ジャッカルのカエル型ワーム「クローンフロッグ」はスピニングタックルでも投げられるので、初心者の方でも気軽に楽しめます。
水面を泳がせるイメージが強いカエル系のルアーですが、クローンフロッグを何故か水中で泳がせてバスを釣ってしまいました。
オカッパリで使用してみた所感、使い方・釣り方をご紹介します。
カエルがうろつくのは春から初秋

2020年〜21年にかけて、筆者は関東の某野池に、1年間、毎月通い続けました。田んぼに囲まれた野池です。
観察した結果、4月から10月まで、ピョコピョコしてました。
春から初秋まではカエル系ルアーの出番がありそうです。
クローンフロッグ概要

基本情報
入数 | 3 |
定価(税込) | 528円 |
色数 | 9 |
推奨フック | オフセット#1・1/0 |
ジャッカルの「赤パケ」シリーズの一つ。ワンコインで気軽に買える価格設定が魅力。
重さ

重さは、一つあたり、約7g。なんとかスピニングタックルでも投げられる重さ。
サイズ感

ゲーリーヤマモトの4インチグラブと比べるとこんな感じ。けっこう、食べ応えのあるサイズ感。
フォルム(形状)

野池や田んぼで見かけるカエルそのもの。ただ、腕はなく、長めの2本の足でアピールします。
背中には、オフセットフックの針先を隠せるスリットが入っています。
釣果データ

使用ワーム | クローンフロッグ |
使用リグ | ノーシンカー |
釣れた時期 | 9月中旬 |
累計釣果 | 2匹 |
釣れた最大サイズ | 約20cm |
平均サイズ | 約20cm |
釣り場のタイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |
少し暑さがやわらいできた9月中旬、入れ食い状態となるも、なかなかフッキングが決まらず2匹しか釣れませんでしたが、ポテンシャルを感じることができました。
使用したタックル

ロッド | シマノ BASS ONE XT 263L-2 |
リール | シマノ ネクサーブ2500S |
ライン | ダイワ バスXナイロン 5or6lb |
クローンフロッグは7gなので、ギリギリ、スピニングタックルでも投げられました。
シマノの入門機種と、安いナイロンラインです。

使用リグ(仕掛け)

メーカー推奨の基本セッティング通り、オフセットフック#1を使った、ノーシンカーリグで釣りました。
使用フックとフックサイズ
スピニング専用オフセットフック、デコイのエスエスフックワーム19。
#1を使用。
クローンフロッグに限らず、スピニングで投げる時は様々なワームに使っています。
実績のあるカラー

カラー | 釣果 |
アカガエル | 2匹 |
スカッパノンっぽい色で2匹。
カフェオレっぽい濁りの中で、ちゃんとバスが見つけてくれました。
ルアーアクション・ワームの動き

最初は基本に忠実に、水面でストップ&ゴーや軽いトゥイッチでちょこちょこ泳がせていました。
ある時、かなり強めにロッドを動かしてトゥイッチしたところ、クローンフロッグが水中に潜ってしまったのですが、そのまま水中でトゥイッチを続けたところ、バイトがありました。
水中を泳ぐ際も、足の動きが本物のカエルそっくりで、本当にリアルです。
釣れたポイント・レンジ
釣れたのは、いずれも川の中央あたり。小バスの群れが溜まったいたようです。
レンジは、おそらく水深20〜30cm程度だったと記憶しています。減水していたので、バスとの距離がかなり近かったと思われます。
使ってみて感じたこと
- 動きがとにかくリアル
- 水中を泳がせたところ反応が良かった
- スピニングを使ったがフッキングが難しかった(当時は入門時期)
少し補足します。
水中を泳がせると、規則的に足がピョコピョコと伸びだり縮んだりするのですが、これがかなりリアルです。
また、釣れたのは2匹ですが、その際は、実は入れ食い状態でした。当時はまだ入門期間で、オフセットフックでのフッキングに慣れておらず、10回くらいのバイトに対して、しっかり掛けられたのは2匹だけでした。
フッキングは、意識してしっかり合わせないと、初心者には難しいかもしれません。
おわりに
表層を泳がせることが基本とされているクローンフロッグですが、水中を泳がせてバイトを得られることも判明しました。
もちろん、表層でトップウォーターとして楽しむのも面白いでしょう。
クローンフロッグのリアルな動きは、バスの捕食本能を刺激する力を持っています。
オープンエリアであれば、一般的なスピニングタックルにナイロンラインで投げられますので、初心者の方でも楽しみやすいフロッグ系ルアーだと思います。
ぜひ、クローンフロッグを水中で泳がせてみてください。
他にも、初心者でも楽しめる赤パケシリーズがあります。
