【実釣インプレ】Dゾーン 耐久力を犠牲に得た確かな実釣性能

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スピナーベイトを語るときに必ず名前が上がるのが、エバーグリーンのDゾーン。

バスプロの清水盛三氏が開発したトーナメント向けルアーですが、数多くの一般アングラーから支持されてきました。

一般アングラーである筆者も、Dゾーンを使い、オカッパリでバスを釣ってみました。

Dゾーンの特徴、使い方・釣り方、使ってみて感じたことをお伝えします。

*3/8ozのダブルウィロー(DW)とタンデムウィロー(TW)で実釣した経験をベースにした記事です。

もくじ(クリックでジャンプ)

Dゾーン 概要

3/8oz ダブルウィローリーフ
3/8oz タンデムウィローリーフ

基本情報

ブランドエバーグリーンインターナショナル
Evergreen International
ルアー名Dゾーン
D ZONE
ラインナップ3/8oz ダブルウィローリーフ
1/2oz ダブルウィローリーフ
3/4oz ダブルウィローリーフ
3/8oz タンデムウィローリーフ
1/2oz タンデムウィローリーフ
3/8oz ダブルインディアナ
1/2oz ダブルインディアナ
定価1,600円+税(3/8ozと1/2oz)
1,650円+税(3/4ozのみ)
ソース:エバーグリーン公式サイト(*2023年6月4日時点の情報)

珍しいダブルインディアナもラインナップに加わっています。

詳細は公式サイトの説明の通りですが、このスピナーベイトは競技用に開発されており、機能性を追求した結果、耐久性を犠牲にした構造になっています。

ブレードサイズ
DWのフロントブレード
ダブルウィローリーフ3/8oz:フロント#0・リア#1
1/2oz:フロント#2・リア#3
3/4oz:フロント#4・リア#5
タンデムウィローリーフ3/8oz:フロント#1・リア#1
1/2oz:フロント#2・リア#3
ダブルインディアナ3/8oz:フロント#1・リア#3
1/2oz:フロント#2・リア#4

ブレードは小さめ。DWのフロントは、小さいだけでなく細身。

重さ

3/8ozダブルウィローの場合、全体の重さは約20g。

ブレードの特徴

フラッシング効果の高い、ハンマードブレードを採用。

ブレードサイズは小ぶりですが、アピール力はあります。

タンデムウィロー

タンデムウィローのフロントブレードは、インディアナブレード。

コロラドブレードほど強くはなく、ウィローリーフより少しだけバイブレーションが強い感じ。

ワイヤー

カーブしたワイヤーが特徴的。細くて曲がりやすいです。

サイズ感
左:Dゾーン、右:ハイピッチャー

シルエット的には、ハイピッチャーよりも少し大きい程度。

左がハイピッチャー

フックサイズは、ハイピッチャーより少し小さい。フッキング率を重視したコンパクト設計。

釣果データ

Dゾーンの初フィッシュは豆サイズ
そこそこのサイズも
使用ルアーDゾーンTW 3/8oz
Dゾーン DW 3/8oz
釣れた時期9月
累計釣果5匹
最大サイズ29cm
平均サイズ約23cm
釣り場タイプ小河川(水路)
釣り場の水質ステインマッディ

