釣行時の足として使っているスーパーカブ110(JA07型)に、ホンダ純正フロントバスケット(前カゴ)を取り付け、しばらく経ちました。
バス釣り、渓流釣り、普段使いでのメリット・デメリットが見えてきました。
フロントバスケットを取り付けようか迷っている方に向けて、感じたこと、良い点・悪い点をなるべく詳しくご紹介します。
フロントバスケット概要

ホンダ純正のフロントバスケットです。
基本情報
メーカー | ホンダ |
商品名 | フロントバスケット |
品番・型番 | 08L73-KZV-J00ZB |
サイズ | 間口部:330(前幅)×330(後幅)×240(奥行き)mm 底 部:270(前幅)×270(後幅)×160(奥行き)mm 深 さ:160(前深さ)×200(後深さ)mm |
材質 | スチール |
カラー | ホワイト |
容量 | 約11リッター |
許容積載量 | 3.0kg |
税込定価 | 2,090円 |
実勢価格
筆者は2022年4月にAmazonで購入。1,900円台でした。
ホンダ純正フロントキャリアが必要

フロントバスケットをカブに取り付けるには、フロントキャリアも必要。
フロントキャリアの情報とカブへの取付方法は、下記の記事にまとめています。

積載力

軽くて小さめのウェアやアイテムの積載に適しており、あと少し載せたいって時に役立ちます。
そこまで大きいカゴではないし、3kgまで対応なので、基本的には小物衣類、釣り用のレインブーツとウェーディングシューズを積載しています。

渓流釣り用のウェーディングシューズがすっぽり収まる程度の積載力。
本格的なキャンプツーリングのために大量に荷物を積み込むのには向いていないと思います。
バネ付き荷物押えバーの強度

写真の通り、荷物が跳ねたり落ちないように、「バネ付き荷物押えバー」がついています。
強度はというと十分に強く、引っ張って放すと「バチン!!」となるレベル。

普段は、釣りに向かうときに、帽子(キャップ)をカゴに載せて、このバーで押さえています。
また、ペットボトルなどのゴミが出たときにも同様に使っていますが、モノが落下したり飛んで行ったことはありません
ヘッドライト照射範囲への影響

ヘッドライトの照射範囲について、心配な方も多いかと思います。
結論から言うと、照射範囲を狭めてしまいます。が、走行に支障はない範囲と思っています。
実際に、どの程度の影響が出るのか、撮影した写真を下に載せます。
ちなみに、使用しているのは、LEDヘッドライトです。使用LEDヘッドライトの記事はこちら。
ハイビームとロービームの差は、写真ではわかりにくですが、一応、両方載せます。
また、撮影はiPhone SE 第二世代のカメラ。
フロントバスケット無しの場合


LEDなので明るく、照射範囲もバッチリ。
空のフロントバスケットありの場合


やはり、バスケットをモロに照射し、影ができてしまいます。
荷物を積載したフロントバスケットありの場合


試しに、釣り用のバッグを載せて撮影したもの。バッグは、バスケットから少しハミ出てしまっている状態。
*極端な例としてバッグを無理やり詰め込んでおり、普段は、このような状態で走ることはありません。
横から見てみたところ、カブの前方2〜3mはライトが照射されず、真っ暗でした。
この日はこの状態で、10分ほど暗い田園地帯を走って帰りましたが、走行中は、2〜3m前方ではなく、もっと前方を見ながら走るので、特に支障はありませんでした。
ですが、このライトへの影響が気になる方は、前カゴではなく、別の方法で積載量を増やすと良いでしょう。また、カゴの前方に補助ライトをつけている方もいるようです。
筆者の場合は、カゴにモノを詰めた状態で、夜間に走行することはほとんどありませんので、今のところは支障なしです。
メリット

- グローブやキャップなどの小物・アイテムの積載に便利
- 濡れた釣り用レインブーツ・ウェーディングシューズの積載に便利
- コンビニで買い物した時なども便利
- 一時的なヘルメット置きとしても使える
- 荷物押さえバーで物の落下を防げる
デメリット

- カゴが空の状態で走ると振動で金属が響くような音がたまに出る
- ヘッドライトの照射範囲を狭めてしまう
- 別途フロントキャリアの購入・取付が必要
- 見た目のスタイリッシュさが損なわれる
おわりに
フロントバスケット(前カゴ)を取り付ける理由は、人によって様々。
筆者の場合は、釣りの足として使っており、レインブーツやウェーディングシューズを濡れたまま積載するのに便利だと思って購入しました。
実際、おかげで釣りは快適になり、バス釣りに続いて渓流釣りデビューもできました。
もちろん、釣りだけでなく、普段のちょっとした買い物でも役立っています。
ヘッドライト照射範囲への影響が一番のデメリット。
夜間に走行することが多く、照射範囲が気になってしまう方は、取り付けない方がよいでしょう。
参考記事
フロントバスケットとフロントキャリアの取付方法は下記の記事で確認できます。
