スーパーカブ110(JA07型)で頻繁に釣りに行く筆者ですが、釣りで濡れたブーツ類を入れて運ぶのに便利だと思い、ホンダ純正フロントキャリアとフロントバスケット(前カゴ)を購入しました。
筆者が購入した製品と取付方法・手順をご紹介します。
筆者は電動ドリルを所持していませんので、原始的な取付方法の紹介となります。
フロントキャリア概要
フロントキャリアはホンダの純正品で、フロントバスケット取付用の製品です。Amazonで購入しました。
基本情報

メーカー | ホンダ |
商品名 | フロントキャリア |
品番・型番 | 08L40-KWV-000 |
サイズ | 180(長さ)×100(幅)mm |
材質 | スチール製 |
カラー | ブラック |
許容積載量 | 5.0kg |
製造国

タイで生産されています。
フロントキャリア取付に必要なもの
筆者は前述の通り、電動ドリルを持っていないので、メーカー公式の指示にそむく形となりましたが、筆者が使用した工具類をご紹介します。
その1:キリ(錐)

3ヶ所あるうち、中央のボルト部分に穴を開ける際に必要となります。
その2:ドライバーセット(またはニッパーとラジオペンチ)

キリで穴を開けた後、その穴を徐々に拡張する際に使用しました。ですが、ニッパーやラジオペンチがあった方が楽かなと思います。
その3:T型レンチ(12mm/10mm/8mm)

純正ボルトを取り外す際、そしてフロントキャリアを付属ボルトで締めて固定する際に必要。使用するサイズは8mm、10mm、12mm。
T型レンチを持っていなかったので、この際と思い、セットを購入しました。
このベッセルというメーカーのTバーソケットセット(460NT-9S)、日本製ながらセットで2,000円以下で、ちゃんと使えました。
ただ、ケースが付属されていないのがデメリットです。
フロントキャリア取付方法

フロントキャリアは、フロントフェンダの上に取り付けます。フェンダの上にある中央の部分(上の写真の丸印)、ここを加工します。
手順1:バリを取り除く

バリの接続部分6ヶ所をニッパーで切り、ラジオペンチなどで取り除くと楽でしょう。筆者はカッターで切ろうと思いましたが、なかなか切れずに断念しました。

カッターをあきらめた後、筆者の手元にはキリとドライバーセットしかなかったので、徐々にドライバーを太くして穴を拡張させていき、最後は穴に太めのドライバーを突っ込んで、ねじるようにして取り外しました。
この際、カウルがバキっと折れないように慎重にやりました。

上の写真の通り、少しバリが残ります。気になる方はヤスリなどでキレイにしましょう。筆者はガサツなのでそのままにしました。
とにかく、手元にある道具で、このバリを取り除けばOKということです。
手順2:純正ボルト(3ヶ所)を取り外す

左右の純正ボルトは8mm。反時計回り(左まわり)にまわして緩めていきます。
ちょっと見づらいですが、上の写真の通り、中央のボルトに到達するまでには、けっこう奥行きがあるため、T型レンチでないと難しいです。

中央のボルトは12mm。同様に外します。
手順3:フロントキャリアを付属のボルトで締める

フロントキャリアに付属している3本のボルトを使い、フロントキャリアを取り付けます。
上の写真、左の長いボルトが中央部用。その他の2本が左右のボルト。

上の写真のように、ボルト類をフロントキャリアの穴に通して取り付けます。

上の写真は、横からの図。(ボルトを締める前)

上の写真は、上からの図。(ボルトを締める前)

付属ボルトは、中央は純正と同じく12mm。左右は純正より太くなり、10mmとなります。
説明書にも記載がありますが、確実に締め付けるようにしましょう。

しっかりとボルトを閉めたら、取付完了です!
フロントバスケット概要
フロントバスケットもホンダの純正品です。Amazonで購入しました。
基本情報

メーカー | ホンダ |
商品名 | フロントバスケット |
品番・型番 | 08L73-KZV-J00ZB |
サイズ | 間口部:330(前幅)×330(後幅)×240(奥行き)mm 底 部:270(前幅)×270(後幅)×160(奥行き)mm 深 さ:160(前深さ)×200(後深さ)mm |
材質 | スチール |
カラー | ホワイト |
容量 | 約11リッター |
許容積載量 | 3.0kg |
税込定価 | 2,090円 |
製造国

こちらは中国製。
フロントバスケット取付に必要なもの

太めのプラスドライバーがあればOKです。
フロントバスケットの取付方法
付属品

まず、フロントバスケットの付属品についてです。上の写真の4種です。
部品名 | 個数 |
ステー | 2 |
ワッシャ | 4 |
スクエアナット | 4 |
6mmスクリュ | 4 |
付属品の取付位置

上の写真は、横から見た図。4ヶ所を締めて固定します。
付属品・パーツを重ねる順番

部品・部位を重ねる順番は、上の写真と下記の表の通り。上からの順番です。
部品・部分 | |
1 | 6mmスクリュ(ネジ) |
2 | ワッシャ |
3 | フロントバスケット本体 |
4 | フロントキャリア本体 |
5 | ステー |
6 | スクエアナット |
取付手順
手順1

フロントバスケットの穴に6mmスクリュを通した状態で、フロントキャリアの上に置く(ワッシャも忘れずに!)。
手順2

キャリアの下からステーをあてがい、手でスクエアナットを途中まで締める。
特にハンドル側に近い2ヶ所は、手を差し込む感じで取付がしづらいですが、頑張ります。
手順3

仕上げに、上からプラスドライバーで4ヶ所をしっかり締める。
下からスクエアナットを途中まで締めていれば、あとはプラスドライバで締めていくと勝手に強く固定されていく感じです。
完成!

しっかり固定できたら、フロントバスケット(前カゴ)の取付完了!

試しに、バス釣りで使っている長靴を入れてみました。うん、いい感じです。
おわりに
ホンダ純正のフロントキャリアとフロントバスケットを購入してみましたが、合わせて5,000円台で、けっこうリーズナブルな買い物だったと思います。
いずれも、電動ドリルなしでも取付可能。こういったDIYや整備のようなことは苦手な筆者ですが、それでも問題なく、簡単に取り付けることができました。
積載力がアップし、さらに釣りや買い物が快適になりそうです。
本記事が、少しでも、どなたかの参考になれば幸いです。
参考記事
釣りや普段使いでのインプレを記事にしました。下記をご覧ください。