初バス含む4匹を30分ほどで釣ったので、めっちゃ釣れるスピナーベイトだなと感じました。

30cm以下の小型ばかりでしたが、スピナーベイトながら数釣りができる可能性を感じさせます。

使用タックル

ロッドダイワ 
ブレイゾンモバイル666TMB
リールシマノ
SLX MGL70XG
(エクストラハイギア)
ラインダイワ 
BASS X ナイロン 14lb

ロッドは、原付バイク移動のため、携帯に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。

リールは、ノーマルギアを修理に出していたのでXGを使いました。

スピナーベイトはけっこうデカバスが釣れるので、ラインは14lbあると安心。

トレーラーフック

フックは小さいですが、念のためトレーラーフックをつけました。

1匹目の豆サイズは、トレーラーフックに掛かっていました。

小バスもしっかり獲りたい人は、トレーラーフックの使用がおすすめ。

ただし、根掛かりが多いエリアでは、トレーラーフックはないほうがよいと多います。

使用フックとサイズ

T・N TRAILER HOOK(ティエヌトレーラーフック)を使用(公式サイトはこちら)。

サイズは#1

実績のあるカラー

アユ(シルバーブレード)
ホワイトチャート(ゴールドブレード)
カラー釣果
アユ(シルバーブレード)4匹
ホワイトチャート(ゴールドブレード)1匹

アユ(シルバーブレード)は、本来ならばクリアウォーターで効果的なカラーですが、多少濁りの入ったフィールドでもしっかり釣れました。

ホワイトチャート(ゴールドブレード )は、マッディウォーターに効果的なカラー。釣れた日は、雨の影響でけっこう茶色く濁っていましたが、しっかり効きました。

ゴールドブレードは、人間の目から見ても、濁っている時は視認性が良いですね。

ルアーアクション

基本的には、ただ巻き。速度は普通。

ブレードがよく回り、バイトを誘発します。

釣れたポイント・レンジ

いずれも、対岸の護岸際にキャストして釣れました。

落ちパクの2匹は、際でバイト。他の2匹は、川中でバイトしましたが、おそらく際にいたのが追ってきて喰ったのだと思います。

この日、同様に川の中央までチェイスしてきたバスを目撃しました。泳がせたレンジは、水深20cm程度。

TWで

別の日、TWで釣った1匹は、同じく水路の対岸、際へキャスト。

水深30cmくらいを普通の速度で巻いてくると、川の中央あたりでバイト。

使ってみて感じたこと

※あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。

安定した泳ぎ・動き

ストレスなくキレイに真っ直ぐ泳いでくれます。

ブレードも一定のスピードでよく回ります。が、スローリトリーブだとブレードの回転が若干不安定な時もあり。

ハンマードブレードの適度なアピール力

ブレードは小さいながらフラッシング効果は高く、バスに警戒心を与えないナチュラルな明滅と波動です。

水面が波打つほど風が強まってきた時間帯に、他社のダブルコロラドを投げていましたが全く反応がなく、DゾーンのDWに変えた途端、1投目で釣れ、その後、立て続けに3匹を追加。

バスは、ブレードの波動やフラッシングの強さ・種類を敏感に感じ取っているようです。

TWでの1匹

タンデムウィローモデルのフロントブレードはインディアナですが、そこまでバイブレーションが強いとは感じませんでした。

コロラドより弱く、ウィローリーフより少しだけ強い感じです。

ワイヤーは変形しやすい

ぶっこ抜いた後

28cmのバスをぶっこ抜いた際、ワイヤーはグンニャリと変形しました。

やはり、耐久力を犠牲にして設計された競技用なので、これは仕方ないかなと。

ただ、都度、ワイヤーを手で直せば、またちゃんと泳ぐようになります。

その他

チビも果敢にバイトしてくる

その他に感じたことは下記の通り。

  • 飛距離は出しやすい(小規模な釣り場では十分)
  • コンパクトで小バスからの反応が良い
  • 適度な巻き抵抗

おわりに

Dゾーンは、確実な実釣性能を備えた優秀なスピナーベイト。

耐久力を犠牲に設計された競技用モデルですが、一般アングラーがオカッパリで使っても活躍します。

ワイヤーが変形しやすく弱いのがネックですが、直しながら使えば問題なし。

ややコンパクトな設計で、小バスも含め魚からの反応は非常によく、実力は確かなもの。

1時間弱の間に、サクっと4匹釣れる実力があります。

今後は、一発で使用不能になるくらい、大きなバスを狙いたいと思います。

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