USB電源とスマホホルダーがあると、スーパーカブで移動できる範囲が大幅にアップし、遠征・ツーリングがより楽しく快適になります。
また、モバイルバッテリーを持参する機会が減るというメリットも。
本記事では、スーパーカブ110(JA07型)に乗っている筆者が、JA07カブに取り付けたUSB電源、クランプバー、スマホホルダーを紹介し、さらに使用して数ヶ月が経過したインプレをお伝えします。
【USB電源】デイトナ バイク専用電源 Lightning

ブランド | DAYTONA(デイトナ) |
製品名 | バイク専用電源 Lightning |
品番 | 15645 |
税込定価 | 5,170円 |
筆者はiPhone SE2を使っているので、Lightningタイプ
を使用しています。Lightningではなく、Type-Cバージョンもあります 。
「USB電源」と「充電ケーブル」の一体型

この製品にした理由は、「USB電源」と「充電ケーブル」が一体型になっているから。
別々に二つ買う手間が省けるから良いなと思いました。
端子部分にはキャップが付いている

スマホに差し込む端子部分ですが、キャップが付いています。

ですので、使用していない時はキャップを被せることで、雨や朝露などで濡れることを防げます。
USB電源の取付に別途必要な部品
下記の部品を、別途購入して使用しました。
ブランド | KIJIMA(キジマ) |
製品名 | 防水カプラーセット HM090 4P オス・メス端子 1セット |
品番 | 304-7132 |
税込定価 | 770円 |
USB電源 取付位置
*取付は専門家や熟練者がやるべし
このUSB電源の取付に関しては、説明書を読んで「危ないからやめておこう」と思い、整備士資格を持つ友人に取り付けてもらいました。
よっぼどの経験と知識がない限りは、専門家・熟練者にお願いしましょう。
ここでは、取り付ける位置の参考になりそうな写真をご紹介します。
*USB電源の充電コードをホールドしておくハンドルクランプのクランプバーへの取付方法は、本記事の下方(クランプバー取付方法の項目内)に記載しています。




キーシリンダーの裏側に、USB電源の「変圧器」があります。




ヘッドライト後ろ、カウルの中を通して、最後は右ウインカーの後ろを通ってケーブルが出ている状態。


【クランプバー】デイトナ マルチバーホルダー ミラークランプタイプ

ブランド | DAYTONA(デイトナ) |
製品名 | マルチバーホルダー ミラークランタイプ |
品番 | 78031 |
税込定価 | 1,980円 |
主な用途 | ナビ スマホ ETC レーダー シガーソケット ドリンクホルダー (上記の取付) |
仕様 | パイプ径:Φ22.2 有効パイプ長:右40㎜ 左40㎜(パイプ全長100㎜) バーリングワッシャー付属でM10ミラー、M8ミラーに対応 |
こちらは、スマホホルダーの取付に必要な、クランプバー。
ミラー取付部に装着するタイプなので、取付は非常に簡単。
クランプバー取付方法
ひとことで言うなら、「ミラーの下に噛ませる」という感じ
必要な工具

- スパナ 12mm幅 ×2本
ミラーを緩めたり締めたりするのに、12mmのスパナが2本必要です。
筆者の場合、1本はモンキーレンチで代用しましたが、スパナ2本の方がやりやすいと思います。
ミラーのネジの構造
クランプバーを取り付けるにあたり、ミラーの構造を覚えておきましょう。

