ジャッカルのフィネスなカーリーテール系ワーム、フリックカーリー4.8インチ。
フリックカーリー4.8を使い、オカッパリでバスを釣って、実力を検証してみました。
使用したリグ(仕掛け)をはじめとした、使い方・釣り方、使ってみて感じたことをお伝えします。
フリックカーリー4.8 概要

基本情報
ブランド | ジャッカル JACKALL |
ルアー名 | フリックカーリー4.8インチ Flick Curly 4.8” |
サイズ | 4.8インチ |
入数 | 8本 |
推奨フックサイズ | オフセット#1、#1/0 |
税込定価 | 880円 |
重さ

重さは一つあたり約3.6g。
スピニングで扱うにはちょうどいい重さです。
サイズ感・フォルム

フリックシェイクからテールが生えているような感じですね。

ボディだけ見ればフリックシェイクそのもの。

薄くて長めのテールが、ナチュラルアクションのキーポイント。

ゲーリーヤマモトの6インチカーリーテールワームと、同等のサイズですね。
ただ、フリックカーリーの方が、テールが占める割合が大きいように感じます。

4インチカットテールワームと比較すると、ボディ部分は同じくらいのサイズで、テール部分で差が出ている感じです。
釣果データ


使用ワーム | フリックカーリー4.8 |
使用リグ | ライトテキサスリグ スプリットショットリグ |
釣れた時期 | 9月10月 |
累計釣果 | 4匹 |
最大サイズ | 22cm |
平均サイズ | 約17cm |
釣り場タイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | ステイン〜マッディ |
9月は小型の個体がかなり活発で、小バスが3匹釣れました。
10月下旬、ターンオーバーが発生している、かなり冷え込んだ時期に1匹を追加しました。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール | シマノ セドナ 2500S |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 6lb |
ロッドは、原付バイク・自転車に便利なテレスコロッド(振り出し竿)を使用。
1.8g-7gに対応したライトバーサタイルロッドです。
リールもラインも、安物。

ライトテキサスリグ

小ぶりなバレットシンカーとオフセットフックを使った、ライトテキサスリグ。
ストッパーは使わず、シンカーがフリーで動く仕様です。
使用フック・サイズ
使用したのは、デコイのエスエスフックワーム19(公式サイト)。
スピニング専用のフックです。
様々なワームに使ってきましたが、スピニングで投げるなら使いやすくておすすめです。
サイズは、#1を使用。
使用シンカー・重さ

レインズのTGスリップシンカー(公式サイト)。
穴にチューブが通っているので、ラインが傷つきにくい仕様。もちろん、ラインを通しやすく、おすすめ。
重さは、1/16oz=1.8g。
スプリットショットリグ

かなり冷え込んだ10月下旬は、スプリットショットリグを使用しました。
よりナチュラルな動きで誘うことができます。

使用フック・サイズ
ライトテキサスリグと同様に、エスエスフックワーム19の#1を使用。
使用シンカー・重さ

ウォーターグレムリンのラウンドスプリットショット。コスパ重視で選ぶならこれですね。
重さは、1.66gを使用。
実績のあるカラー

カラー | 釣果 |
ライトスモークシャッド | 3匹 |
チャートバックシャッド | 1匹 |
ステイン寄りのフィールドでは、ライトスモークシャッドで。
もう一ヶ所は、カフェオレ系の強い濁りに加えて、ターンオーバーの影響でかなり水質が悪化していましたが、チャートバックシャッドでちゃんと釣れました。
ルアーアクション

ただ巻き(スイミング)
ライトテキサスリグで釣った最初の2匹は、ただ巻きのスイミングで釣りました。巻く速度は普通。
水深20cm程度のレンジを、護岸際に沿って巻いているとバイトがありました。
リフト&フォール
こちらもライトテキサスリグで。
斜め護岸の際に投げて、際際でリフト&フォールすると、小バスのスクールの中の1匹が反応しました。
中層スイミング(ただ巻き)
これは、スプリットショットリグでのアクション。
対岸の護岸際にキャストし、水深30cm程度をやや遅めに巻いてきたところでバイトがありました。
使ってみて感じたこと
*あくまで筆者の使用タックル、リグ(仕掛け)、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
アピールが控えめな釣りに向いている

長く薄いテールによるニョロニョロ、フワフワしたような動きは、かなりナチュラルで控えめにアピールします。
シルエットもサイズも似ているゲーリーヤマモトの6インチカーリーテールワームと比べて、よりナチュラルなアクションだと感じました。
フリックカーリー4.8の商品パッケージには、ダウンショットリグに適している旨の記載がありますが、やはりナチュラルなアクションを前提としているのでしょう。

筆者の場合は、ライトテキサスリグとスプリットショットリグで、やはり、割と控えめなアクションで釣ることができています。
スプリットショットリグでは、ピーカン+ほぼ無風といった状況で釣ることができました。
万能性が高いワーム

グラブと同様、やはりテールが付いているというのは、大きな強み。
リグを選ばず、様々なアクションに対応できるので、非常に助かります。
例えば、スプリットショットリグで使うときは、ズル引き、リフト&フォールだけでなく、中層スイミングでも釣ることができます。ヤマセンコーやイモグラブのようなワームではそうもいきません。
おわりに
フリックカーリーは、ナチュラルアクションで誘える万能型のワームです。
スピニングで扱うのに適した重さとサイズ感で、初心者の方でも使いやすいでしょう。
どんなリグでも使えるのは大きな武器ですね。
令和の現在、カーリーテールはあまり人気がないですが、万能でよく釣れるので、個人的には好きなワームです。
初めてのカーリーテールワームにぜひ、使ってみてはいかがでしょうか。
カーリーテール系なら、ゲーリーヤマモトの6インチワームもおすすめ。
