ノリーズのクリスタルS。釣れるスピナーベイトを探していると、必ず目にする名前です。
オカッパリでバスを釣ってみましたが、濁りの中でも、強めのフラッシングでしっかりアピールできるスピナーベイトでした。
実際に使ってみた経験をもとに、使ってみて感じたことをお伝えします。
*3/8ozモデルで実釣した経験をベースにお伝えします。
クリスタルS 概要

基本情報
ブランド | ノリーズ NORIES |
ルアー名 | クリスタルS CRYSTAL S |
重さ | 3/8oz、1/2oz |
ブレード | タンデムウィロー |
ブレードサイズ | 3/8oz:30/40 1/2oz:35/45 |
税込定価 | 1,320円 |
全体の重さ

3/8ozモデルの全体の重さは、約18g。
サイズ感

O.S.Pのハイピッチャーは、コンパクトサイズと言われていますが、それよりもひと回り大きいサイズ感ですね。
フックのサイズはほぼ同じですが、アームの長さとブレードの大きさはクリスタルSの方が長め・大きめで、スタンダードなサイズ感のスピナーベイトという印象です。
タンデムウィロー

スタンダードのクリスタルSは、タンデムウィロー仕様。
3/8ozと1/2ozでブレードのサイズが異なります。
ブレード

シンプルなプレーンタイプのブレード。フラッシング効果は抜群です。
アーム

ショートベンディングアームと呼ばれる、緩やかに曲がったアッパーアームが特徴的。
直線のものより振動が強めの仕様。
ワームキーパー

ワームキーパーはなし。シンプルな仕様。
スカート

スカートは長め。トレーラーフックも隠れる長さです。
釣果データ

日にち | 時間 | 天気 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類 (規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ヒットルアー | ルアーカラー | チューニング | アクション | 備考 |
2022/10/4 | 14:41 | 晴 | 3m | 23.4℃ | 26cm | 河川H(小) | 濁っている | 用水路 | 70-80cm | クリスタルS TW 3/8oz | ブライトチャート | T・Nトレーラーフック #1/0 | ただ巻き(やや速め) | メインフックに掛かっていた |
2022/10/4 | 17:25 | 晴 | 3m | 23.6℃ | 31cm | 河川A(小) | 濁っている | 護岸際 | 70-80cm | クリスタルS TW 3/8oz | ブライトチャート | T・Nトレーラーフック #1/0 | 巻き始めにバイト | トレーラーフックに掛かっていた |
初秋、1日に小場所を2ヶ所まわって、それぞれのフィールドで1匹ずつ釣れました。
実釣動画
1分ちょっとの短い動画です。ご参考まで。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル666TMB |
リール | シマノ SLX MGL70(ノーマルギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb |
ロッドは、原付バイク・自転車移動に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。
ラインは、巻き直すのが面倒で12lbを使いましたが、もっと太い方がよいと思います。14か16lbあると安心。
使用したフィールド

エリア | 関東地方の田園地帯 |
釣り場タイプ | 河川(水路) |
規模 | 小 |
水の流れ | 緩やか |
水質 | 時期によるが濁っていることが多い |
水深 | 最も深い場所で推定1.5m程度 減水期は50cm前後 |
特徴 | ・変化に乏しい ・わずかながら橋脚や水門はあり |
主なベイト | ・オイカワやタモロコなどの魚 ・ブルーギル ・アメリカザリガニ |
プレッシャー | やや高い(ポイントによる) |
上記は、2匹目を釣ったフィールドの条件ですが、1匹目のフィールドもかなり似たような条件の小河川(水路)です。
トレーラーフック

ネットの口コミなどを読んでいると、
「フッキング率が高いのでクリスタルSはトレーラーフック不要」
という意見を多く見かけました。
筆者は、それらを読む前にトレーラーフックを装着しちゃいました。
が、結果的には、つけて良かったと思っています。

2匹目は、トレーラーフックのみ、キレイに上顎を貫通していたからです。
参考記事
使用フックとサイズ
使用したのは、T・Nトレーラーフック(公式サイトはこちら)。サイズは#1/0。
実績のあるルアーカラー

カラー | 釣果 |
ブライトチャート | 2匹 |
マッディウォーターで活きるチャートカラーとゴールドブレードの組み合わせ。
ルアーアクション

基本はやはり、ただ巻きで、速度は普通〜遅めで巻いています。
クリスタルSは、けっこう巻き抵抗が強い方なので、速巻きしづらいというのもあります。
ただ、1匹目を釣った時は、普通の速度で反応が無かった場所を、少し速めに巻いて再び通したところ、バイトがありました。
釣れたポイント・レンジ

1匹目は用水路。際に沿って、水深20cmくらいを泳がせているとバイトがありました。
2匹目は、水路の対岸にキャスト。護岸際に近い場所に着水し、巻き始めですぐにバイト。こちらも、表層でのバイトですね。
使ってみて感じたこと
※あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
※また、実際に使用した3/8ozモデルをもとにした情報です。
強力なフラッシングでアピール

プレーンタイプの大きめのリアブレードが発するフラッシングは、けっこう強め。
特にこのゴールドブレードは、濁りの中でもしっかりとアピールします。
ハンマードタイプや表面処理されたブレードによる淡い光ではなく、キラッキラッと光を反射させる感じです。
その他
その他に感じたことをまとめると下記の通り。
- ブレードは安定してよく回る
- 巻き抵抗は強めなので速く巻きづらい
- ワイヤーの耐久性はまずまず

クリスタルSに限らず多くのスピナーベイトにも言えることですが、小バスでも、ぶっこ抜くとワイヤーは曲がってしまいますね。
手で直せば、またキレイに泳いでくれます。
おわりに
クリスタルSは、強フラッシングが武器のスピナーベイト。
流行りのコンパクトサイズではなく、スタンダードなサイズ感であり、本場米国でバスフィッシングを経験した作り手の意志が感じられます。
強気に攻めの釣りを展開したい時は、クリスタルSの出番でしょう。