピニングリール。
筆者が買ったのは、「ダイワ レガリスLT3000-CXH」。高過ぎず安過ぎずの中級機種で、使い勝手・耐久性に問題はなし。
筆者は古いモデルを6千円台で買いましたが、新しく出た2023年モデルの実勢価格は1万円弱(2023年12月下旬現在の相場)。ベイトフィネスリールよりは安く済むでしょう。
もっと安いリールもある
例えばダイワのクレストLT3000-CXHなら、メーカー希望本体価格が6,900円。
ネット通販の価格を見ると、5,000円台であるので、そこまで大きな出費にはならないでしょう。
*上記の価格は2023年12月下旬時点の価格
太いラインを巻ける
3000番を買うまでは、シマノ セドナ2500Sに6lbナイロンを巻いて使っていました。
レガリスLT3000-CXHと糸巻量を比較してみましょう。
リール | 糸巻量 (ナイロン) |
シマノ セドナ2500S | 6lb 95m |
ダイワ レガリスLT3000-CXH | 12lb 100m |
なんと、倍の太さ12ポンドを100mも巻けるのです。
ノーシンカーでも飛距離が出る
ダイワ公式サイトのレガリスLT3000-CXHのページ、標準巻糸量ナイロン(lb-m)の欄に「8-150_10-120_12-100」と記載があります。
せっかくならと思い、太めの12lbナイロンラインを巻いて、4”ヤマセンコーと5-3/4”カットテールを使ってみました。
結果、大遠投とまではいきませんが、ベイトタックルと比べると、ストレスなく必要十分な飛距離を出せるようになりました。
2500番と合わせていたロッドを流用可能
レガリスLT3000-CXHに合わせているロッドは、2500番のスピニングリールとセットで使ってきたダイワ ブレイゾンモバイル646TLS。
1.8g〜7gのルアーに対応したバーサタイルモデルです。
6インチジャンボグラブのジグヘッドリグを投げることもあるのですが、ジグヘッドと合わせて10gくらいまでなら無理なく扱えています。
新しくロッドを買い足す必要はなし。
真骨頂のフリーフォールを楽しめる
ワームをノーシンカーで使うにあたり、スピニングリールを使う最大のメリットは、フリーフォールだと思っています。
ラインを張らずに、抵抗がかかっていない自然な状態で、スルスルとラインを出しながら、ユラユラとワームをフォールさせることができるのです。
- ブレイゾンモバイル646TLS
- レガリスLT3000-CXH
- ナイロン12ポンド
- 4″ヤマセンコーのノーシンカー
上記セッティングでの記念すべきファーストフィッシュは、34cmの元気な1匹でした(上の写真)。
5-3/4”カットテールでは、サイズは出ていないものの、数釣りを楽しめています。
余裕を持ってファイト可能
4”ヤマセンコーで釣った3匹はけっこう引きましたが、12ポンドを巻いているので安心感と余裕を持って対応できました。
これも3000番台の糸巻量のおかげ。
3000番のメリットまとめ
おさらいも兼ねてメリットをまとめてみます。
- 7-8gの中型ワームをノーシンカーでよく飛ばせる
- フリーフォールさせやすい
- ロッドは2500番で使っているのを流用でOK
- 太いラインを巻ける
- ラインが太いので余裕を持って魚とファイト可能
- ベイトリールよりは安価
デメリット
今のところ、これといったデメリットは感じていません。
タックルがひとつ増えて出費になる点くらいでしょうか。
おわりに
バス釣りのスピニングリールは2500番が一般的ですが、特に他の番手を使ってはならないというルールはありません。
本記事では、3000番ならではのメリットをお伝えしてきました。
やはり気持ちよく遠くまで飛ばせて、フリーフォールで誘えるのがかなり大きいと感じます。
7-8gの扱いで同じような思いをしている方がいれば、ぜひ3000番のスピニングリールを試してみてください。
7-8gのワームたち
本記事でもメンションした、筆者がよく使っているワームのインプレ記事があります。ご興味があれば、ぜひご覧ください。