【実釣インプレ】ジョイクロ70F 水流を上手く使うべし

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ビッグベイトの代名詞とも言えるガンクラフトのジョイクロシリーズ。そのダウンサイジング版の末弟が「ジョインテッドクロー70」。

スピニングタックルで投げられる手軽さが魅力です。

フローティングモデルをスーパースローシンキングにチューンして、オカッパリで関東の小規模河川に潜むバスを狙ってみました。

ウェイトチューンや使い方、使ってみた所感などをご紹介します。

もくじ(クリックでジャンプ)

ジョインテッドクロー70概要

ブランドガンクラフト
(GAN CRAFT)
ルアー名ジョインテッドクロー70
(JOINTED CLAW 70)
タイプフローティング
シンキング
サイズ/長さ70mm
重さフローティング:4.1g
シンキング:4.6g
フックサイズフロント:#12
リア:#14
定価(税込)2,860円
ソース:ガンクラフト公式サイト(*2023年5月28日時点の情報)

サイズ感

下はメガバスX-70

70というのは、テールを含めたサイズ。ボディ部分は約65mmしかありません。

メガバスのX-70と比べるとわかりやすいですね。なので、本当に一口サイズのベイトフィッシュです。

下はジョイクロ128

ジョイクロ128と比べるとかなりの差があり、いかにミニマムなサイズかがわかります。

フォルム(形状)

タモロコとの比較

フォルムは、典型的な日本のベイトフィッシュに近いので、バスからしたら違和感がないはず。

一般的なショートリップのミノーよりも体高があります。

釣果データ

使用ルアージョインテッドクロー70
フローティングモデル
釣れた時期5月
9月
10月
11月
累計釣果13匹
最大サイズ24cm
平均サイズ約20cm
釣り場のタイプ小河川
釣り場の水質クリア
ステイン
マッディ

まだ良型は釣れていませんが、小型がそこそこ釣れてくれています。

水の流れがある方が、アクションを活かしやすいので釣れやすい(操りやすい)と感じました。

野池よりも河川での使用がおすすめです。

使用タックル

ロッド1シマノ 
BASS ONE XT 263L-2
ロッド2ダイワ 
ブレイゾンモバイル646TLS
リールシマノ
セドナ2500S
ラインダイワ
BASS Xナイロン 6lb

基本的には安価な初心者向けタックルです。

ブレイゾンモバイルはテレスコロッド(振り出し竿)ですが、バイク移動が増えてきたので使っています。

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ウェイトチューン

ウェイトシールを貼って、サスペンドに近いスーパースローシンキング仕様にして釣りました。

ゆっくりと、そろーりと、沈んでいく感じです。

水温や水流の加減によっては、サスペンドに近い状態になります。

*ルアーの沈み方は、ラインの素材・太さ、水温、水流の有無などによって異なります。ご自身の条件に合うように微調整してみてください。

使用ウェイトシール

ガンクラフトのウェイトチューニングシール「シンキングヘルパー・N

を貼りました。

ウェイトシールの重さ

0.125gを貼りました

1枚あたり0.5gのシンキングヘルパーをハサミで4等分に切ったものです。

ウェイトを貼る位置

フロントフックの少し後ろ、お腹に1枚。

マーカー(目印)は必要

ルアーの背中がダーク系カラーの場合、マッディウォーターの水中では見えづらくなってしまいますが、マーカーで視認性の大幅UPが可能。

ティムコの「ルアーインディケーター フリーカット」を適当な大きさに切り、頭の少し後ろに貼っています。

ルアーのサイズに合わせて自由な大きさにカットできるのでおすすめです。

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実績のあるカラー

カラー釣果
邪鮎13匹

現在のところ、全て邪鮎カラー。かなりキレイな塗装のナチュラルカラーですね。

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ルアーアクション

いくつかのパターンがありますので、紹介します。

パターン1

上流側から流れてきたベイトフィッシュの亡骸

実際にフィールドでよく目にするオイカワやタモロコをイメージして、護岸沿いに、ルアーを流れに逆らうように泳がせました。上流に向かってのぼっていくイメージです。

泳がせながら、時おり軽くトゥイッチを入れて、S字ターンやヒラ打ちアクションを入れました。

下から突き上げるようなバイトだった

この時に見せる、水を切る動きや明滅が非常にリアルなので、バスは本物のベイトフィッシュと間違えてバイトしてきたのでしょう。

パターン2

ベイトフィッシュと「待ち伏せバス」が集まる水門

マッディリバーの、水門まわりで釣りました。

この水門には、新鮮な水とベイトフィッシュが流れ込んでくるので、待ち伏せするバスが多くいます。

ジョイクロ70を流れに逆らうように水門に向かってゆっくり泳がせて、止めて、を繰り返しました。

止めた時(ステイ中)に、バスが興味津々な様子でジョイクロ70を見にきたので、クイっとロッド動かして、バスの目の前でジョイクロを逃したところ、反射的に追ってバクっと喰らいました。

