小物釣りでタナゴやクチボソなどを狙うにあたり、迷ったのが、釣竿の長さでした。最初の1本は、何センチの竿にすべきか・・・。
そんな時に見つけたのが、「1本で3段階に長さ調節が可能」という優れもの、ティムコの幸釣(こうちょう)シリーズでした。
タナゴ・小物釣りに幸釣234を使ってみましたので、この竿の特徴、利点、その他に使ってみて感じたことをお伝えします。
幸釣 概要

基本情報
ブランド | ティムコ(TIEMCO) |
商品名 | 幸釣(こうちょう) |
ラインナップ | 幸釣零一二:約53/70/90cm 幸釣二三四:約0.95/1.2/1.4m 幸釣四五六:約1.4/1.6/1.8m 幸釣七八九:約2.2/2.4/2.7m |
カラー(竿の色) | アカ・ミドリ・カラシ |
重さ | 幸釣零一二:8g 幸釣二三四:27g 幸釣四五六:35g 幸釣七八九:63g |
仕舞い寸法 | 幸釣零一二:30cm 幸釣二三四:28cm 幸釣四五六:約32cm 幸釣七八九:約32cm |
税込定価 | 幸釣零一二:5,500円 幸釣二三四:5,720円 幸釣四五六:6,270円 幸釣七八九:6,930円 |
特徴

一本の竿で約0.95m、約1.2m約1.4mの3通りの長さに使うことが出来る三段スライド方式の延べ竿。
引用元:ティムコ公式サイト製品ページ
最大の特徴は、長さ調節が可能な点。上記が、公式サイトによる幸釣二三四の説明。
釣り場の環境に合わせて、臨機応変に対応できます。
携帯性

細い・短い・軽いの三拍子揃っていて、携帯・収納に便利です。
筆者は、小物釣りはだいたいバックパックを背負って自転車で行きますが、バックパック(リュック)にも余裕を持って入ります。

スーパーカブで行ったこともありますが、リアキャリアに載せているボックスにも余裕で収納可能。
仕舞い寸法は、わずか28cm、重さは、27g。持ち運びは楽チンです。
使いやすさ・感度

感度の面での使いやすさは、まだ、他の竿でタナゴ・小物釣りをやったことないので、確実なことをお伝えできないというのが、正直なところです。
ただ、ひとつ確実に言えるのは、小物釣りデビューに幸釣二三四を使い、初心者でも問題なくタナゴと小物たちを釣れたということです。

ウキの動きを見てちゃんとアタリを取って、しっかり針に掛けられます。
小さなクチボソやタモロコでも、掛かれば手元にプルプルと感触は伝わってくるので、ちゃんと楽しめます。

たまに、10cm近いコイやフナも掛かりますが、引きが強く感じられて楽しいものです。
3段階調節のメリット

デビュー当初は、毎回同じ釣り場に通っていました。
コンクリートの階段に座りながら、足もと、すぐ目の前に糸を垂らしていたので、一番短い95cmの状態で使っていました。

ある日、いつものポイントに先行者がいたので、他のポイントに移動したところ、減水していたため、水面まで少し距離がありました。
しかし、そこは幸釣。最長の1.4mに伸ばして使うことで、釣りを楽しむことができました。

やはり、1本で3本分の働きをしてくれるので、これは大きなメリットです。
95cm〜140cmでちょうどいい

小さなウキのわずかな動きを見ながら釣るので、はじめの頃は、足もと(目の前)でしっかりとウキを確認できる方が釣りやすいと思います。
かといって、少し高さがあったり、減水していると95cmでは足りない場面もありました。
デビュー時は、幸釣二三四の95cm〜140cmでちょうどいいと思っています。
言い方を変えると、95cm〜140cmで対応できる釣り場の方が、初心者には釣りやすいかと思います。
耐久性

幸釣はカーボン素材なので、基本的には軽くて強度があります。
小物釣りをしていて、釣れる魚の大多数は、10cm以下の小型魚です。なので、強度的な面では心配いらないでしょう。
今のところ、特に耐久性の面で問題は感じていません。
メリット

- 軽い
- 短く収納できる
- 長さを3段階に調節できる
1本3役が、幸釣の最大の特徴でありメリット。
デメリット
一番短い状態で使っている時は、使用していない部分は竿に収納されている状態な訳ですが、竿を振った時に収納部分から少しカラカラと音がします。
こういった細かいところが気になる方には、向いていないでしょう。
おわりに
ティムコの幸釣234は、小物釣りデビューに向いている竿だと思います。
95cm〜140cmあれば、幅広いポイント・状況に対応可能です。
タナゴ 、クチボソ、フナ、コイ、テナガエビなどなど、ちゃんと釣れているので大丈夫。
しっかりした使用感・感度を求めて、繊細な釣りを楽しむ方には向いていませんが、初めての1本に迷っている初心者の方におすすめの1本です。