G.C.クルコマは、来る者を拒まないスピナーベイト。
小さなバスから大きなバスまで、クルモノを全て釣ることができます。
本記事では、G.C.クルコマ13gで実際にバスを釣った筆者が、このルアーの特徴、使い方、使ってみた所感をご紹介します。
G.C.クルコマ 概要

ブランド | issei(一誠) |
ルアー名 | G.C.クルコマ |
重さ | 8g 13g |
ブレードタイプ | ダブルウィローリーフ(DW) |
ブレードサイズ | 8g:前#2+後#3 13g:前#3+後#3.5 |
定価 | 8g:1,480円+税 13g:1,540円+税 |
ウェイトはグラム表記のみ。
オンス表記だと、「1/4ozクラス」と「1/2ozクラス」になるでしょう。
全体的に小さめな設計の、コンパクトなスピナーベイトです。
コンセプト
村上晴彦さんがissei公式動画内で語っていますが、
来る者拒まず(クルモノコバマズ)=クルコマで、小さい魚から大きな魚まで全て釣れる
という考えのもとに、作られたスピナーベイトです。
重さ

表記 | 全体の重さ |
13g | 約17g |
13gモデルの全体の重さは、約17g。
サイズ感
サイズ感は、一言で言えば令和で基準となりつつあるコンパクトサイズ。

コンパクトスピナーベイトの代表格であるO.S.Pハイピッチャーと、シルエット的には同等程度。
来る者を拒まないコンパクトなサイズ感となっています。
ブレード

ブレードは、ダブルウィローのみの設定。
13gモデルは、「フロントブレード#3」と「リアブレード#3.5」サイズで、このウェイトとしては小さめ。
表面は、魚のウロコ状に処理されたタイプ。プレーンタイプと比べると淡い光を放ちます。
ワイヤー

こちらの動画内では、フロントブレードがしっかり回るようにワイヤーを曲げている旨、村上晴彦さんが発言されています。
また、issei公式動画内では、ワイヤーは曲がってもフックさえ強くしておけば大きな魚が掛かってもOK、ということも言っています。
その発言の通り、ワイヤーはけっこう柔らかめで、魚を釣ったあとにグンニャリ曲がります。
フック

前述の通り、フックは強めに作ってあります。
小型ながらある程度の太さと強さアリ。

ハイピッチャーと比べると、フックサイズは同等程度、太さは少し細いかなという印象。
釣果データ
使用ルアー | G.C.クルコマ13g(DW) |
釣れた時期 | 8月下旬 |
累計釣果 | 2匹 |
最大サイズ | 34cm |
平均サイズ | 約25cm |
釣り場タイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
真夏に、小バスとまあまあのサイズを1匹ずつ。
そしてナマズも釣れて、まさにクルモノコバマズな釣果。

1匹目は、まさかの15cmクラス。
ナイロン20ポンド巻いて13gモデルを投げたのですが、トレーラーフックなしで釣れてしまいました。

2匹目は、暗くなってから釣れた34cm。
掛かった瞬間、ビューン!と横に走った元気な1匹。
使用タックル

ロッド | メジャークラフト バスパラ BXCT-705H |
リール | シマノ SLX MGL 70XG (エキストラハイギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 20lb |
ロッドは、バイク・自転車移動が多いのでテレスコロッド(振り出し竿)。
Hクラス(ヘビークラス)のロッドです。
同じセッティングで小型のビッグベイトを投げることが多いので、ハイギアのリールを使っていますが、ノーマルでも問題ないでしょう。
ラインは、最近は太めになってきており、20ポンドを使用。太くても、特に使いづらさは感じません。

推奨タックル
isseiの村上晴彦さんが解説している動画(これ/これとか/これも)を観る限り、実際に使っているタックルや発言を要約すると、下記の通り。
推奨タックル | |
8gモデル | ロッド:MHクラス(ミディアムヘビー) ライン:フロロ14ポンド |
13gモデル | ロッド:Hクラス ライン:フロロ&ナイロン16ポンド |
8gは、「ベストセッティング」と言い切っているタックル。
13gの方が、村上晴彦さんが実際に動画内で使っているセッティングです。
実績のあるルアーカラー

カラー | 釣果 | 水質 |
オレンジクロー | 2匹 | マッディ |
こういったレッド+オレンジ系のカラーは、マッディウォーターでは季節問わず釣れますね。
個人的に好きなカラーで、自信を持って投げられるカラー。
やはりマッディウォーターにはゴールドのブレードが吉。
ルアーアクション

今のところ2匹とも、ただ巻きで釣っています。
巻く速度は、「普通」か「やや遅め」くらい。
バスが潜んでいそうなポイントに投げたり、水路の斜め護岸沿いを巻いてきたり。
シンプルに巻くだけでOK。
使ってみて感じたこと
ブレードはよく回る

村上晴彦さんは、2枚のブレードがしっかり回ることを重要視して作った旨、動画で語っています。
確かに、2枚のブレードは、安定してハイピッチでよく回ります。
ブレードのサイズが小さめというのも手伝って、かなりハイピッチに「ブーン」と回転。
これは確かに、小バスが好きな種類の回転でもあるので、小さいのも釣れるのは頷けます。
巻き抵抗は軽め

1/2ozクラスのスピナーベイトの中では、巻き抵抗は軽めで、軽快な巻き心地。
しかし、軽やかさの中にも重さがあって、ちょうどいい巻き感。
長時間のリトリーブでもさほど苦にならないです。
コンパクトでよく飛ぶ
コンパクトなため、受ける風の抵抗は少なめ。
Hクラスのロッドに20ポンドのナイロンラインで投げても、ストレスなくよく飛びます。
ワイヤーは柔らかくフックは丈夫

前述の通り、そういう設計になっています。
ワイヤーは柔らかくても、フックさえ強靭ならデカい魚がきても大丈夫。
実際、34cmのバスをぶっこ抜いた後は、ワイヤーはぐんにゃりと曲がっていました。
そこそこ大きなナマズも釣っていますが、今のところフックに異常はなし。
来る者を拒まない

筆者はスピナーベイトがかなり好きで、さまざまな種類とウェイトを投げてきました。
1/2ozクラスにトレーラーフックなしのスピナーベイトで、20cm以下の小バスが釣れたのは、クルコマが初めてでした。
これはやはり、そのコンパクトさと、小バスでもパクっといきやすいブレードの回転・波動のおかげでしょう。
まさに、来る者を拒まずに、小バスから30cmを超えるそこそこサイズ、そしてナマズまで幅広く釣れてしまいます。
おわりに
クルコマは、来る者は拒まないコンパクトスピナーベイト。
投げれば、誰かが喰ってくれる。そんなスピナーベイトです。
尖った攻めのスピナーベイトではなく、みんなが楽しく遊べるコンパクトな相棒。
数釣りの季節にも活躍してくれるでしょう。
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