【実釣インプレ】ブリッツMRに死角なし カバー回避が得意なクランクベイト

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O.S.P(オーエスピー)の「ブリッツMR」は、障害物の回避能力が高く、扱いやすいサイズのスタンダードなクランクベイトです。

関東の野池にてオカッパリで使ってみましたので、使い方・釣り方、メリットを含めた所感等をお伝えします。

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ブリッツMR概要

O.S.Pのクランクベイト「ブリッツ」シリーズは、ノーマルタイプ(シャロー)、MR(ミドルランナー)、DR(ディープランナー)がありますが、本記事ではMRについてご紹介します。

基本情報

メーカー/ブランドO.S.P(オーエスピー)
商品名BLITZ MR(ブリッツMR)
サイズ(長さ)51.5mm
重さ9.5g
タイプハイフローティング
フックサイズ#6
カラー展開44色
定価(税込)1,760円/
1,980円(アバロン使用カラー)
発売年月2006年2月
製品情報ソース:O.S.P公式サイト(*2023年5月4日時点の情報)
サイズ感・ウェイト

51.5mmですが、ボディはふっくらしてボリューム感があります。9.5gは、一般的なベイトタックルで投げやすい重さですね。

他社クランクベイトとの比較
メーカー/ルアー名サイズ重さ
O.S.P/ブリッツMR51.5mm9.5g
エバーグリーン/ワイルドハンチ52.0mm9.6g
ジャッカル/マッシュボブ50MR50.0mm9.5g
製品情報ソース:エバーグリーン公式サイトジャッカル公式サイト

上の表の順番は、その上の写真の並び順を反映しています。

他社のクランクの方が、お尻に向かうにつれてスリムになるフォルムですね。ブリッツMRの方が体高がある印象。

タイニーブリッツMRとの比較
 サイズ重さ
ブリッツMR51.5mm9.5g
タイニーブリッツMR44.0mm6.3g

同じO.S.Pの小型クランクベイト、弟分の「タイニーブリッツMR」との比較です。

長さは1.5mmの差ですが、ボリューム感とウェイトはけっこう差があります。上の写真で見る限り、リップの大きさもけっこうな差がありますね。

特徴
ハイフローティング仕様

止めると、ふわっとスピーディーに水面に浮いてくるハイフローティング仕様。スナッグレス性能アップに寄与しています。

薄めのリップ

サーキットボード素材で作られた薄めのリップ。硬めの素材でボトムや障害物を感じやすい仕様。このリップがカバー回避に一役買ってくれます。

ノンラトル仕様

ラトル無しのサイレントタイプ。ハイプレッシャーフィールドでスレバスに余計な警戒心を与えず、ボリューム感ではアピールが可能。

潜行深度

メーカー公式では、2m強。小規模野池のシャローや減水した河川ではボトムノックで使えます。

釣果データ

使用ルアーブリッツMR
釣れた時期4月下旬
累計釣果1匹
最大サイズ36cm
平均サイズ36cm
釣り場タイプ野池
釣り場の水質マッディ

春、「朝マズメ+曇+風」と好条件が揃ったため、少し粘ってなんとか1匹釣れました。(※ネストを故意に狙う釣りはしていません)

使用タックル

ロッドダイワ
ブレイゾンモバイル 666TMB
リールシマノ 
SLX MGL 70
(ノーマルギア)
ラインダイワ 
BASS X ナイロン 12lb

ロッドは、バイク移動だったのでテレスコロッド(ベイト)を使いました。

5g〜18gまでのルアーに対応したモデルで、特にストレスなくキャストし、釣り上げることができました。

実績のあるカラー

黒金TG
ルアーカラー釣果
黒金TG1匹

万能カラーである黒金系カラー。

表面は透明で中は空洞、中心部に黒金っぽい反射板があります。

フラッシング効果が強めのカラー。

ルアーアクション

やや遅めのただ巻きで、ボトムノックさせました。

ボトムをコツっコツっと、ゆっくりめのテンポで小突いていた時に重みを感じ、フッキングしました。

釣れたポイント・レンジ

水面に映った空

釣れたのは護岸沿い。自分の足もと付近でバイトがありました。

この日はかなり減水しており、釣れたエリアの推定水深は40〜50cm程度でした。

使ってみて感じたこと

あくまで筆者が使用したタックル、フィールド、オカッパリ等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。

その1:飛距離は十分出る

9.5gあるので、バーサタイルロッドでストレスなくキャスト可能。十分な飛距離が確保できます。多少の風でもキャスタビリティに問題なし。

その2:巻き抵抗は少なめ

そこそこのボリューム感ある体格ですが、巻き抵抗は少なめに感じます。薄めのリップも手伝ってボトムや障害物を感じやすいです。

その3:浮くのが速い

巻くのを止めた時、スピーディーにフワッと浮いてきます。障害物に引っ掛かった時に止めると、素早く浮いて回避可能。

その4:ノンラトルで低刺激

ボリュームで存在感をアピールしつつも、音の面では控えめなノンラトルで、スレバスに効果的な仕様。

高速巻きでガチャガチャとアピールするだけがクランクベイトではないと、初心者の筆者は認識させられました。

その5:圧倒的な根がかり回避性能

中層より下を潜るクランクベイトをあまり投げてこなかった理由は、根がかりが多いから。

しかしながら、筆者が通う「根がかり頻発野池」でほとんど根がかりすることなく、安心して巻くことができました。

前傾姿勢で泳ぎ、大きめのリップがフロントフックを守ってくれるため、スナッグレス性能は抜群。

木の枝などにコツっとぶつかったり、引っ掛かったら、巻くのを止めると浮いてきてくれます。それでもダメなら、ロッドを軽くクイっと上にしゃくると、外れてくれることが多いです。

その6:レンジは大事

釣ったのは痩せぎみのバスだったので、省エネモードだったと推測。

ボトムノックで釣った訳ですが、おそらく、水底で休んでいたところ、目の前をブリッツMRが通り過ぎたのでバイトしたのだと思います。

何故なら、何分か前に、全く同じポイントでスピナーベイトを巻いていたからです。

表層付近、頭上を通り過ぎるスピナーベイトには反応せず、ボトムを小突くブリッツMRには反応したのかと・・・。

レンジだけの話ではないかもしれませんが、違ったタイプのルアーで違ったレンジを巻いてみることの大切さを痛感しました。

おわりに

ブリッツMRは、小規模フィールドでのオカッパリで、中層〜ボトムレンジを攻略するのに活躍するでしょう。

いかにも初心者な理由ですが、筆者は根がかりを恐れて、クランクベイトをほとんど投げてきませんでした。

しかし、ブリッツMRやタイニーブリッツMRを投げてみて、中層〜ボトムへの苦手意識がかなり軽減されました。素晴らしい根がかり回避能力です。

筆者と同じく、根がかりが心配な初心者アングラーにぜひとも試してもらいたいクランクベイトです。

参考記事

シャローを攻めるなら、オリジナルのブリッツがおすすめ。

弟分の「タイニーブリッツMR」も、根がかり知らずの優秀なクランクベイトです。

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