ペイフォワードのスピナーベイト、KIT(キット)。
小規模フィールドでのオカッパリで使い、バスを釣ってみました。
KITの特徴、実釣の事例、そして使ってみて感じたことをご紹介します。
*DW3/8ozモデルで実釣した経験をベースにお伝えします。
KIT 概要

基本情報
ブランド | ペイフォワード PAY FORWARD |
ルアー名 | キット KIT |
重さ | 3/8oz(11g) 1/2oz(14g) |
タイプ | タンデムウィロー(TW) ダブルウィロー(DW) |
定価 | 1,250円+税 |
発売年月 | 2020年9月 |
令和に登場した、まだ新しいスピナーベイトです。
重さ

表記 | 全体の重さ |
DW 3/8oz | 約17g |
ヘッド以外のパーツも含めた全体の重さは、DW3/8ozモデルで、約17g。
サイズ感

画像では少しわかりづらいですが、コンパクトスピナーベイトの代表格であるハイピッチャーより、ひと回り大きいシルエットです。

スタンダードサイズのクリスタルSと、ほぼ同じくらいの大きさ。
KITの方がスカートが短い分、少し小さく見えるかな、という程度です。
フック・ワームキーパー

突起物でホールドするタイプのワームキーパー。
釣果データ


使用ルアー | KIT DW 3/8oz |
釣れた時期 | 10月 11月 |
累計釣果 | 2匹 |
最大サイズ | 32cm |
平均サイズ | 27cm |
釣り場タイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
初秋〜晩秋、小バスとまあまあのサイズを1匹ずつ。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾン モバイル 666TMB |
リール | シマノ SLX MGL70 (ノーマルギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb |
ロッドは、原付バイク・自転車移動に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。
5g-18gのルアーに対応したバーサタイルロッドです。
リールはスタンダードなノーマルギア。ラインは安物です。

トレーラーフック

根掛かりが少ないエリアでは、トレーラーフックを使用することが多いです。

KITで釣った2匹目は、トレーラーフックがキレイに上顎を貫通していました。

使用フック・サイズ
T・N TRAILER HOOK(ティエヌトレーラーフック)。公式サイトはこちら。
サイズは#1/0。
実績のあるカラー

カラー | 釣果 |
ヴァイパーレッド | 2匹 |
オレンジ・レッド・ブラックが混ざったカラー。マッディウォーターでは効きます。
ブレードは2枚ともゴールドで、こちらもマッディな水質に向いているカラーリング。
ルアーアクション

ただ巻きで釣りました。1匹目は、やや速め、2匹目は、普通の速度で巻きました。
1匹目を釣ったときは、普通の速度で巻いて反応が無かったのですが、再度、同じコースをやや速めに巻いたところ、釣れました。

巻く速度を変えると反応することがあるので、魚影が濃そうなポイントでは速度を変えて2回巻くのがおすすめです。
使ってみて感じたこと
*あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
ブレードは薄くて軽め

他社の同等サイズのスピナーベイトと比べ、ブレードが薄くて軽いです。
そのため、巻き抵抗は軽めで、心地よい振動が手元に伝わってきます。
着水直後からブレードがよく回る

三角形の穴は常に一点が力点となり僅かな力でも回転し続ける
引用元:ペイフォワード公式サイトKIT製品情報ページ
上記の通り紹介されていますが、これは本当で、着水して沈み始めると同時に、ブレードが回り始めます。もちろん、まだ巻き始めていない状態です。
また、遅めのリトリーブでもハイピッチでブレードがよく回ります。
様々なスピナーベイトを投げてきましたが、この立ち上がりの早さはトップクラスだと感じます。
個人的には、これは非常に重要なポイントだと思います。ペイフォワードの北大祐さんも、とある動画で言っていましたが、スピナーベイトは着水してすぐのバイトが多いからです。
筆者の経験上でも、落ちパクか、それに近いバイトが多く、巻き始めてリールを5回転くらいさせるまでにバイトしてきます。

ですので、着水直後のフォール時にキレイにブレードが回りバスにアピールするというのは、非常に有効的。
実際、KITで2匹目を釣ったときは、着水してすぐ、それこそリールを5回転するまでにバイトがありました。
ワイヤーは頑丈なほう

モノによっては、20cm台の小バスでも、ぶっこ抜くとワイヤーがグニャリと曲がってしまいます。
その点、KITはけっこう頑丈です。32cmのバスをぶっこ抜きましたが、ワイヤーの変形はごく僅かでした。
ワイヤーがすぐに曲がってしまうのを嫌った開発者の北大祐さんが、この点は考慮して作った旨、とある動画で語っていました。
ちなみに、KITは3/8ozよりも1/2ozの方が、ワイヤーが少し太くなっています。
おわりに
ペイフォワードのKITは、ブレードの回転がキーポイント。
三角の穴が、水を掴むまでのタイムラグを無くし、着水からしっかりブレードを回してくれます。
巻き心地は好みの問題もありますが、筆者はKITの軽快な巻き心地が気に入っています。
筆者と同じく、水深があまりない小規模フィールドのオカッパリであれば、3/8ozだけで十分遊べるでしょう。
スピナーベイト関連記事



