一般的なスピナーベイトと比べ、超がつくほどコンパクトなのが、スミスのビバーチェ。
実釣力が気になるところでしたが、サクっと結果を出しました。
オカッパリでバスを釣ってみましたので、ビバーチェの特徴、使い方・釣り方、使ってみた所感をお伝えします。
*筆者が実際に使用したウィローリーフシングル7gモデルのインプレとなります。
ビバーチェ概要

基本情報
メーカー | スミス SMITH |
ルアー名 | ビバーチェ VIVACE |
重さ | 1/4oz(7g) 1/3oz(9g) |
タイプ | ウィローリーフシングル ウィローリーフタンデム |
税込定価 | 990円(22年7月時点) |
サイズ感

超コンパクトなサイズ感が、ビバーチェの一番の特徴。
比較的コンパクトなO.S.Pのハイピッチャーと比較してみても、さらに二回りくらい小さい感じ。

フックも二回りくらい小さく、豆バスでも掛かりそう。
重さ

表記 | 重さ |
1/4oz(7g) | 約10g |
ウィローリーフシングル7gモデルは、全体で10gの重さでした。
ブレード

ブレードは、表面に凹凸がないプレーンタイプ。一般的なウィローリーフよりも幅が広くなっています。

サイズは、ハイピッチャーのフロントのブレードと同じくらい。
スカート

シリコンラバーを採用。フレアしやすい仕様となっています。
長さはかなり抑えられ、コンパクト。
ワームキーパー
ワームキーパーは無し。
使い方・釣り方

釣果データ
日にち | 時間 | 天気 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類(規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ヒットルアー | ルアーカラー | チューニング | アクション |
2022/7/24 | 18:46 | 晴 | 2m | 29.6℃ | 29cm | 河川H(小) | かなり濁っている | オーバーハングまわり | 1m | ビバーチェ(ウィローリーフシングル7g) | 04WK(ワカサギ) | なし | ただ巻き(やや速め) |
2022/7/25 | 18:24 | 晴 | 2m | 29.8℃ | 30cm | 河川H(小) | かなり濁っている | 斜め護岸沿い | 80cm | ビバーチェ(ウィローリーフシングル7g) | 04WK(ワカサギ) | なし | ただ巻き(やや速め) |
真夏のピーカン、夕マズメに釣れました。
20cmくらいの小さいのが釣れるかと思ってたのですが、小規模フィールドにしては悪くないサイズが釣れました。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル 666TMB |
リール | シマノ SLX MGL70 |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 12lb |
原付バイクや自転車移動がメインのため、ロッドはテレスコロッド(振り出し竿)。
使用したフィールド

釣り場タイプ | 河川(水路) |
規模 | 小 |
水質 | マッディ |
推定水深 | 1m程度 |
特徴 | 大河川の本流と繋がっている ベイトは豊富 |
主なベイト | タモロコ、クチボソ、 ブルーギル、他 |
プレッシャー | やや低め |
通年でマッディなフィールド。釣れた当日もカフェオレ系の強い濁りでした。
魚影は濃いものの、プレッシャーは低め。
釣れたポイント・レンジ
オーバーハングまわり

オーバーハングがあったので、その周辺をくまなくキャストしていると、数投目でバイト。
ヒットしたレンジは表層。水深20-30cm程度。
やはり、こういった一級のポイントでは、その周辺をバスがウロウロしていることが多いですね。
斜め護岸沿い

2匹目は、斜め護岸沿い。護岸に沿って一定のスピードで巻いていたところ、ほぼ目の前でバコン!と出て、フッキングと同時に抜き上げた感じでした。
バイトしたレンジは表層。水深10cmくらいでした。
トレーラー
かなりコンパクト設計なので、トレーラーフックもワームも無しでトライして、釣れました。
実績のあるルアーカラー

カラー | 釣果 |
ワカサギ | 2匹 |
カフェオレ系の濁りだったので、ナチュラル系のルアーカラーで釣れるのか心配でしたが、ちゃんと釣れました。
カラーといよりは、ブレードの振動による効果が大きいのかなと思います。
ルアーアクション

ただ巻きで釣りました。巻く速度は、やや速め。
光の明滅というよりは、ブレードの振動でアピールする感じですね。
使ってみて感じたこと
※あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
※また、実際に使用したウィローリーフシングル7gモデルをもとにした情報です。
少しフラつく

リトリーブしていると、少しだけ横に傾く感じで、ちょくちょくフラつきます。安定した泳ぎとは言えないのが、正直なところ。
おそらく、シングルブレードだし、華奢で軽いので安定感が少し低いのかなと思います。
遅巻きでもブレードはしっかり回る
スローリトリーブでもブレードは安定した動きで、しっかり回りました。
巻き抵抗はそこそこある

巻き抵抗は軽い方だと思うのですが、超コンパクトなサイズ感の割には、しっかりと手元に振動と抵抗が伝わってきます。
ブレードの波動は強め
幅広のシングルブレードで、回転時に生む波動は強め。
フラッシング効果は低いものの、意外と強波動。
釣れたフィールドは、カフェオレ系の強い濁りでしたが、強波動が効いたようです。
ベイトタックルで問題なし

このくらいのミニサイズとなると、ほとんどのスピナーベイトは3.5gか5g。
対して、ビバーチェは7gと9gのラインナップ。
超コンパクトながら十分なウェイトを確保しており、キャスタビリティは良いです。
風の抵抗を受ける面積が圧倒的に少なく、ベイトタックルでもストレスなくよく飛ばせます。
まずまずのサイズも釣れる


かなりコンパクトだし、フィールドは小バスがわらわらいるので、豆サイズの猛攻を受けると思っていました。
ですが、筆者の想定よりも大きいのが2匹釣れました。1匹目はかなり強い引きを楽しめました。
小規模フィールドで活躍

筆者は小規模な野池・河川・水路をメインにオカッパリしているのですが、このサイズはマッチしていると思うし、今後も出番が増えそうな予感。
小規模フィールドに行くことが多い方にはおすすめ。
コスパは悪くない
ミニマムな造りとはいえ、税込990円(22年7月下旬時点)。
ちゃんと釣れるし、コスパは悪くないでしょう。
おわりに
超コンパクトながら、ベイトタックルでストレスなくキャスト可能なビバーチェ。
小規模フィールドでは活躍することでしょう。
筆者は完全に興味本位で使ってみた訳ですが、わりとサクっと釣れました。
こういった変わり種を一つもっておくと、ルアーローテーションが楽しくなるし、スレたバスも見慣れないビバーチェに反応するかも??
定価で1,000円以下なので、気軽に試せるのも嬉しいですね。
参考記事
安定感を求めるなら、ハイピッチャーがおすすめ。