オリジナルサイズのジョイクロを1段階小さくしたのが、「ジョインテッドクロー改148」。
フローティングモデルをチューニングし、オカッパリでマッディウォーターに潜むバスを釣ってみました。
本記事では、チューニングの実例、動かし方、使ってみた所感をご紹介します。
ジョイクロ148 概要
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ブランド | ガンクラフト |
ルアー名 | ジョインテッドクロー改148 |
サイズ | 148mm |
タイプ | フローティング スローシンキング |
重さ | F:1.2oz class SS:1.3oz class |
フックサイズ | フロント:#2 リア:#4 |
定価(税込) | 4,950円 |
重さ
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スローシンキングモデル | 約1.3oz |
フローティングモデル | 約1.2oz |
1.2ozクラスのフローティングモデルにウェイトシール1.5gを貼った状態で、約34gです。
サイズ感
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178と比べると、ボディの太さ含めけっこうダウンサイジングされている印象を受けます。
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しかし弟分の128と比べると、ボディの太さも体高も大幅アップされているのが確認できます。
128との差は2cmですが、全体的なボリューム感はかなりの差。
釣果データ
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使用ルアー | ジョイクロ148F |
釣れた時期 | 6月 |
累計釣果 | 2匹 |
最大サイズ | 43cm |
平均サイズ | 41cm |
釣り場タイプ | 野池 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
まだ2匹だけですが、平均サイズは41cm。今後もデカバスが期待できそう。
釣れるサイズの比較
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ジョイクロ148 | 43cm 39cm |
ジョイクロ128 | 35cm 29cm 27cm |
128と比較してみました。いずれも小規模フィールドでの釣果。
148となると、なかなか20cm台の小型は喰ってこないようです。
使用タックル
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ロッド | メジャークラフト バスパラ BXCT-705H |
リール | シマノ SLX MGL 70XG (エクストラハイギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 20lb |
ロッドは、原付バイク・自転車移動が多いのでテレスコロッド(振り出し竿)を使用。
かなりの安物ですが、3/8oz-1.5ozのルアーに対応したHクラス(ヘビークラス)で、大物の相手をしてきたロッドです。
リールは、デジ巻きで機敏な首振りをするなら、エクストラハイギアが必須。
ラインは、ルアー重量とのバランス、耐久性を考慮すると、20lbは欲しいところ。
20lbあると安心感があります。
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SLX MGLでも特に使いづらさは感じません。
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実績のあるカラー
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カラー | 釣果 |
サイトフラッシュ (菊元俊文スペシャルカラー) | 2匹 |
背中がド派手なカラーなので、視認性抜群です。
背中がチャート系のを選んでおくと、マーカーシールを貼る必要がないのでオススメ。
突起を削るチューニング必須
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他のサイズのジョイクロとの大きな違いは、ジョイント部分にある突起。
これは、178や128にはありません。
アクションは、オリジナルのジョインテッドクローが、ワイドでゆったりとしたS字を描いていたのに対し、ジョインテッドクロー改148は振り幅がやや狭くハイピッチなS字を描きます。
引用元:ガンクラフト公式サイト製品情報ページ
ジョイクロ178や128と同様の振り幅・アクションに近づけたい方は、この突起をヤスリで削りましょう。
ウェイトチューニング
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ウェイトシールを貼ってスローシンキング仕様にして釣りました。
サスペンドとまではいきませんが、ゆっくり沈む感じで、デッドスロー的な誘い方もできる程度です。
*使用するラインの素材・太さ、水温などによって沈み方は異なります。ご自身の好みになるよう微調整してみましょう。
使用ウェイトシール
ガンクラフトのウェイトチューニングシール「シンキングヘルパー・N」を使用。
1枚あたり0.5gのもの。
ウェイトの重さと貼る位置
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アゴ下 | 0.25g×1枚 |