上の写真の通り、ミラーの根元には黒いプラスチックのキャップが被さっています。

この黒いキャップは簡単にズラして外すことが可能。
外すと、ネジが二つ見えます。

下のネジは、カブ本体に固定するための、土台的な役割を果たします。
上のネジは、ミラーの調整・固定に使います。

ミラーの調整は、スパナ2本を使って行います。
締めるときは、上の写真の通り。
上のネジ | 反時計回りで締まる |
下のネジ | 時計回りで締まる |
手順

上で紹介した原則をもとに、ミラーを外します。
下のネジを反時計回りに回して緩めればOK。

クランプバーを噛ませて、今度はネジを締めていきます。
下のネジを時計回りで閉めればOK。

ミラーの方向・角度がズレてしまった場合は、スパナ2本を使い、上のネジを回して調整します。

これで、スマホホルダーの取付準備ができました。
ハンドルクランプ(USB電源付属品)の取付

クランプバーの取付が完了したら、USB電源の充電コードをホールドする、ハンドルクランプを取り付けます。

付属の「リリースタイプ結束バンド」で固定するだけ。
このバンドは、繰り返し取付と取り外しが可能なタイプ。


【スマホホルダー】クイックホールド ビートル KDR-M14C


ブランド | KAEDEAR(カエディア) |
製品名 | クイックホールド ビートル KDR-M14C |
仕様 | ホルダーサイズ:縦幅130mm〜175mm、横幅60mm〜90mm、厚さ1.5cm 認証:IP66、CE、FCC、ROHS 素材:アルミニウム合金+ステンレス + ポリカーボネート+ ABS セット内容:本体、バーマウント(32mm)、ミラーマウント(M10/22.0mm)、径変換アタッチメント(12.7/22.0/25.4mm)、2㎜ラバーテープ、取り付け工具(六角レンチ)、日本語説明書 |
対応スマホ | Apple iPhone 14 / 14Plus / 14pro / 14pro max / 14mini / 13 Pro Max / iPhone 13 Pro / 13 / 13 mini / 12 Pro / 12 / 12 Pro Max / 12 mini / SE(第2 / 3 世代) / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / X / XS / XR / XS Max / 8 / 8 Plus / Samsung Galaxy S10 / S10+ / S9 / S9 Plus / S8 / S8 Plus |
Amazonでスマホホルダーを探していたのですが、星の数ほどあって迷ってしまうんですよね。
決め手となったのは、下記の3つのポイント。
- 日本の中小企業を応援したい
- Amazonのレビュー数が多く評価が高い
- 分厚いスマホケースにも対応
iPhone SE第二世代を使っているので、本体はさほど大きくないのですが、けっこう頑丈で大きめのスマホカバーを使っており、サイズ選びに迷いましたが、ちゃんと使えました。
スマホホルダーの取付

上の写真は、完成図。
筆者の取付位置です。ご参考まで。
クランプバー右側 | ハンドルクランプ(デイトナUSB電源の付属品) |
クランプバー左側 | スマホホルダー(カエディア) |
取付の手順

デイトナ「マルチバーホルダー ミラークランタイプ」には、スマホホルダーに付属している22mmのアタッチメントを使用します。

クランプバーに巻き付けます。


アタッチメントの上に巻き付けるようにして、ボルトで固定します。


付属の六角レンチで、しっかりと締めます。



ジョイントナットを締めてスマホホルダーを固定します。

スマホホルダーの使い方
スマホのセット方法

スマホホルダー中央の赤いボタンが、「ホールドボタン」。

スマホを置くようにして、赤いホールドボタンを押し込みます。

これでホールドが完了。
スマホのリリース方法

左右に突き出ているリリーレバーを中央に押し込むだけ。

至ってシンプル。
スマホホルダーを削った

スマホはがっちりホールドできたものの、USB電源の端子を差し込む際に、上の写真の赤丸部分が原因で、端子がスマホに差し込めず、充電できませんでした。

上の写真のように、やすり棒で削りました。

削ることで、端子がしっかりとスマホに届くようになりました。
スマホホルダーのホールド力

走行中に揺れた時に、スマホが落下しないの??
おそらく、取付を検討するにあたり、みなさんが心配になるポイントだと思います。
筆者の場合、取り付けてから4ヶ月ほど経過していますが、今のところ、落下したことも落下しそうになった場面もありません。
幹線道路で時速60kmで走っていて、路面の凹凸でガタンと大きく揺れたときも大丈夫でした。
メリット
USB電源とスマホホルダーを取り付けたことによるメリットは、下記の通り。
ナビを使って遠征できる

ナビを使えるようになったので、下記のようなメリットが発生。
- 遠い場所まで遠征がしやすくなった(メンタル的にも)
- 道に迷わずに辿り着けるようになった
- 道に迷わないので時間を節約できるようになった
今までは、道を覚えた片道20-30分くらいの場所へ釣りに行くことがほとんどでしたが、今では片道1時間くらいの場所へのプチ遠征が増えています。
モバイルバッテリーを持参する必要がなくなった
今までは念の為モバイルバッテリーを持ち歩いていましたが、今では移動の度にスマホを充電できるので、モバイルバッテリーいらずに。
今のところ日帰り遠征や日帰りツーリングだけなので、モバイルバッテリーなしでなんとかなっています。
デメリット
USB電源とスマホホルダーを取り付けたことによるデメリット。
雨に気を遣う

USB電源の端子にはキャップがついているのでそこまで心配はしていませんが、それでも雨の日は気を遣うようになりました。
しっかりキャップを被せたか、確認する必要があります。
その他
うーん、今のところは思いつかないですね。
強いて言うならば、見た目的にちょっとゴチャゴチャするくらいでしょうか。
しかし、「カスタムしている感があって良い」という見方もできますね。
おわりに
USB電源とスマホホルダーを取り付けると、行動範囲が一気に広くなり、遠征やツーリングが何倍も楽しくなります。
また、いざというときに電源を確保できるというのも、かなり心強いですね。
長距離移動を楽しみたいと考えている方には、ぜひおすすめしたいです。
参考記事
その他にも取り付けたカスタムパーツがあります。
JA07カブに取り付けたLEDヘッドライトのインプレはこちら
