実際に投げて巻いてみたら、「スーパーブレード」というネーミングの意味がわかりました。
他のスピナーベイトにはない特徴的なブレードが搭載されています。
イマカツのジンクスミニスーパーブレードTGを小場所でのオカッパリで使い、バスを釣ってみました。
特徴と使ってみて感じたインプレをご紹介します。
*タングステン仕様の3/8ozモデルで実釣した経験をベースにお伝えします。
ジンクスミニ スーパーブレードTG 概要

基本情報
ブランド | イマカツ IMAKATSU |
ルアー名 | ジンクスミニ スーパーブレードTG ZINX MINI SUPER BLADE TG |
重さ | 1/4oz、3/8oz.、1/2oz |
ブレードタイプ | ダブルウィロー(DW) |
たまたま手にとったのがタングステン(TG)モデルでしたが、TGではないノーマル仕様もあります。
実勢価格
筆者が通う店舗では、税込1,386円。
Amazonでも1,300円台で売られています。
重さ

ヘッド以外も含めた全体の重さは、3/8oz モデルで約14g。
かなり軽いスピナーベイトですね。
サイズ感

コンパクトスピナーベイトの代表格、ハイピッチャーと比べてみると、ほぼ同サイズのシルエット。
重ね合わせてみたところ、アームの長さもフックサイズもほぼ同じでした。
やはり「ミニ」と付くだけあってコンパクトですね。
ブレード

ルアー名にもなっている通り、このスピナーベイトの一番の特徴は、そのブレード。
スーパーブレードと名付けられたブレードは、下記の通り説明されています。
0.2mmという極薄で高弾性、高比重の特殊鋼を採用。これによりブレードの回転にキレとパワーを持たらしました。
引用元:イマカツ公式サイト ジンクスミニスーパーブレードTG製品情報ページ
薄く面積が広い為、低速でも立ち上がりがよく、回転も軽い。それでありながら、浮き上りにくいのも特徴です。
また、高比重の為、振動は強く、アングラーにも明確な回転振動が伝わり、高い操作性を実現しました。
他社のスピナーベイトをたくさん使ってきましたが、ブレードの薄さは、おそらくナンバーワンです。
釣果データ

No. | 日にち | 時間 | 天気 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類 (規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ヒットルアー | ルアーカラー | リグ/チューニング | アクション |
1 | 11月12日 | 16:08 | 晴 | 0m | 16.6℃ | 36cm | 河川H(小) | 濁っている | 駆け上がり | 70-80cm | ジンクスミニスーパーブレードTG DW3/8oz | 有頂天サンセットザリ | ガマカツ トレーラーフック(ブラック) #2 | ただ巻き(やや遅め) |
晩秋11月中旬、冷え込んできて数を釣るのが厳しくなってきた季節に、貴重な1匹。
やはり、大きめの個体は巻物に食いつく元気はあるようです。
晴天で完全な無風でしたが、釣れました。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾン モバイル 666TMB |
リール | シマノ SLX MGL70 |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb |
ロッドは、原付バイク・自転車移動に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。
リールはスタンダードなノーマルギア。ラインは安物です。
使用したフィールド

エリア | 関東地方の田園地帯 |
釣り場タイプ | 水路 |
規模 | 小 |
水の流れ | 緩やか |
水質 | 通年で強い濁り |
水深 | 最も深い場所で推定1m程度 |
特徴 | ・変化に乏しい ・大河川の本流と繋がっている |
主なベイト | ・ブルーギル ・オイカワやタモロコ等の魚 |
プレッシャー | やや低い |
上記のような条件の、関東の田園地帯によくあるマッディな水路です。
トレーラーフック

がまかつのトレーラーフック(公式サイト)を使用し、外がかりでしたが、このトレーラーフックに掛かって釣れました。
サイズは#2。

ブッ刺して貫通させるだけなので、セッティングは非常に楽です。
実績のあるルアーカラー

オレンジ、レッド、ブラックが混ざった非常に目立つカラー。
ブレードはゴールド。
マッディウォーターで効果的です。
ルアーアクション

やや遅めのただ巻きで釣りました。
水路の対岸に投げて巻いてきて、もう少しで巻き終わるという頃に、ちょうどブレイク(駆け上がり)のような段差があるのですが、底に隠れていたらしき魚が、下から出てきてバイトしました。

一番深いところで70〜80cmくらいの水深で、ジンクスミニを水深30〜40cmあたりのレンジを引いていました。
おそらく、頭上を通過するジンクスミニに反応したのでしょう。
使ってみて感じたこと
※あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
※また、実際に使用した3/8ozモデルをもとにした情報です。
ブレードは超高速回転

極薄のブレードは、かなりの高速回転。
ブルブルブルとかブルンブルンといった回転ではなく、超ハイピッチでブーンという感じ。
滑らかな巻き心地
手元には適度な重みが伝わってきて、滑らかな巻き心地です。
振動・バイブレーションのような荒いイメージではなく、超ハイピッチなブレードの回転と共に、ブーンと一定の速度で、安定を保ちながら巻くことができます。
レンジキープしやすい

高比重なブレードの特性もあってか、スローに巻いてもハイピッチなブレードの回転を維持しながら、一定のレンジを安定して泳いでくれます。
ジンクスミニでの初バスは11月中旬だった訳ですが、ボトムにいるであろう魚の頭上を通すイメージで、中層をやや遅めに巻いて釣りました。
レンジキープしやすく、低水温期でも出番が増えそうです。
着水時からブレードがよく回る

薄いブレードは着水時からよく回り、護岸沿いでの落ちパクも狙えそうです。
ワイヤーは意外と頑丈

36cmの魚を抜きあげましたが、ワイヤーは変形しませんでした。
そのまま投げてみましたが、通常通り泳いだので、意外とワイヤーは丈夫だと感じました。
キャスタビリティよし

コンパクトなので空気抵抗が少なく、キャスタビリティに関してストレスはありません。
少なくとも小場所では問題なし。
おわりに
ジンクスミニスーパーブレードTGを使ってみましたが、スーパーブレードの名にふさわしいアクションと実力だと思いました。
巻き心地は好みによると思いますが、ズシっとした重みや強めのバイブレーションよりは、軽めで滑らかな巻き心地の方が好きなので、個人的にはジンクスミニの巻き心地が気に入りました。
レンジキープしやすいのも、けっこう大事なポイントですね。特に寒い時期は、表層よりも中層以下を通したいという場面が多く、ジンクスミニは季節問わず活躍しそうです。
正直、ジンクスミニスーパーブレードは、ノーマークのルアーでした。名前をほとんど聞いたことが無かったし、どの店頭でも必ず見かけるという印象もありませんでした。
しかしながら、使ってみると良いスピナーベイトでした。11月中旬、ピーカンで完全なる無風でしたが、良い釣果をもたらしてくれて感謝。
今後も期待を込めてキャストしてみようと思います。