ジャッカルのスーパーイラプションJr.は、コンパクトなサイズ感のバーサタイルスピナーベイト。小規模な野池・河川で活躍します。
実際に、小さな水路で、オカッパリでバスを釣ってみました。
スーパーイラプションJr.の特徴、使い方・釣り方、使ってみて感じたことをご紹介します。
*3/8ozモデルで実釣した経験をベースにお伝えします。
スーパーイラプションJr.概要

基本情報
ブランド | ジャッカルJACKALL |
ルアー名 | スーパーイラプションJr.(ジュニア) Super ERUPTION Jr. |
重さ | 1/4oz、3/8oz、1/2oz |
税込定価 | 1,221円 |
タンデムウィローのみ

ブレードの種類は、タンデムウィローのみ。うん、迷わなくていい(笑)。
初心者は何も考えずにタンデムウィローを投げてみましょう。
重さ

表記 | 全体の重さ |
3/8oz | 約17g |
バーサタイルロッドで対応可能ですね。
カラーブレード

店舗で並んでいるのを見たのですが、ブレードの裏面がイエロー、オレンジ、ピンクなど、派手なカラーブレード仕様になっているものが多くあります。
筆者もピンクを購入してみました。
サイズ感

O.S.Pのハイピッチャーもコンパクトと言われていますが、シルエット的には同等のサイズ感。

同じジャッカルの超コンパクトスピナーベイト、デラスピンと比べると、さすがに一回りか二回り大きなシルエット。
フック

シルエットが同等サイズのハイピッチャーと比べると、フックは一回り太くて大きいです。
使い方・釣り方

釣果データ
日にち | 時間 | 天気 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類(規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ルアーカラー | チューニング | アクション |
2022/9/14 | 17:58 | 晴 | 2〜3m | 26.2℃ | 26cm | 河川A(小) | 濁っている | 護岸沿い | 1m | ピンクセクシーシャッド | T・Nトレーラーフック #1/0 | ただ巻き(普通の速度) |
2022/9/16 | 16:38 | 晴 | 1m | 25.2℃ | 28cm | 河川A(小) | 濁っている | 護岸沿い | 70-80cm | ピンクセクシーシャッド | T・Nトレーラーフック #1/0 | ただ巻き(普通の速度) |
初秋、コンディションの良いキーパーサイズを2匹。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル666TMB |
リール | シマノ SLX MGL70XG (エキストラハイギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 14lb |
ロッドは、原付バイク・自転車移動に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。
ラインは格安のもの。14lbあると、40UPが掛かっても安心です。
使用したフィールド

エリア | 関東地方の田園地帯 |
釣り場タイプ | 河川(水路) |
規模 | 小 |
水の流れ | 緩やか |
水質 | 時期によるが濁っていることが多い |
水深 | 最も深い場所で推定1.5m程度 |
特徴 | ・変化に乏しい ・わずかながら橋脚や水門はあり |
主なベイト | ・オイカワやタモロコなどの魚 ・ブルーギル ・アメリカザリガニ |
プレッシャー | やや高い(ポイントによる) |
かなり長さのある水路なのですが、川幅15m程度の小場所で釣りました。
トレーラーフック

フックがけっこうデカイので、25cmくらいのバスも拾っておきたいと思い、念のためトレーラーフックをつけました。
トレーラーフック(アシストフック)の装着をするか迷っている方は、下記の記事をご覧ください。
使用フックとサイズ
T・N TRAILER HOOK(ティエヌトレーラーフック)。公式サイトはこちら。
サイズは#1/0。
実績のあるルアーカラー

カラー | 釣果 |
ピンクセクシーシャッド (シルバー+ピンクブレード) | 2匹 |
濁りがありましたが、シルバー+ピンクのブレードは効いたようです。
ルアーアクション

ただ巻き。速度は普通。これでシンプルに釣りました。
巻き抵抗がそこそこあるので、少し速巻きしづらい感触です。
釣れたポイント・レンジ

2匹とも、護岸沿いを巻いて釣りました。
1匹目は、けっこう増水した直後だったのですが、水深20〜30cmくらいのレンジを巻いたところ、下から食い上げてきました。

2匹目も、水深20cmくらいを巻いていたところ、下からバコン!
抜いて陸にあげたところ、通りかかったおじいちゃんに「うめえんだなあ」とお褒めの言葉をいただきました。
使ってみて感じたこと
※あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
※また、実際に使用した3/8ozモデルをもとにした情報です。
カラーブレードはアピール力あり

1匹目を釣った日は、増水と濁りが入り、全く魚の反応を得られないまま帰宅時間が迫っていました。
帰る直前、念のため最初に投げたポイントに入り直したところ、目の前でバイト。

増水と濁りでも、カラーブレードの明滅がバスを刺激してくれたようです。
一般的なゴールドやシルバーのキラキラした明滅ではなく、シルバーにピンクが混じるチカチカするような明滅です。
遅めに巻いてもOK
スローリトリーブだと、ブレードの回転ピッチは速くはないですが、ちゃんと回ります。
フロントブレードはブルンブルンと回転する感じ。
ワイヤーは変形しやすい

1匹目、26cmをぶっこ抜いたところ、上の写真の通り、ワイヤーがぐにゃっと変形しました。
強度的には、エバーグリーンのDゾーンと同等クラスという印象でした。

ただ、上の写真の通り、手で直せば復活します。
実際、筆者は問題なく2匹目を釣りました。
小場所で使いやすい優秀なスピナーベイト

泳ぎ・動きは安定感があり、適度な巻き抵抗がブルブルと手元に伝わり、ブレードがしっかり回転していることを感じながらリトリーブ可能。
小規模な野池や河川をメインフィールドとしている筆者にとっては、スーパーイラプションJr.のサイズ感は使いやすく感じます。
実際に26cmと28cmという小場所ならではのサイズを2匹釣ることができました。
かといって、さすがに20cm以下の豆はなかなか襲ってこれないようです。
2匹目を釣った日は、他の釣り人や通りすがりのおじいちゃんと話したのですが、みんな釣れていなかったらしく、筆者はスーパーイラプションJr.のおかげで良い思いができました。
おわりに
スーパーイラプションJr.は、小規模フィールドで活躍してくれるコンパクトサイズのスピナーベイト。
スタンダード、バーサタイルといった言葉が似合うルアーだと感じます。
個人的な体験としては、かなりのタフコンディションで、「なんとか1匹」を釣ることのできたルアーで、信頼感UP。
派手派手なカラーブレードを試してみるのも面白いでしょう。