フロントフックの後 | 0.5g×1枚 |
リアフックの前 | 0.5g×1枚 |
テールの付け根 | 0.25g×1枚 |
合計 | 1.5g(4枚) |
上は、筆者の実例。今のところこのチューンで釣っています。
0.25gは、0.5gを半分にカットしたものです。
ルアーアクション
ゼロトラップ
1匹目は、エイトトラップならぬ、ゼロトラップ釣法で釣りました。
エイトトラップ | 8の字を描くようにルアーを動かす 水面で激しく掻き回すようにする |
ゼロトラップ | 0を描くようにルアーを泳がせる 激しさはなく呑気に泳がせる感じ |
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キャストができないほど狭いポイントにロッドを差し込んで、岸際にできた小さなポケットで円を描くように泳がせました。
すると、次の瞬間、下からバコン!と猛烈なアタックがあり、43cmのバスが釣れたのでした。
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おそらく、自分の縄張りで呑気に泳いでるジョイクロを追い出したかったのでしょう。
体当たりのような強いバイトでした。
デジ巻き/水中ドッグウォーク
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ロッドを動かさずにリールで規則的に巻き取る「デジ巻き」。
エクストラハイギアのリールを使えば、クイっと一度の巻取りでしっかりついてきてくれます。
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デジ巻きを高速で行い、表層で素早い水中ドッグウォークをしたところ、下から食い上げバイトしてきました。
ただ、これは、前述の「突起物をヤスリで削る」チューニングで出せるアクション。
- リールはエクストラハイギア必須
- ジョイント部の突起を削るチューニング必須
ステイ/フォール
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ジョイクロの強みは、その存在感だと思います。
ステイさせたり、かなりゆっくり沈ませたりするのも効果的。
縄張りに潜んでいるバスにとっては、侵入者がなかなか去ってくれないので、威嚇のバイトを誘発できます。
ウェイトチューンについては上の方で説明しましたが、サスペンドに近い感じに調整しておくと、ステイやフォールで釣ることができます。
筆者は、ジョイクロ128ではステイ/フォールで釣った実績があります。148なら、更に脅威を与えられそうですね。
デッドスロー
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ゆーっくりと泳がせる、デッドスロー。
素早く沈んでしまっては不可能なので、サスペンドに近いウェイトチューンが必要。
これも、やはり縄張りに侵入してきたモノが、なかなか去ってくれないという演出が可能です。
ゆっくり動かしながら、急に機敏な首振りをしてみるなど、緩急をつけた動きでリアクションバイトを誘うのも良いでしょう。
使ってみて感じたこと
小規模フィールドでは脅威を与えるサイズ
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通っている野池や水路は、かなり小規模で、30cmが釣れたら御の字という世界です。
バスの平均サイズが小さいので、ジョイクロ148は捕食というよりは威嚇の対象になっている気がします。
喰わせサイズのルアーで反応がない時に、威嚇バイト狙いで投げるのもアリ。
デジ巻きはスイッチを入れる
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2匹目を釣った時、最初はデッドスロー気味にゆっくりと泳がせたのですが、全く反応がありませんでした。
同じコースを、今度は高速のデジ巻き/水中ドッグウォークで通したところ、豪快に食い上げてきました。
デッドスローでも威嚇してこない時は、機敏な首振りアクションにするとスイッチが入ることもあると判明。
ただ、そのスイッチは、単なる反射なのか、捕食スイッチなのか、威嚇スイッチなのかはわかりません。
バスにインタビューする他ないですね。
機敏さは128に劣らないレベル
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ジョイクロ128と148、両方ともSLX MGLのエクストラハイギアを使っています。
かなり素早く左右に首を振るのを見て、128に負けないくらいの機敏さがあると感じました。
ガタイは良いけど素早いです。
集魚力はなかなかのもの
泳がせていると小バスたちがどこからともなく湧いてきます。
その場所の、魚影の濃さをチェックする目的でも使えそうですね。
おわりに
ジョイクロ148は、オリジナルサイズや128と比べ、アクションが異なります。
突起を削って可動域を増やした方が、キレのある動きを見せてくれるでしょう。
ウェイトチューニングも忘れずに。
小規模フィールドでは、威嚇の対象になるサイズ感。
威嚇させることを意識したアクションを試してみるのがオススメです。
弟分128と末弟70の記事もあります。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2022/01/140-3-300x225.jpeg)
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/09/107-3-300x225.jpeg)