【実釣インプレ】O.S.Pブリッツは機能的シャロークランク

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釣れるシャロークランクなら、オーエスピー「ブリッツ」。

キャストして巻くだけ。この単純な作業で魚を釣ることができるのは、ブリッツが高度な知識と技術によって設計され、造られているからです。

シャロークランクで迷った時、とりあえずブリッツをチョイスしておけば、良い釣果をもたらしてくれるでしょう。

本記事では、ブリッツのシャロークランキングで実際にバスを釣った筆者が、ブリッツの特徴、使い方、使ってみて感じたインプレをご紹介します。

もくじ(クリックでジャンプ)

ブリッツ 概要

ブランドO.S.P
オーエスピー
ルアー名BLITZ
ブリッツ
サイズ
(長さ)
53mm
重さ9.0g
タイプハイフローティング
フックサイズ#6
カラー展開43色
定価(税込)1,760円
※アバロン使用カラーは1,980円
発売年月2004年7月
ソース:O.S.P公式サイト(*2023年8月5日時点の情報)

特徴

サイズ感・フォルム

下:ダイワ ピーナッツ
  • サイズは53mm
  • スタンダードなクランクベイトのサイズ
  • ダイワのピーナッツより一回り大きい
  • よく見るとセミフラットボディ

小さすぎず、大きすぎずのサイズ感。

ふっくらしたボディですが、よく見るとセミフラットボディで、ピーナッツのような完全な曲線による丸みではありません。

タイニーブリッツ・ブリッツMAXとの比較

上からブリッツMAX、ブリッツ、タイニーブリッツ
左がMAX、右がタイニー
ルアーサイズ重さ
タイニーブリッツ46.0mm6.5g
ブリッツ53.0mm9.0g
ブリッツMAX62.0mm12.5g

ブリッツMAXの大きさが際立ちますね。

やはりオリジナルのブリッツは、スタンダードなサイズ感。

そしてバーサタイルロッドで投げやすいウェイト。

タイニーブリッツの場合、ベイトタックルだと飛距離があまり出ません。

幅広のサーキットボードリップ

  • 障害物やボトムにコンタクトした時の感度よし
  • 幅広でフロントフックが絡みにくい
  • 障害物の回避性能を向上させている
  • 泳ぐ際のスピードアップに寄与

サーキットボード製のワイドなリップには、上記のようなメリットが含まれています。

ハニカムスーパーHPボディ

*この画像はブリッツMR

六角形の模様をしたハニカムボディ仕様。

紹介動画の中で、並木敏成氏は障子に例えていますが、木の枠にあたる六角形を縁取る部分のみ素材が厚く、障子の白い紙にあたる部分は極薄となっています。

これにより、下記を実現しています。

  • 軽量化
  • 浮力アップ
  • 泳ぐときの(ウォブリング)速度アップ

ワンウエイトアンダーバランスシステム

お腹のあたりから露出しているのが、ブリッツに搭載された唯一のウエイト。

重心固定システムにし、泳ぐ姿勢を安定させ、カバーにコンタクトさせた時もすぐに元の姿勢に戻ります。

横アイ

上の写真、前後フックのアイを見ればわかりますが、ブリッツはアイの向きがヨコ。

これにより、前後のフックが絡みにくい距離感を保っています。

ノンラトル仕様

ラトル無しのサイレント仕様。

プレッシャーの高いフィールドでも投げやすいですね。

潜行深度

メーカー公式最大で2m弱
実践値(*)50〜80cm程度

*ナイロン14ポンドで投げてみましたが、1mも潜らないですね。

ただ、小さなフィールドのシャローで投げるなら、十分な潜行深度。

釣果データ

使用ルアーブリッツ
釣れた時期7月下旬
8月上旬
11月上旬
累計釣果5匹
最大サイズ40cm
平均サイズ約30cm
釣り場タイプ小規模河川(水路)
釣り場の水質クリア〜ステイン
マッディ
ブリッツでの初フィッシュ

ブリッツでの初フィッシュは、11月上旬の小規模河川で。

水質はかなりクリアでした。

7月下旬

7月下旬、夏特有の、湿った風と、どんよりした雲が出てきたタイミングでした。

好条件とはいえ、20分弱で3匹(27cm、34cm、30cm)。

8月上旬

そして、8月上旬。

5匹目にして、ついに40アップをゲット。

しっかり結果を残します。

使用タックル

ロッドダイワ 
ブレイゾンモバイル666TMB
リールシマノ 
SLX MGL 70
(ノーマルギア)
ラインダイワ 
BASS X ナイロン 12lb/14lb

