小物釣り・エサ釣り用の竿で、リュック(バックパック)に収納できるコンパクトな振り出し竿を探しているなら、OGKの小魚名人がおすすめ。
自転車やバイクで釣りに出かける方にとっては、非常に使いやすいでしょう。
その名の通り、クチボソ・タモロコといった小魚全般に使いやすい竿です。
本記事では、この小魚名人を使って実際に小魚を釣った筆者が、携帯性をはじめとした使い勝手、インプレをお伝えします。
*筆者が実際に使用している270(約2.7m)モデルのインプレとなります
OGK小魚名人 概要

ブランド | OGK |
商品名 | 小魚名人 |
型番/品番 | KOZ150 KOZ180 KOZ210 KOZ240 KOZ270 KOZ300 |
規格/全長 | 150/1.5m 180/1.8m 210/2.1m 240/2.4m 270/2.67m 300/3m |
仕舞寸法(cm) | 37.5(全規格) |
継数 | 150:5 180:6 210:7 240:8 270:9 300:10 |
標準自重 | 150:19g 180:26g 210:33g 240:40g 270:52g 300:63g |
先径 | 0.7mm(全規格) |
元径 | 150:10.7mm 180:13mm 210:14.9mm 240:15.7mm 270:17.3mm 300:18.4mm |
カーボン | 85%(全規格) |
定価 | OPEN |
デザイン・ディテール

ネイビーに少しグリーンが混ざったようなカラーリングを基調としています。

グリップ部分となる竿の下部はブラック。

継がれた各竿の先端部分には、シルバーが。

竿先はわかりやすく白。そこから茶色のリリアンが伸びています。

デザインについては人によって好みがわかるのでなんとも言えませんが、すごくダサいわけでもなく、すごくカッコイイわけでもなく、落ち着いたカラーリングとデザインという印象。
シンプルな見た目で、老若男女が使いやすいでしょう。
携帯性

携帯性の高さは、この竿の最大のメリットと言って良いでしょう。
仕舞寸法
仕舞寸法は、すべてのサイズ(規格)共通で、37.5cm。
サイズ感

500mlペットボトルとの比較。

上の写真は、タナゴ・小物釣りの人気アイテムであるティムコ「幸釣二三四」との比較。
幸釣ほどではないですが、それでもコンパクトです。

スーパーカブのボックスに簡単収納

スーパーカブのリアキャリアに積んでいるボックスに、スッポリと余裕を持って収納可能。

バイクのボックスやツーリングバッグにも収まりやすいサイズ感です。
使用しているボックスは下記のもの。

自転車のリアキャリア(荷台)にも

実際にはバックパックに入れていくのですが、サイズ感のイメージに写真を撮りました。
長さ的には、自転車のリアキャリア(荷台)にも問題なく収まります。

バックパックにも収納可能

グレゴリーのデイアンドハーフ(容量33L)という大きめのバックパックを使っていますが、スッポリ収まっています。

バックパックに収まると、自転車やバイクだけでなく、電車移動でも便利ですね。
使用感

ミチイト | 0.8号 |
ハリス | 0.4号〜0.6号 |
針 | モロコ2号 赤虫鈎3号 |
ウキ | トウガラシウキ |
餌 | ポケミミズ パワーミニイソメ |
上記のようなシンプルな仕掛けで、小魚を釣ってみました。


釣れた中で一番小さかったのは5cm程度のタモロコでしたが、それでもプルプルとしっかり振動が伝わってきて、延べ竿を使った釣りの醍醐味を感じられます。

13cmを超えるオイカワが掛かったときは、良いサイズのフナでも掛かったか?と思うほどの重みと引きを感じました。
軽いので疲れにくい

筆者が使用しているのは270で、重さは52g。
竿の一番下を持っていても、軽いので手が全く疲れません。
長い時は、2.5時間ほどぶっ通しで釣りをしましたが、手首は疲れず。
釣った魚の種類

筆者が今までに、小魚名人を使って釣った魚は下記の通り。
- オイカワ
- クチボソ(モツゴ)
- タモロコ
- ブルーギル
5cm〜10cmくらいの小魚がほとんど。
積極的に大きいフナを狙おうとは思いませんが、コブナ釣りには使えるでしょう。
特に魚の種類を限定する竿ではないので、その名の通り小魚全般に使えますね。
テナガエビなんかにも良さそうです。
のんびり小魚を狙うのに適しています。
耐久性

耐久性については、問題は感じていません。
「甲長30cm近いノコノコのような大きな亀」や、「50cmくらいのコイ」が掛かったことがありますが、折れることはありませんでした。
あくまで小魚向けの設計なので、小魚をメインに狙って釣っている分には、問題は生じないでしょう。
メリット
- コンパクトで携帯性に優れている
- 老若男女が使いやすいシンプルデザイン
- 軽くて手が疲れにくい
やはりなんと言っても、37.5cmに収まるコンパクトさが、最大のメリット。
筆者は原付バイクと自転車移動がほとんどなので、非常に助かっています。
デメリット
- 竿のケースや袋がない
- キャップが少し緩く感じる

個人的には、デメリットと言うほどではないかなと思いますが、キャップが少し緩めかなという感じ。
すぐに取れてしまうことはありませんが、使っているうちにそうなってしまうような気がしています。
ケースや袋は、市販のものを買えばいい話。
まあ、気にならない人には大したことではないでしょう。
おわりに
小魚名人は、軽くてコンパクトな振り出し延べ竿。
初めてエサ釣りをする方にもオススメです。
タモロコやクチボソといった小魚全般を狙う際に活躍すること間違いなし。
筆者のように、原付バイクや自転車で移動する方には、特にオススメの竿です。
タナゴと小さな魚をターゲットにした繊細な釣りなら、ティムコの幸釣シリーズがおすすめ。