パターン3

パターン1とほぼ同じ釣り方。唯一の違いは、水の流れに逆らって泳がすのではなく、水の流れと同じ方向に泳がせていた、という点。

パターン4

護岸から対岸へキャスト。着水後、ゆっくりとタダ巻きで泳ぎ始めてすぐにバイトがありました。

パターン5

流れが速い場合は水流をうまく利用したい

キャスト後、ルアーを全く操作せず上流から下流へ水流に乗せて漂わせる、いわゆるドリフトってやつですね。

ドリフトで釣れたバス 21年11月上旬撮影

川をよく観察していると、意外と流れに乗って上流から移動してくる魚もおり、バスにとっては割と自然なベイトの動きだったのかもしれません。

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使ってみて感じたこと

あくまで筆者の使用したタックル、ウェイトチューン、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。

ただ巻きは遅めに

7cmクラスのプラグの中で個性が光る動きを見せる

やはり、7cmクラスのプラグとしては、他のプラグにはない独特なリアルな泳ぎをします。

ただ巻きでキレイにくねくね泳がせるなら、遅めに巻いた方が良い動きだと感じました。

サーチベイトとしてのポテンシャル有

上から178、128、70

ジョイクロ178と128を泳がせていると、たくさんバスが近づいてきますが、これは大きくて目立つからだと思っていました。

しかし、ジョイクロ70もかなりの回数チェイスがありました。かなりバスの興味を引くようですので、サーチベイトとしても使えそうです。

スレバスもジョイクロ70には慣れていない

ジョイクロ70を初めて投げた日、2〜3時間投げて釣れたのが1匹、バラしたのが1匹、キスバイト2回、チェイス5回以上でした。

関東のハイプレッシャーなフィールドとはいえ、ジョイクロ70を投げている人はあまり見かけません。

おそらくスレたバスにとっても新鮮に映ったのではないかと推測しています。

ラインとフックが絡まりやすい

これが、筆者が感じたジョイクロ70使用上の最大のデメリットです。

ただ巻きしている分には起きないのですが、強めのトゥイッチでアクションを入れると、高確率でラインとフックが絡まってしまいます。

ゆっくり動かし軽めのトゥイッチで使ったところ、絡まる回数は減りました。

水流を上手く使えると釣れやすい

「水流を上手く使う」はキーかもしれない

11月上旬に、クリアウォーターで流れの速い川で釣った時は、小型プラグでコバスの数釣り(合計21匹)を楽しめたのですが、ジョイクロ70Fで6匹釣れました。

速い水の流れに乗せて泳がせてあげた方が、ジョイクロのリアルな動きが活きて、バスを騙しやすいと感じました。

操作は難しい。が、楽しい。

何も考えずに投げて巻いているだけでたくさん釣れるルアーではないと思います。

しかしながら、自分なりにリアルな動きを求めて、試行錯誤しながら操作するのが楽しいです。

やっぱり釣れるとめっちゃ嬉しい

21年9月下旬撮影

同じ7cmクラスのミノーでもちょくちょく釣っていますが、ジョイクロで釣った時は、いつもより嬉しかったです。

やはり、”ジョイクロで釣った”喜びは格別。

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おわりに

ジョインテッドクロー70F」は、他の7cmクラスのプラグにはない、リアルな見た目やアクションが魅力的です。

操作は簡単ではありませんが、「試行錯誤してリアルな動きを出して釣る」までのプロセスを楽しめる方にはおすすめのルアーです。

いつもの釣りに飽きてきたら、試してみてはいかがでしょうか。

スピニング1本のおかっぱりでも気軽に楽しめるのでおすすめです。

ワームでもジョイクロらしさを楽しむのであれば、シェイプス2.5がおすすめです。

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