ロッドは、バイク・自転車移動が多く、テレスコロッド(振り出し竿)を使いました。

5g〜18gまでのルアーに対応したバーサタイルモデル。

同じロッドで、タイニーブリッツも投げています。

ラインはナイロン素材。太さは最近では14lbに落ち着きました。

太い方が安心して戦えますし、太くしたからといってアクションが破綻することはありません。

並木敏成氏 推奨タックル

紹介動画の中でO.S.P代表の並木敏成氏が推奨しているのは、下記の通り。

ロッド6フィート6インチ
M(ミディアム)クラス
リール特に言及なし
ラインフロロカーボンなら12ポンドが基準

12ポンドを基準に、状況によって太さを変えることを推奨しています。

実績のあるルアーカラー

アメリカンサンフィッシュ
マットタイガー
スクロールできます
ルアーカラー釣果水質
アメリカンサンフィッシュ3匹マッディ
マットタイガー1匹クリア〜ステイン

本来ならマットタイガーはマッディな水質に強いですが、クリア寄りの水質にも効くのか試してみました。結果、20cmくらいの豆1匹。

アメリカンサンフィッシュは、なんとなくブルーギルに近いカラーなので、心理的に全く抵抗なく投げられ、しっかり釣果も残しています。

ルアーアクション

はや巻き

3匹連続でサクっと釣れた時は、けっこう速めに巻きました。

リアクションバイト狙いです。

動きが良く、安定しているので、筆者のようなクランク初心者が、ただ巻くだけで釣れます。

使ってみて感じたこと

キャスタビリティに問題なし

かなり極限まで軽量化され、さらに飛距離が出にくい固定重心タイプですが、キャスタビリティに問題は感じません。

小さな釣り場でのショートキャストであれば、狙ったスポットにしっかり着地させることが可能。

安定したハイピッチな泳ぎ

ハイピッチで、左右にしっかりボディを振るウォブリングで、安定して泳ぎます。

ノンラトルながら、ハイピッチな波動でアピール力があります。

巻くと心地よい振動が伝わる

巻いていると手元にプルプルと振動が伝わってきます。

重すぎず軽すぎず、それでいてしっかりとバイブを感じられ、クランクベイトを巻いていることを実感できます。

浮いてくるのが速い

ハニカムボディを採用して極限までボディを軽量化しているため、浮くのが速め。

これは、根掛かり回避性能の向上にも寄与しています。

根掛かりしにくい

スナッグレス性能は高め。

一度、釣り場に「良い感じの木の枝」が沈んでいたので、ワザとブリッツを突進させ、ぶつけてみました。

パコン!と弾かれて横に飛んだものの、すぐさま元の軌道にヒョイっと戻って泳ぎ始めました。

かなり仕事熱心ですね。

  • 軽量化によるハイフロート使用
  • 薄めのサーキットボードリップ
  • 固定重心による支点の安定化 

などなど、様々なポイントにより、この回避能力が実現されています。

ブリッツMRも使ったことがありますが、こちらもスナッグレス性能はかなり高め。MRの長めのリップと姿勢により実現する回避能力かと思っていましたが、オリジナルのブリッツも、なかなかの回避能力があると実感しました。

結論:釣れるシャロークランク

投げて巻くだけで、良い動きで安定して泳ぐ。そして、しっかり釣れる。頼もしいシャロークランクです。

O.S.P代表の並木敏成氏の解説動画をや公式ページの説明を見る限り、この「釣れるクランク」に仕上げるまでに、綿密に計算され、設計され、造られていることがよくわかります。

重さもちょうどよく、バーサタイルロッドでストレスなく投げられ、巻き心地もヨシ。

クランクベイトで1匹釣ってみたいという方に、躊躇なくオススメできるアイテムです。

おわりに

O.S.Pのブリッツは、確実な性能を持ったシャロークランク。

ただ投げるだけでよく釣れる、高いレベルで設計された機能的なクランクベイトです。

シャロークランクの中では、根掛かり回避性能が高く、初心者の方でも楽しみやすいはず。

初めてのクランクベイトにもおすすめしたいルアーです。

もう少し深いレンジを攻めたいなら、ブリッツMRがおすすめ。

もう少し大きいクランクベイトなら、ニシネルアーワークスのチッパワRBがオススメ。

チッパワRBのインプレはこちら

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